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最強のエニアグラム報告

  • 最強のエニアグラム報告

去る8月21日、丸1日のワークショップにて、71名の参加者の相互作用により、
それぞれが大きな気づきを得る場となりました。

9つの性格タイプ分析からわかることを軸に、よりよい生き方を探る人間学エニアグラム。
ファシリテーター講師の内田桃紀代さんの好リードで、常に活気あふれる会場でした。




<自分の中で何かが変わった、というアンケートも寄せられた>
2011.08.30:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2011年8月号「どうせやるなら」・「未見の我」

  • ハモコミ通信2011年8月号「どうせやるなら」・「未見の我」


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コラムで見つけた ちょっといい話 その6

 

■◇■ どうせやるなら ■◇■

 やる気は、人の行動に大きく影響を及ぼします。

 グルメ情報サイトを運営する、株式会社ぐるなびの滝久雄会長。

 若い頃からの信条の一つが、「やらなければならないことは、やりたいことにしよう」です。

「どうせやるなら前向きにやろう」という心で仕事に向き合ううちに、嫌いな仕事がなくなり、「仕事が趣味」を自認するようにまでなったと氏は言います。

 職場では通常、仕事の選り好みはできません。

 与えられた仕事が好きでなければ、その仕事は「やらなければならない義務的なこと」となり、取りかかる意欲も効率も低下するでしょう。

 一方、「これはやりたかった仕事だ」と思い切ったならば、少なくとも「やらなければならない」という後ろ向きの状態にはなりません。

 やらされる感がなくなれば、意欲も効率も上がるものです。

 本日の仕事に向き合う前に、「これは私の好きな仕事だ」と心に言い聞かせて仕事に向かいましょう。

■◇■    ■◇■   ■◇■

 常に前向きに仕事をしているつもりでしたが、実は苦手である単純作業や繰り返しの仕事となると、ぐーんと能率が下がっていることに気がつきました。

 やりたかった仕事、と思うだけでなく、例えばベストスピードを目指すとか、別の視点からその仕事を意味づけするなど、工夫を凝らすことによって、同じ仕事もまったく違ったものになり得ますね。

 

■◇■ 未見の我(みけんのわれ) ■◇■

 戦前は栃木・岡山県知事などを歴任し、戦後は詩人として活躍した安積得也(あずみとくや)氏の有名な詩に、「未見の我」があります。

 その一節、「自分には自分の知らない自分がある強くして能あり 清くして正大なり 現在の我とは比較にもならぬ 未来相の我だ」は、誰もがその人固有の秘めた無限の可能性があると語っています。

 人は、厳しい現実に直面した際、「自分には乗り越えられるはずがない」と意気消沈してしまいます。

「自分は○○な人間だ」と殻に閉じこもり、さらに状況を悪化させてしまう場合があります。しかし、波風の少ない人生ばかりを送っていては、新しい自己を見いだすことはできません。
 「自分の基準」を超える苦しく厳しい状況に遭遇してこそ、新たな境地を知り得るのではないでしょうか。

 苦境の時こそ、隠れた新しい自己が目覚める時と前向きに受け止めましょう。

 持てる力を惜しみなく発揮して、新しい自分への脱皮を図りたいものです。

■◇■    ■◇■   ■◇■

 今、まさに日本全体が未曽有の災害を背負い、天から新生日本づくりという宿題を出されているような気がしています。

 自分ができることは何か?やるべきことは何か?

 これまでの延長線にはない答えも探りつつ、これまで以上に足元を深く見つめ、深く掘り下げる覚悟です。

■◇■    ■◇■   ■◇■

 逆境でも夢をあきらめない古市プロが体験を語る!

 1995年の阪神大震災で被災し全財産を失いながら、還暦でプロゴルファーになるという夢をかなえた古市忠夫さん。

 70歳の現在も現役プロとして活躍中。同時に地元消防の指導や、一人暮らしのお年よりが集う「ふれあい喫茶」の運営など、地域住民の一人であることも常に心がけています。

 古市さんの実話をもとにした映画「ありがとう」(赤井英和・ 田中好子・薬師丸ひろ子)もおススメです(TSUTAYAやGEOなどでレンタルもされています)。


《 日 時 》 8月31日(水)19:00~20:40
《 場 所 》 フォレスト仙台2Fホール(青葉区柏木1-2-45)
《 参加費 》 一般2000円 学生無料
《 主 催 》 仙台広瀬倫理法人会 《 後援 》 県教委、市教委
《 申込問 》 壱岐産業長谷川嘉宏まで 090-3640-9746

        hamokomi@w2.dion.ne.jp


■◇■  編集後記  ■◇■
 震災復興に大きなインパクトを与えている「市民ファンド」。

 まさに21世紀型のとてもおもしろい仕組みだなぁ、と感じています。

 投資者が投資した会社のファンになる、っていう側面もすばらしい!現在、南三陸町の友人が申請中。復興のスピードが断然違ってきます。

うまくいくことを願っています。

 

