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ハモコミ通信2015年5月号

  • ハモコミ通信2015年5月号

今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎ 完結力と後始末

 仕事をする上で、いくら良い企画であっても、成果に結びつかなくては意味がありません。そのためには、成果を得るまで緊張を緩めないことです。

 Tさんは、企画力が抜群で、仕事の手際も良いのですが、完成間際で失敗することがあります。要領がいい分、最後に気を緩めてしまう癖があるからです。

 そのようなTさんの仕事ぶりを見て、先輩が、ある助言をしました。それは、後始末を徹底することでした。

 半信半疑だったTさんですが、まずは退社時に机を片づけることから始めました。散らかり放題の机を見て、一日の仕事ぶり、後始末の悪さを痛感しました。

 その習慣を続けることで、Tさんは少しずつ、緊張感を持続できるようになりました。それが、結果的に、業績の向上につながっていったのです。

 後始末は、①物や道具への感謝、②物事の区切り、③次のスタートの準備であると共に、物事を完結させる力を養う訓練にもなります。

 生活の一場面ごとの後始末をしっかり行ない、物事をやり遂げ、成果をつかむ力を養いたいものです。

 

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<コメント>

 自分がTさんの上司だったら、どのようなアドバイスができただろうか、と思って読みました。

 Tさんとこの上司の間には、かなりよい信頼関係があるのでしょう。半信半疑ながらも、やろうと思い、実行し続けたわけですから。

 後始末がしっかりできてない人からは、確かに、なんとなく危うい印象を受けてしまいますね。

 身の回りの物の整理整頓はもちろん、いただいた名刺、手帳に書き留めたメモ、計画したことなどなど、後始末が必要な場面は限りなくありますので、しっかりとやっていきたいものです。

 


 

◎ 南州翁の教え

 明治二十三年、旧庄内藩では、西郷隆盛の遺訓集『南州翁遺訓』を作成しました。その遺訓の一つに、次のようなものがあります。

 「何程(なにほど)制度方法を論ずる共、其人に非ざれば行われ難し。人有りて後(のち)方法の行はるるものなれば、人は第一の宝にして、己れ其人に成るの心懸け肝要なり」

 これは「どんなに制度や方法を論議しても、それを行なう人が立派でなければ、うまく行われない。自分がそのような立派な人になれるよう、心がけることが大事である」という内容です。

 私たちの職場には、社則や規約など、様々な決まりごとがあります。しかし実行されなければ、絵に描いた餅にすぎません。

 西郷隆盛の教えに倣(なら)って、まず自分が決めごとを守る人となって、よい社風
作りのために率先して実行したいものです。

 また、社内に掲げられている理念や社是(しゃぜ)、社訓などの中から、「今日はこの一つを実行しよう」という意気込みで、仕事に臨みましょう。

 

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<コメント>

 スローガンなどが、お題目だけで終わってしまっている事例は数多くあると思います。

 いろいろ原因はあるでしょうが、それをやるべき理由が全員にストンと腑に落ちてないとか、1人ひとりに自分事として捉える習慣がないとか、旗揚げをした人が本気じゃない、などが想像されます。

 「今日はこの一つを実行しよう」はとても大切な心もちですね。

2015.05.01:壱岐産業:[事務局ノート]

枇杷(びわ)との会話

  • 枇杷(びわ)との会話

 

会社の前に植えてある枇杷の木。

元は小さかったので、タイヤを3つ重ねたところに土を入れ、

そこに植えてなんの違和感もありませんでした。

 

先日、来社いただいたお客様から、「こんなに繁っていてよく倒れないね」

と言われてハッとしました。

 

確かにどんな強風が吹いても倒れなかったのですが、今後もそうとは限りません。

ずっと放っておいたので剪定が必要だと思い、休日を利用してやってみました。

気づいたことは即行即止が当社のモットーです。

 

かなり柔らかい木なので切るのも片づけるのも楽でしたが、ただ単に切るだけじゃなく、

木と会話をしながら剪定していきました。

 

何しろ、木の方からすれば、せっかく時間をかけて枝を伸ばしてきたのに、バッサバサと

切られるわけですから、面白くないと感じることでしょう。

 

だからこそ、

「あなたをいじめるためじゃないんですよ。

風が吹いても倒れないようにスリム化しているんですよ。

これからも元気にしていてくださいね」

と語りかけました。

 

隣から侵入してきた蔓が絡んでいたのですが、もしかしたら、この蔓のおかげで

強風でも倒れなかったのかな、とも思いました。

枇杷と蔓とのイイ関係、いわゆる共生型社会ができていたのでしょうね。

 

この枇杷の木には、メジロやヒヨドリが実を食べにやってくるので、

そのために存在しているようなものでしたが、あまりにスカスカにしてしまったので、

元気のいいヒヨドリはいいとして、臆病なメジロは来てくれるかな?

