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男と女のコミュニケーション !?
何年か前に「話を聞かない男、地図が読めない女」という本がベストセラーになりました。我が家でもよくおこる夫婦のすれ違いコミュニケーション。これが少なくなるだけで世の中が劇的に変化する(よくなる)って感じませんか?
ジェームス・スキナー氏によると、男も女もコミュニケーションの目的を間違えている或いは知らない人が多い、そうです。その目的とは、「相手の素晴らしい気持ちを創り出すこと」です。コミュニケーションがうまくいかないときの反応として、その現実を ①無視する、②拒否する、③正当化する、④他人のせいにする、⑤自分に責任があることを認め行動を変える、という5段階があるといいます。⑤の段階にならないとうまくいかないというのは、冷静に考えれば明らか。でもその時の気分や状態によって、ついつい①~④になってしまうこともしばしばですよね。
さて、女性が男性に何かの問題を持ちかけるとき、解決策を提示して欲しいのではないようです。その問題があることを認めてもらい、同じ気持ちで話をしたいわけです。女性は問題を話しあうことそのものが重要だと、一般的には言われているようですね。聞き手側(男性)のポイントは感情移入をして聴くということです(なかなかむずかしいのですが…)。相手の気持ちを確認しながら自分の言葉で返してやる、ということを何度か繰り返すことによって、お互いのコミュニケーションが深まっていくのです。
一方、男性はどちらかというと面倒な話が苦手です。実は太古の昔の遺伝子が影響しているという説もあります。原始時代、狩りに出かけたものの何の収獲も得られず帰ってくると、心も体も傷ついています。そんな時、ストレス解消の一番の方法は、その問題を忘れるということ。つまり家族の食糧確保という重要問題について女性から話しかけられても、逃げ腰になってしまうわけです。聞き手側(女性)のポイントは、「気持ち」の部分は避けて、具体的な解決策などにしぼった話し合いにもっていく、ということです。
いずれにしても「相手の素晴らしい気持ちを創り出すこと」を念頭において、相手に対してプラスの言葉で包んであげるということで、いい関係をつくっていきましょう! 夫婦や恋人同士はもちろん、職場内や対顧客との関係においても。
ハモコミ通信2005.7
2005.07.01:壱岐産業:[事務局ノート]