2011.07.31:壱岐産業:[事務局ノート]

還暦ルーキー プロゴルファー古市忠夫さん講演会

  • 還暦ルーキー プロゴルファー古市忠夫さん講演会
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↑ チラシをご覧ください。

 今、この時、ぜひたくさんの人に聞いてもらいたいと思い、企画しました。




逆境でも夢をあきらめない古市プロが体験を語る!


 1995年の阪神大震災で被災し全財産を失いながら、還暦でプロゴルファーになるという夢をかなえた古市忠夫さんを招き、講演会が開かれます。

 東日本大震災からちょうど半年になる9月11日を前に、困難にめげず、夢にチャレンジしてもらうきっかけをつかんでほしいと仙台広瀬倫理法人会が主催。

 70歳になった現在も現役プロとして活躍する古市さんが、元気よく活動している人には「さらなる元気の素を」、停滞気味の人には「勇気」を贈ります。



還暦ルーキー プロゴルファー古市忠夫さん講演会
 「大震災が教えてくれた人生で一番大切なこと」


《 日 時 》 8月31日(水)19:00~20:40

《 場 所 》 フォレスト仙台2Fホール
       (青葉区柏木1-2-45)

《 参加費 》 一般2000円 学生無料

《 申込問 》 仙台広瀬倫理法人会米沢恵美子
       022-217-0057



■プロフィール

  古市忠夫(ふるいちただお)


 立命館大学卒。
 神戸市長田区鷹取商店街でカメラ店を営みながら、30代でゴルフの魅力に目覚める。
 阪神淡路大震災で家財を一切失い、以後、地域の復興に奔走。
 街づくり協議会の副会長として、防災に強い街づくりに取り組み、神戸で震災後、最初に区画整理を終える。
 その後、自らの復興の為にプロゴルファーを目指す。
 還暦前となる2000年9月プロテスト合格。この実話を元にした映画「ありがとう」(主演 赤井英和、田中好子)は、大きな話題を呼んだ。
 現在も地元の消防の指導に取り組み、一人暮らしのお年よりが集う「ふれあい喫茶」を開くなど、プロゴルファーであることと、地域住民の一人であることを常に心がける。
2011.07.30:壱岐産業:[事務局ノート]

エニアグラム体験ワークショップ

  • エニアグラム体験ワークショップ
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↑「ダウンロード」をクリック↑


職場の人間関係でお悩みではありませんか?

  どうしてこの上司は私のことをこんなにひどく扱うのか?
  どうしてこの同僚は勝手にいろいろ進めていくのか?
  どうしてこの後輩はこんなにトロイのか?

   どうして、どうして、どうして?


もちろん職場だけじゃなく、家族や友人の間でも、諸々かみ合わないことでストレスとなったり、大きな溝が生まれたり、深刻な事態が起きたりしてませんか?


当たり前のことですが、いろいろな人がいます。
「いろいろはいろいろ」と言えばそれまでですが、それではなかなか解決に至りません。

 「性格のいろいろ」を科学する、それがエニアグラムです。


エニアというのは9つという意味。

人は、その根源的な恐れや欲求、行動特性や長所短所などによって、9つの性格タイプにほぼ均等に分かれる、というのがエニアグラムの考え方の基本的なところです。


冒頭で人間関係のことをクローズアップしましたが、エニアグラムを学ぶことによって、

  ①自分のことをより深く知り、自分をより認められるようになる

  ②他人のことをより深く知り、他人をより認められるようになる

  ③自分の性格に合った人間成長の仕方、自己表現の仕方が見えてくる

などが期待されます。


以下、その概要ですが、詳細はPDFファイル(ページTOP)をご覧ください。


《日 時》 2011年8月21日(日)

《会 場》 フォレスト仙台2Fホール
      http://www.forestsendai.jp/

《参加費》 2000円 事前予約制 先着70名

《主 催》 キャリアネットワーク
      http://careernetwork.jp/

《後 援》宮城県、宮城県教育委員会、仙台市、(独)雇用・能力開発機構宮城センター

《連絡先》 キャリアネットワーク事務局 担当 長谷川嘉宏
      090-3640-9746 forum@careernetwork.jp
      FAX 022-233-2318
2011.07.21:壱岐産業:[事務局ノート]