2015.04.30:壱岐産業:[事務局ノート]

季礼文字教室 Part2

  • 季礼文字教室 Part2

 

この度、2回目となる秋篠野友伽さんによる季礼文字教室に参加してきました。

季礼文字については、3月5日のブログをご参照くださいませ。

 

2回目となるとコツがわかるので、ちょっと練習すればお手本に近づけることは

それほどむずかしく感じませんでした。

 

しかし、お手本なしだったとしたら・・・

 

先生の落款をお借りして押させてもらいましたが、これがあるのとないのでは、

文字の落ち着きが全然違うことがわかり、マイ落款が欲しくなりました。

 

2015.04.23:壱岐産業:[事務局ノート]

メンズヒゲ脱毛

  • メンズヒゲ脱毛

 

おもしろいことにチャレンジするのが好きであることと、

たまたまここの経営者と知り合ったことで、トライしてみました。

 

脱毛にもいろいろなやり方があるそうですね。

女性の苦労は並大抵ではないな、というのが話を聞かせていただいての感想です。

 

こちら「ハイスピード脱毛フルール」さんのやり方は、

従来型のように激痛を我慢する必要がないSHR方式というものだそうです。

 

さあ、やってみましょう。

 

施術するところにジェルを塗るのですが、

それが、注射前のアルコール消毒のようなドキドキ感を加速させます。

 

そして、機械スイッチオン。

ウイーーーーン、という音が歯医者さん同様緊張感を高めてくれます。

真っ赤なライト・・・  ドキッドキッドキッ・・・

 

うう、いよいよ来るぅうううううう

 

 

アレ? 

大したことないな(●^o^●)

 

アゴなど骨の近くは結構ビリリとなりますが、それ以外は楽ちんです。

 

あとは2~3週間後の結果が出るのを楽しみに待ちます。

もっとも1回だけではそれほど大きな結果にはつながらないのでしょうけどねぇ。

 

体験だけでもやってみませんか?

http://ameblo.jp/mille-fleur24/

 

2015.04.16:壱岐産業:[事務局ノート]

本当は教えたくないツウなお店仙台

  • 本当は教えたくないツウなお店仙台

【 とんかつ編 】、【 飲食編 Part1 】、【 飲食編 Part2 】

 

お気に入りになるのにはいろいろな理由があるわけで、

今回ご紹介する3つのお店には、それぞれ個性的な光るものが感じられます。

 

2015.04.12:壱岐産業:[事務局ノート]

高齢者がメルマガで来店増!

  • 高齢者がメルマガで来店増!

興味深い話を聞きました。

小さなスーパーの取り組みです。

 

近所に大手スーパーが進出し、売上が大幅ダウンしてしまったこのお店のご主人。

もともと高齢のお客様が多かったそうですが、どうやって来店してもらおうか、

と思ったあげく・・・

 

なんと、携帯メルマガを実行した、というのです。

しかも効果絶大! 来店率35%UPだとか!

 

冷静に考えて見れば、確かにそうです。

私の母(81歳)もガラケーで孫からのメールを楽しみにしています。

 

他の情報はほとんど来ないので目立つわけです。

ただし、登録は面倒くさいし、ハッキリ言ってできません。

 

そこで、そのお店のご主人は、登録は全部一人ひとりやってあげたそうです。

そういった努力を重ねた結果、上記のような来店率となり、囲い込みに見事成功!

 

高齢者とデジタル情報という点では、他にも興味深い話があります。

ホテル・旅館の予約についてです。

 

ご存じのとおり、今はほとんど(90%くらい)がネット経由の予約だということですが、

高齢者をターゲットとした旅館も同様なのだそうです。

 

つまり、息子さん娘さんが親孝行として一緒に泊まる場合はもちろんのこと、

探す~予約までは息子さん娘さんが行い、宿泊は老夫婦、というケースも多いとか。

 

なるほど、ですね。

2015.04.09:壱岐産業:[事務局ノート]

おじいさん、そのタバコ、どこへ?

