ハモコミ通信2004.6

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パフォーマンスの構成要素 その 1        


 一瞬むずかしげなタイトルですが、簡単なお話です。

 相手に何かを伝えようとするとき、言葉そのものももちろん大切だけど、その他のことにも気を配ろう、というお話です。言葉以外の様々な要素を把握して、等身大の自分を誠実に伝え、ハーモニーある関係づくりを目指しましょう。

 話し方教室の新島昇先生によると、話力は、①誠実 ②熱意 ③対応力 だそうです。「誠実」とは、言っていることとやっていることが一致している、ということ。「熱意」は説明するまでもありませんが、「対応力」は相手を思いやる、時と場をわきまえる、ということでしょう。先生によれば、「熱意」に欠け「対応力」ができていない人が実に多い、とのことでした。実際私などもこれをはずして反省することしばしばです。

 さて、電話でのコミュニケーションを思い浮かべてみましょう。顔が見えませんから、言葉そのものとそれ以外の音声表現が重要ですね。声の調子、高さ、強弱、テンポ、アクセント、声量、間の取り方、一息つくときの呼吸音、などです。これらを周辺言語と呼んでいます。やはり前述の3つの話力のポイントがその根底には必要となってきますね。それと相手の状況を理解しようと努める姿勢、感じとる感度も重要ですね。

 言語と周辺言語を合わせても、まだ半分にも達していません。

 今回はその他のうち、「モノによる自己表現」を取り上げます。

 弊社では、「モノによる自己表現」の部分を一部担っております。お客さまに差し上げるモノ。時として「記念品」だったり「謝礼品」だったり「販促粗品(ノベルティ)」だったりします。その存在価値は時として0%に近い場合もあるでしょう。有効的に機能するときは、相手とのコミュニケーションの重要な割合を占めることもあるわけです。もちろん、目指すは後者のほうです。

 徳島県の「いろどり」という会社は、料理の添え物などに使われる葉っぱビジネスを展開しています。小さなモミジやナンテンなどが器を彩り目を楽しませてくれます。絶対になければ困るというものではありません。しかし、時には食事の会話が弾むきっかけをつくる準主役ともなり得るものじゃないかと思います。

 弊社の小物もみなさまのコミュニケーションの名脇役として活躍できるよう、よりよい提案に努めたいと思います。


2004.06.01:壱岐産業:[事務局ノート]