びわの葉を眺めながら

  • びわの葉を眺めながら
<会社にあるびわの木>


天保5年創業という千疋屋のロールケーキは、イチゴの時期が過ぎるとびわとなります。
今年もその上品な甘さを堪能させていただきました。

こちら仙台では、ちょうど今がびわの実の旬です。
弊社の入り口にもびわの木があり、実が鈴なりになっています。今年は豊作かな?
植物は、種の保存の法則から危機感を覚えると実をたくさんつける、と聞きました。
やはり震災の影響を感じとっているのかもしれませんね。

さて、びわと言えば、実もおいしいのですが、葉っぱもとても有用です。
びわの葉温灸とかびわの葉こんにゃく温湿布などの自然療法があり、末期がんを克服したという事例も報告されています。

実は私の大切な友人がびわの葉療法を続けていました。
2年半前にすい臓がんを宣告され、基本的に自らの自然治癒力をいかに高めるか、という方法で闘ってきたのです。

足湯がいいと聞けばそれを徹底的にやるし、いいと言われ自分が納得したものについては本当に真摯に取り組んできました。

20歳以上も年上の友人ですが、彼には「生き切る」ということ、大切なことを大切にする真の心、強くて謙虚で穏やかなリーダーシップなど、とても素敵な生き様を見せてもらいました。
そして本当に今でも心の中に生き続けています。

彼のためにかき集めたびわの葉は何枚だっただろう・・・。
うちの会社のだけでは足りず、あちこちから協力してもらい、梯子に登って摘ませていただきました。

今後もびわの木を見る度に、彼の前向きな考え方と実行力、温かい心などを思い出すことでしょう。
2011.07.18:壱岐産業:[事務局ノート]

仮設の夏

  • 仮設の夏
石巻市鮎川地区への支援活動は今回で2回目。

前回、炊き出しや体操の時に顔馴染みになった人たちのお手伝いができるということで、
使命感と期待感に燃えて仙台から2時間かけてやってきました。

道中、牡鹿半島に入ると、時計がすっかり止まったままのようでした。
復旧の度合いが石巻市街地とは雲泥の差。しょうがないと言えばそれまでなのですが。


さて、避難所に着いてみると何やら様子が少し違ってました。
つい1か月前は120名くらいいた避難者が、なんと40人にまで減っていたのです。
顔馴染みになった人たちほとんどが巣立っていってしまったわけです。

ちょっと拍子抜けしましたが、それは復興の証。いいことなのです。


今回は13名。
女性隊は炊き出し中心、男性隊は被災家屋の片づけ中心、二手に分かれて活動しました。

すぐ目の前が港というところの店舗兼住宅2軒分のお手伝いをさせていただきました。
家主さんの指示に従って要るものを選り分け、仮設住宅に運びこむ、という作業でした。

鮎川地区は高台にまとまった空き地があまりないため、かなり小規模な仮設があちこちに点在。
写真のところは、小学校の校庭をつぶして作ったもので、同地区最大規模と思われます。

設備はそれなりに整ってますが、やはり仮設は仮設。夏をこの中で過ごすのは厳しそう。
実際の暑さももちろんなのですが、圧迫感からくる精神的な暑さとでもいうものでしょうか。

少し広い集会所のようなものがほしいな、と思いました。
贅沢と言われればそうかもしれませんが、狭い仮設だけでは息が詰まってしまいそう。

どこかの大学教授が、建物に沿ってウッドデッキをつくることを提案していました。
大賛成です。間違いなくいい役割を果たすことでしょう。

本来のコミュニティはバラバラにされてしまっても、隣近所を大切にする心は持ち合わせている人たちだからです。

長く住むことを前提としてない場所だけに、お金のかけ方が難しいのでしょうが、
暑さを乗り切るためには、「心がへばらない」のが一番だと感じました。
2011.07.04:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2011年7月号「リスクを避けるリスク」・「際ということ」

  • ハモコミ通信2011年7月号「リスクを避けるリスク」・「際ということ」

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震災で気になったこと その1

 震災は数々の教訓や思いを与えてくれてました。いや、今も続いていますね。そんな中で私が気になっていることをいくつかご紹介させていただきたいと思います。

 

■◇■ リスクを避けるリスク ■◇■

「今回の地震と津波は想定外だった」

 政治家も官僚も企業家も、一様にこの言葉を使い、マスコミはこぞって噛みつきました。「想定外とは何事か」と。ではマスコミはどの程度のことを想定していたのでしょうか?

