HOME > 事務局ノート

ハモコミ通信2010年10月号「道徳の国」・「髪で貢献」

  • ハモコミ通信2010年10月号「道徳の国」・「髪で貢献」


▲クリックして拡大画像でご覧下さい。

 


 

コラムで見つけた ちょっといい話

とある小冊子より、2つのコラムをご紹介します。

■◇■  道徳の国   ■◇■

 世界一の原油大国である中東サウジアラビア王国で、日本を現地ルポしたテレビ番組が、30回にわたって放送されました。

 拾った財布を交番に届ける親子、信号を守る通行人、犬のフンを拾う飼い主、教室の掃除をする小学生の姿に対し、

       「信じられない!」

           とレポートしていました。

 保有する原油の枯渇化が進み、人口増加による道徳の荒廃が懸念される同国。にわかに起きた日本ブームの中で、高い視聴率があったそうです。

 日本は「伝統と近代化を両立させている国」として注目されており、すでに日本を手本とした家電製品の技術者養成所が開校したとも伝えられています。

 落し物を持ち主に戻す道徳が、いかに大きな「文化」であるかが、国の外から見るとよくわかります。わたくしたち日本人は、外国に誇るべき倫理・道徳を保持し、それを長い歴史の中で放すことなく生きてきたのです。

 日本の未来を悲観したり、現在の社会情勢を中傷する論調が多い昨今です。しかし、わたくしたちは、自国の国民性に誇りを持ち、正々堂々と生きていきたいものです。

  ■◇■   ■◇■   ■◇■

 日本もまだまだ捨てたものじゃないな、と思うと同時に、やはり外からの目、っていうのが必要だなと思いました。

 もうひとつついでに言えば、このことを私たち日本人が、知って誇りに思うことが必要だな、と。


   ■◇■  髪で貢献   ■◇■

 あるNPO法人は、抗ガン剤治療により頭髪を失った女性患者へ、ウイッグ(かつら)をプレゼントしています。
 ただしウイッグを作るためには、健康な毛髪が必要です。そこで同法人は、看護大学や専門学校の女子学生へ呼びかけ、髪の毛の寄付を募りました。

 参加した学生たちは半年の間、カラーリングやパーマを控え、髪の手入れをしてきました。ガン患者の知人を持つ学生は「かつらに使ってもらおうと、大事に伸ばしてきました。ようやく寄付することができて嬉しいです」と語ります。

 一口に「社会貢献」といっても、私たちが実際にできることは限られています。すべてのボランティアを自分ができるとは限りません。しかし、もし参加可能な何かを見つけたならば、

        <やってみよう>
            と決意することは大切です。

 他人の喜びを我が喜びとすることは、自己の成長にもなります。先の学生の「嬉しいです」との思いは、次の貢献を呼び込むきっかけとなるはずです。

 自分の行動が社会に影響を及ぼす時、真の社会人と呼べるでしょう。

  ■◇■   ■◇■   ■◇■


 半年間、毎日大切にしてきたものを差し上げる、というのはグッときますね。

 これは結構ハードルが高いボランティアですが、駐車場で入口から遠いところに停める、っていうのは時々実践しています。

 近いところをお年寄りや小さなお子様連れの車に譲ってあげる、ということですが、実はそのほうが混んでなくてスペース広く、楽々駐車できるのです。

2010.09.30:壱岐産業:[事務局ノート]

居心地

  • 居心地
げんきNATORIママチャリ8時間耐久レースというのをご存知でしょうか?

昨年の大会は仙台ゾウ・プロジェクトの宣伝を兼ねた参加だったのですが、
結果してこれが実行委員みんなの結束力を決定的に高めてくれました。

その真髄を今年選手として参加してよ~くわかりました。
全力を出し切った時のすがすがしさ、リレーをする楽しさ。

松林の中にあるサイクリング専用コースは、普段は親子連れで和やかなのでしょうが、
この日ばかりは猛スピードでかっ飛ぶママチャリレーサー1500人超で埋め尽くされました。

1周4kmのコースを8人交代で8時間。
我々のチームは1人当たり6周でした。

昨年は初対面の実行委員も多かったのですが、今年はみんな最初から仲間たち。
居心地の良さをみんな喜んでました。

居心地。
人が集まる時にとっても大切なキーワードですね。
これをキープできないと長居はつらいのです。
2010.09.24:[事務局ノート]

20km走りました!