 そしてこれからの新しい枠組みづくりにあたって、「リスクを避ける」という言葉が頻出しています。もちろんとても大切なキーワードだと思うのですが、同時に「リスクを避けるリスク」も存在することを忘れてはならないと思うのです。あるいは「リスクを避けることによって失われる利益」ということを。

 ある方から紹介された1冊の本。毎日新聞社編集委員の小島正美氏著「誤解だらけの危ない話」の中には、とても興味深い実例がたくさん掲載されています。

 例えば保存料を使用してないおにぎりと使用しているおにぎりのどっちが安全か?という話だったり、遺伝子組み換えのトウモロコシと有機農業の虫食いトウモロコシとどっちが健康上の影響が大きいか?など、とても興味深いものがあります。

 とても紹介しきれませんので、興味のある方は著書をお読みいただくのが一番ですが、弊社HPにその一部の抜粋を掲載しております(「壱岐産業」で検索)。この激動の社会、冷静に見極める目を持っていたいものだ、と強く感じています。

 

■◇■ 「際」ということ  ■◇■

 国際、とか瀬戸際など、際(きわ)という言葉がありますね。これはある線を境に、あちら側とこちら側を分ける、まさにその線を指しています。

 震災直後から今に至るまで、電気・ガス・水道・警察・消防そして自衛隊・市民ボランティアなど、遠くの県または隣県から、実にたくさんの応援隊が駆けつけてくれました。アメリカ軍やフランスの放射線専門家も大活躍でした。県や国といった際を越えて。本当にうれしく頼もしく感じたことです。

 さて、地球市民という言葉がありますね。みんな同じ地球に住むひとりの市民。お互いの間に際がないというのがその言葉の意味でしょう。自分はこの言葉に憧れを感じ、本当の意味でそうありたい、と思ってきました。

 地球市民思想には名古屋市水道局だったり、滋賀県消防署だったり、そんな区別はないはずなのです。同じ地球の仲間だから。でも、実際はあちらは名古屋、こちらは仙台。あちらとこちらを強く意識しました。やっぱり際はある。自分はいったい何者か?ということを意識したのです。

 際があまりに強すぎると、お互いの違いにばかり目が行ってしまい、比較によって優越感やら不満やらが増長され、争いの気持ちのタネが芽生えてしまいます。

 地球に生きているという全体意識と、地域や団体の一員であるというコミュニティ帰属意識と、両方の程よいバランスというか、自由に行き来できる感性が大事なんだろうなぁ、と感じたしだいでした。

 

■◇■    ■◇■   ■◇■ 

震災復興のシンボル2

 震災後しばらく、仙台の街の至る所、路上駐車があたり前のようでした。取り締まりも大目に見られていたようです。

 ところがつい先日。お恥ずかしながら駐車違反のシールが貼られてしまいました。その時は、復興の証かな?な~んて余裕で受け止めたのでした。

 反則金の支払いをするため銀行の窓口で順番を待っていた時、ふと嫌な予感がして窓の外を見てみると・・・。

 なんと、月末で混んでいて駐車場に入れられず路駐していた私の車の後ろで、駐車監視員の方2名が時計を見ているではありませんか! OH!こりゃ洒落にもならん!と猛ダッシュ。おかげさまで間一髪ギリギリセーフでした。

 嫌な予感が当たるっていうのも、復興の証でしょうか?

 

2011.07.04:壱岐産業:[事務局ノート]

お掃除志隊 in 石巻4

  • お掃除志隊 in 石巻4
開け戻しした側溝のふたの数400超。
男衆の体力限界ギリギリのハード作業でした。



20kg以上はあろうかというふたを持ち上げると、ハエがモワッと舞い上がります。
同時に鼻をつくものすごい臭い!

石巻大街道北地区は、床上およそ1mの浸水が2日半続いたところ。
油や薬品など、様々な異臭混じりの海だったそうです。

このあたりは家の中の掃除はほぼ終了しており、いよいよ側溝を掃除する段となり、応援を求められました。

町内会の人たちとの共同作業。
あまり若い人はいません。ほとんどが60歳台、70歳台の方々。

今回からマスクをDS1という検定付きのものに変えました。
それでもヘドロの臭いは27℃という気温に蒸し返され、マスクを抜けて住民の生活の大変さを思い知らせてくれます。