最終の目標は、12月の那覇マラソン(フル)完走。

その中間目標として、10月松島ハーフマラソンを制限時間内(2時間30分)に走る、
というのがあります。

速いランナーにとってはなんということもない時間でも、
あっぷあっぷランナーには結構しんどい。

というか、まずその距離を走れるか? という問題と直面します。



31歳の時、ホノルルマラソンを走ったのが最初で最後のフルマラソン。

当時、一緒のツアーで49歳の人が参加してたのですが、
正直、大丈夫かなぁ? と余計な心配をしたものでした。

自分がその年になり、友人の誘いを手頃な挑戦ととらえての参加です。


ホノルルのときの経験から、1年間の練習でなんとか完走できるという結論はでてました。

ところが・・・。
ひざ痛により1年前の始動ができず。
歩きながらひざを騙しダマシスタートしたのが今年3月。

少しずつ距離を伸ばし、10km超は5回ほどなんとか走れるようになりました。
そこで今日、思い切って20kmに挑戦してみたという次第です。


それもこれも、別府針灸接骨院さんのおかげです。

何しろ、週3~4回も練習すると、
痛めた膝をかばおうと、体のあちらこちらにひずみが生じるのです。

これをほぼ毎週通って取り除いてもらっているのです。

毎度非常に丁寧なマッサージ。
電気と合わせると1時間以上もかけてやってくれます。

ホント、感謝感謝です。


今、窓から入り込んでくる風がとっても心地いい。

ああ風。    さすが風。
2010.09.18:[事務局ノート]

ソーシャルビジネス

今日9月16日はMY BIRTHDAY。
アレ? 一体何歳になったのかな?

というふざけた疑問が大真面目に起きました。
49歳だったかな? 50歳だったかな?

指折り数え、49歳であることが判明(^-^)
100歳まで生きるつもりなので、ほぼ半分。

他人と比べない、ということが唯一の得意技。
人は人。自分は自分。

いずれにしても、自分が理想としている姿にはまだまだです。

ある人が言いました。
理想とは北極星のようなものだ、と。

つまりそこに届きはしないのだけれど、それがないと北がどっちかわからない。



おっと、そんなことを書くつもりではなかったのです。
そんなことまで語りだすと夜が明けそう。

ソーシャルビジネスについてです。

実は、ついさっきまで、みやぎソーシャルビジネスネットワークのプレオープンイベントに参加してきたのです。

そもそも社会性を伴わないビジネスはビジネスじゃない、という前提は認めた上で、敢えて通常のビジネスとは少し距離のあるゾーンとして存在しています。

代表例として徳島県上勝町の葉っぱビジネス「いろどり」が例示されました。

弊社が昨年25周年企画として行った「仙台ゾウ・プロジェクト」も当初はこのソーシャルビジネスの領域になるはずでした。

しか~し、この話になると夜が明けそう(^-^)


いずれにしても、どのような形にせよ社会性の強い事業を行っていければいいな、と思っています。

大空広く吹きわたる風のように。

2010.09.16:[事務局ノート]

ハモコミ通信2010年9月号「先入観 その2」

  • ハモコミ通信2010年9月号「先入観 その2」


▲クリックして拡大画像でご覧下さい。

 


 

先入観 その2

ハモコミ通信4月号で、『第一印象が悪い場合、
それを払しょくするのがいかに大変か』という話をさせていただきました。
 
 我々の脳の構造がもともとそうなのでしょう。
一旦こうだ、と刷りこまれた情報を覆すのはなかなかむずかしい、ということですね。 

 今回のテーマ「先入観」は、生化学的に考えれば「大脳への刷りこみ」問題。まあしかしむずかしい話は抜きにして、事例を見ながら、先入観というものについて、客観的にみてみましょう。

 青汁のCMで、「まず~い、もう1杯」っていうのがありましたね。普通、まずかったらもう飲みません。それなのに「もう1杯ほしい」がおもしろい。

 人は先入観を覆されたときに、「やられた」っていう一種の爽快感を味わうのかもしれません。マジックショーなんていうのはまさにそれですよね。

 こんな小さな箱に人がいるわけがない、のに美女が飛び出してきたり、耳からピンポン玉、ハンカチから鳩・・・。

 さて、少し話は変わりますが、アフリカ展というパネル展を開催した時のこと。エチオピアの難民などが問題となっていた時期だったと思います。

 ですから、多くの人が、アフリカ=難民、貧しい、悲惨、という先入観を持っていました(今でも?)。

その他にもアフリカならどこの国にもゾウやキリンやライオンがいる、っていう感じ。

 アフリカ展は、まさにそういう先入観を取り除ければ、ということで、「アフリカの普通の暮らし」をテーマに、青年海外協力隊OBが企画したものでした。

 パネルでは、人々は笑い、なごみ、日常生活を楽しんでいます。もちろん実際もそうなのだから。

 あるご婦人がこんな質問をしてました。
「この笑顔はヤラセじゃないの?」「ヤラセでこんなに素敵な笑顔になると思いますか?」「う~ん、でもおかしい・・・」

 年配の女性はケニアの首都ナイロビの高層ビル群をみてつぶやきました。
「アフリカじゃない写真も混じってるのね」

 村おこし、地域づくりに必要なのは、「キレ者」「ヨソ者」「バカ者」などと言われますね。バカ者というのは、一生懸命やってやってやり抜く人、という意味ですが、ヨソ者の存在が、先入観で凝り固まった発想をCHNGE! させるのですね。