だからこそやりがいもあります。
若い力が必要とされています。まだまだ、まだまだ、ま~だまだ。

作業していてわかったのが、地震の影響で微妙な傾斜のズレが生じているということ。
本来スムーズに流れるはずのものも、沈殿したり逆流したりしてしまっています。

それだけに少しずつ土のう袋に詰めていくという地道な作業が続きました。
この土のう袋を押さえている人が、よりヘドロに近いので実は大変です。



さて、そんな地道な作業を朝9時から3時まで、いや~みんなよくがんばったなぁ!
これで少しは臭いの元が減ったんだなぁ、と。

それにしても石巻全体で側溝掃除にまで手が回っている所は少ないと思われます。
正常化するまで気の遠くなるような道のりが続いています。
一歩一歩やるべきことをやっていくしかないのです。

今回は、仙台出身で東京で映像作家として活躍中の中津川さんが「復興1号」に乗って応援に来てくれました(写真右端の人)。



 http://nakatz.blog.so-net.ne.jp/2011-04-09
2011.06.23:壱岐産業:[事務局ノート]

エコノミークラス症候群防止体操 そして炊き出しボラ

  • エコノミークラス症候群防止体操 そして炊き出しボラ
<仲間とわいわい炊き出しの準備>


牡鹿半島の先端近いところに、かつて捕鯨基地として栄えた鮎川地区があります。

旧牡鹿町は今は石巻市に合併されていますが、石巻市中心部から小1時間かかるため、仙台からだと高速道路を乗り継いでも約2時間かかってしまいます。

その不便さから震災ボランティアが手薄の地区と聞き、我らゾウプロの出番だ、ということで日曜日に18名で行ってきました。

石巻市中心部は路上の震災ゴミの山がすっかり片づけられており、大きく前進していると感じました。ところが牧山トンネルを抜けて渡波地区に入ると光景が一変しました。

震災後1ヶ月目くらいの状態がそのままでした。
渡波地区は地盤の低下によって、満潮の度に海水が沁みあがってくることでニュースにとりあげられていましたが、まさにその現状を車窓から確認しました。

入り江毎に現れるはずの牡鹿半島の美しい漁村はことごとく壊滅状態。
そんな悲しい光景を見ながら大きな地割れと陥没道路をクネクネ行くと、やはりこちらもすっかり変わり果ててしまった鮎川に到着。

避難所となっている清優館デイサービスセンターが今回の活動場所。高台にあり海のほうが見えないため、のどか、という言葉がぴったりのところでした。




「この時間は20人くらいしかいないんですよ。日中は若い人たちはいろいろやることがあって、夕食に合わせて帰ってくるもんで」とセンターの方。

「十分ですよ。日中避難所に残っている人が一番心配なんです。外に出ている人はエコノミークラス症候群にはなりませんから。」と先生。



T先生、S先生、Y先生、3人のエコノミー症候群防止体操の先生の補助として、私たちがお年寄りと一緒に体操をしました。



さすが専門の先生だけあって、途中の解説がいちいち納得がいくし、わかりやすく雰囲気づくりも上手でした。まあ雰囲気づくりのお手伝いくらいはできたかも。



午前中は1時間弱この体操を行い、午後は2班に分かれ玄関のお掃除と花壇の草取りを行いました。18人の元気があっという間にキレイをつくりあげました。



そして炊き出し。
ごはん、みそ汁、つるむらさきのお浸し、ジャガイモのカレー炒めを夕食分として、ポテトサラダを翌日分として作りました。

配膳をしていて驚いたのは、おばあさんたちの食欲。なかなか旺盛でした。
「もうちょっとよそって」と言われてなんだか頼もしく感じました。

たったこれだけのお手伝い、半日だけの滞在だったのですが、帰るときほとんどみんなが見送りに出てくれました。
夕食の時間になると、若い人たちもみんな戻ってくるので活気が出てくるのです。





この記念撮影の周辺にも大勢の人たちがいたのです。シャイな人が多いので一緒には入らないのですが。

何だかとってもうれしくて、いっぱい手を振り、また必ず来ることを約束しました。今度はみんなに記念撮影に交ざってもらおう!


帰り道、同じはずの風景がまったく違って見えました。ああ、ここは、あの人たちが住んでいたところなんだ・・・。涙が熱くこみあげてきました。
2011.06.10:壱岐産業:[事務局ノート]

スタッフルームを新設しました

  • スタッフルームを新設しました
これまで、震災復興に関連したボランティア活動などをトピックスの中でご紹介してきましたが、この度「スタッフルーム」開設に伴い、その周辺記事についてはこちらに移動しました。

当面は社長の投稿が多いかもしれませんが、少しずつ全社員が投稿しやすい環境を整えていきたいと思っています。

何しろ弊社のモットーは、ハーモニーのあるコミュニティづくりのお手伝い!

まずは足元からジワリジワリ進めていきますね。
2011.06.08:壱岐産業:[事務局ノート]