 会社も同様でしょう。そんなことできるはずない、という先入観を打破するには、しがらみのないヨソ者との交流による気づきと目覚め。そして最終的には、やってやってやり抜くバカ者の力です。

2010.09.03:壱岐産業:[事務局ノート]

2010年夏の暑さ

決まり文句のような挨拶

「いや~、この暑さ、いつまで続くんですかねぇ?」

一応記憶にとどめておくために敢えて書いておこう。


きのう新潟県村上市から笹川流れを抜けて山形県鶴岡市へ移動。途中絶景ポイントで車を止めて、しばし眺めよう、と思ったのだが・・・。

暑いっ。 熱風だ、いや熱波だ!

せっかくの景色もこんなに暑くちゃ楽しめないなぁ。

今日は9月1日。
ズラリ並ぶ30℃超の予想最高気温。
いつになったら涼むのか・・・。


雨ばかりだと日照りがほしくなり、晴ればかりだとひと雨ほしくなる。
やっぱり人は贅沢だなぁ。
2010.09.01:[事務局ノート]

新しい酒は新しい革袋に

2010年8月1日、ついに弊社のホームページを初リニューアルしました。
2004年3月18日に旧ホームページを開設し、以来約6年半に渡りご愛読いただきましたこと、深く感謝申し上げます。
弊社の扱う「コミュニケーションツール」が活躍する場面を想定し、『ハモコミがつくる 売れるサイクル』と題して、月刊ニュースレター「ハモコミ通信」を軸としたホームページでした。
これまで営業の軸としていた、「安全ツール」と「コミュニケーションツール」に加えて、「環境ツール」を3つ目の柱に据えました。
HP上の図でも示されているように、安全と環境をコミュニケーションがつないでいる、という構図です。安全には安全コミュニケーションという分野があり、環境にも環境コミュニケーションという領域があります。
この円が交わっている部分をとりわけ大切にしながら、ツールの企画販売を通して、地域社会に貢献していきたいと思っております。

平成22年8月吉日   
㈱壱岐産業   
長谷川 嘉宏
2010.08.18:[事務局ノート]

ハモコミ通信2010年8月号「先入観 その1」

  • ハモコミ通信2010年8月号「先入観 その1」


▲クリックして拡大画像でご覧下さい。

 


 

先入観 その1


あたり前のことですが、人は100人いれば100通り、1000人いれば1000通りの人格があるものです。
 しかし、便宜上パターンとして認識しておくと楽なので、そうすることが多いですね。

 例えば、日本人は生真面目だ、とか、ラテン系の人は陽気だ、とか、女は泣き虫だ、とか、近頃の若者は携帯電話ばっかり覗いている、などなど。

 確かにそういう人が多いのかもしれませんが、実際にはそうでない人も多いわけです。先入観或いは偏見という色眼鏡によって、真実を曲げて勝手に解釈してしまうことがあり、注意したいものです。

 先日、自分の先入観に気づかされたことがあったので、皆さんにも一緒に考えてみていただければと思ったのでした。

 こんな話です。

 ラテン系A国人労働者を雇うM県の某工場が閉鎖となった。仕事を失ったA国の人たちの大半が派遣会社の斡旋もあり、隣県の工場に突然勤めることになった。その数は家族も含めて約500人。そのため、ある集合アパートでは、40世帯のうち14世帯がA国人となった。もちろん彼らは家族と一緒に暮らしている。A国の人達が住み始めて1ヶ月もたたないうちに自治会長さんのところには次々と苦情が届くようになった。

 さて、ここで問題です。
 以下の苦情は、日本人からのものと、A国人からのものが混ざっています。どれがどちらからのかを当ててみてください。

 ① 雪かきをしない
 ② タイヤを駐輪場に置きっぱなしにしている
 ③ 夜遅くまで外で声高に話をしている
 ④ ゴミ出しのルールを守らない
 ⑤ カーステレオの音がうるさい
 ⑥ アパートの自治会費を払わない
 ⑦ タバコのポイ捨てをする
 ⑧ 踊り場におもちゃを放置している
 ⑨ 月1度の清掃に参加しない
 ⑩ 出会っても挨拶しない


本当は「素」の状態で考えていただくほうが面白い結果になると思うのですが、今回はすでにタイトルで、そして前置きで先入観について語ってしまいました。

 さて、解答を見てみましょう。

 日本人からの苦情 ②③⑤⑥
 A国人からの苦情 ①⑦⑧⑨
 双方からの苦情  ④⑩ 

 いかがでしたか?
 そんなはずはない、などとお感じになりませんでしたか? でもこれが事実なのです。

 ちなみに私は⑧⑩だけがA国人から、と思いました。

 冷静に考えてみると、「雪かきをしない」「掃除をしない」「自治会費を払わない」などというのは、
日本全国どこのアパートや町内会でも頻繁に問題になっていることですよね。

 文化の違いを感じるのは③と⑤くらいのもので、あとはどちらでも起こりうることだなぁ、と改めて気づかされました。

 A国人のほうが、むしろコミュニティ意識が強く、その自治は、お金というよりは労働でまかなうという習慣があるのかもしれませんね。

 いずれにしても、これはたまたまそこにいた人達の事例であるに過ぎず、一部を見て全部を判断することの危険性も感じました。

 先入観で勘違い、という程度ならいいのですが、それが偏見になってしまうとこわいなぁ、と改めて感じました。ニュートラルな感覚を持ち続けたいものです。

 今回は、偏見につながる先入観の怖さ、という視点で先入観について考えてみましたが、次回では、発想の柔軟性という点からとらえてみたいと思います。

 人びとの先入観を突き崩すところに、商品として、或いは広告宣伝として、驚きと魅力が生まれる、といったあたりのことです。乞うご期待。

2010.08.01:壱岐産業:[事務局ノート]

ハーモニーのあるコミュニティ(略してハモコミ)づくり

人がみな求めているもの・・・。

 1.(やりがいのある)仕事
 2.(十分な)お金
 3.(心身共の)健康
 4.(余裕のある)時間
 5.精神的な豊かさ
 6.(家族、近所、仲間、職場での良好な)人間関係

どれか一つうまくいっていればいいや、っていう問題じゃないですよね。
できれば全部相応に欲しい!
誰もがそれを願うハズ。

特に、人間関係がうまくいってないと、
気分は重く、晴れ晴れしないのは言うまでもありません。

人と人との良好な関係の場をつくる上でも、ツールが役立ちます。

「その場がいい雰囲気」 → 「そのいい関係が長続きする」→ 「相響き合う関係」

そんな願いから「ハモコミづくり」という考え方が生まれてきたのです。

ハモコミは、既存客を大切にする考え方です。
その関係を育てていくという発想です。
深い相互信頼の元に、垣根を越えたビジネスが展開されていく、という理想です。

当然ツールだけでは、なし得ません。でもツールは名脇役として、様々な場面でそれを後押しすると考えています。「売れるサイクル」の中の、重要なひとコマでもあるのです。
2010.07.09:[事務局ノート]

ハモコミ通信2010年7月号「風になりたい」

  • ハモコミ通信2010年7月号「風になりたい」


▲クリックして拡大画像でご覧下さい。

 


 

風になりたい


私たちの夢は、風になる、こと。

 風は、人を優しく包み、うるおいを与え、その気にさせ、楽しい気分にします。
 良い便りを届け、受粉を助け、お月さまを覆う黒い雲を追い出します。
 ヨットを走らせ、渡り鳥の渡りを助け、こいのぼりを泳がせます。

 人を困らせるような強すぎる風や冷たい風などもあるけれど、私たちのなりたい風はもちろんそういう風ではありません。
 
 あくまで人の喜びを大きくするようなものなのです。 

 風になれるなら死ぬのも悪くないし怖くない。
 ああ風! 風になりたい!

「そんなになりたいなら、なるがよい」

  おやっ、天の声だ。 
 そうか!
 
 よく考えてみると、本当の風にはなれなくても、風のような生き方、風のような仕事をすることはできそうだ!
 
 ありがとう、天の声よ。いいことに気づかせてくださいました。
 
 今行っている様々な事柄を、風になぞらえて整理して、

 もっともっと人に好かれ、
 もっともっと人のためになる、

 “熱く” “優しく” “楽しい” 風になれるよう、
残りの半生を賭けよう!
 
 そんな大きな思いを持って、
   ♪あの大きな空を~♪吹き渡っていきます!

 あるヒラメキをもとに、この詩(?)を書きました。こっそりと、でも大真面目に。
 「私」ではなく「私たち」としたのは、この詩に賛同する人がいればいいな、と思っているからです。

  今月からHPのWINPROコーナーに「風のコラム」を書き始めました。よろしければお読みくださいね。

口に出して言い出すと、何かが変わりますね。

 私も、風になりたい、ということを漏らした途端に、いろいろな情報が集まってくるようになりました。

 日本に風の名前がいくつあるかご存知でしょうか?

 なんと、2145だそうです! ホンマかいな?ですよね。定価15000円也の『風の事典』というのがあるのですが、そこに間違いなくそう書いてました。

どうやら奥深いものに首を突っ込んでしまったようです。もちろん望むところですが。

2010.07.01:壱岐産業:[事務局ノート]