  • おじいさん、そのタバコ、どこへ?

 

おかげさまで、こうして事業を続けてこれているのは、

お客さま、仕入先、社員とその家族をはじめとしたステークホルダーの方々はもちろん

のこと、物流に携わる方々、それを支える交通網や通信網に携わる方々、ライフラインに

関係する方々…

お礼のしようのないたくさんの方々のおかげさまなのです。

 

お礼のしようがないので、せめて会社が存在している地域の掃除でもして、

ほんの少しでも恩返しをしようと、

節目である4月1日に、社員一同、雨の中1時間半ひたすらゴミ拾いをしました。

 

たくさんの方々から、「ごくろうさま」とお声がけいただきました。

こちらこそ励ましていただき、ありがとうございました。

 

終わりがけに、公園のそばで顔見知りのおじいさんからも声をかけられました。

 

「さっき、あっちのほうでも女の人がゴミ拾いしてたみたいだけど、何してんの?」

「会社でゴミ拾いしてるんですよ」

「へえ、えらい会社だね」

「いや、たまにしかやらないので全然えらくないです」

 

そんな会話の間中、そのおじいさん、タバコを吸ってました。

「まさか道に捨てないよなぁ」と思いつつ、願いつつ、会社に戻りました(笑)。

 

 

 

2015.04.02:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2015年4月号

  • ハモコミ通信2015年4月号

今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎ 客ぶり

 茶道の世界に「客ぶり」という言葉があります。

 良い客ぶりとは、おもてなしをする主人側に対して、もてなしを受ける客側が、主人側を喜ばす所作や振る舞いをすることです。

 これにより「おもてなし」が完成し、主客ともに、和に満ちた時を過ごすことができるというものです。

 私たちは普段、いろいろな店に足を運びます。その際、感じの良い店か悪い店か、客の立場から評価をします。

 これに対して、客である私たち自身が、客ぶりの良さを発揮しているでしょうか?

 客ぶりの良さを発揮するのは難しいことではありません。品物を受け取り、代金を支払う時に「ありがとう」の一言を添えられるかどうかです。

 お金を出すのは客側でも、商品を販売するお店があってこそ購入できるのですから、ともに感謝し合うのが本来の姿でしょう。

 気軽に「ありがとう」を添えてみませんか。「ありがとう」は店側に好感を持たれるだけでなく、購入者の人柄や品性の高さを感じさせる一言です。

 

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<コメント>

 このような主客ともに和に満ちた様は、聖徳太子の「和を以て貴しとなす」の精神から生まれるものであり、つまり日本人が古来から培ってきたものでしょう。

 傲慢にならず、相手の喜びをお互いに引き出し合うというのは実に素晴らしいことですね。

 私の尊敬する人は、ちょっとした買い物でも、ガソリンスタンドでも、いつでもどこでも「ありがとう」を欠かさずさりげなく言ってます。

 みんながこれを実行したら、それだけで社会が明るくなると思いませんか。

 


 

◎ 七等分の知恵

 目の前にケーキがあったとします。そのケーキを七人で食べる時、うまく同じ大きさで取り分けるには、どのようなやり方があるでしょう。

 アニメ番組『サザエさん』に、「七等分の天才」という題の話があります。

 サザエさんの弟のカツオは、バームクーヘンでも、羊羹(ようかん)でも、メロンでも、何でも器用に七等分に切り分けます。

 「手品みたい!」「定規を使ってるの?」と皆、不思議がりますが、「うちは七人家族だから、体が覚えているんだよ」と、カツオは得意気です。

 番組の後半で、七等分の秘密が明らかになります。

 実は、カツオは普通に八等分に切って、そのうち一個をこっそり隠していたのでした。

 残りの一個は、後でこっそり食べるか、飼い猫のタマにあげていたのかもしれません。

 悪知恵といえばそれまでですが、こうした機知が物を言う場面は、人生でも多くあるでしょう。

 固定観念を捨て、柔軟に物事に向かう時、カツオのように思いがけない妙手が生まれるかもしれません。

 

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<コメント>

 NHKまちかど情報室で、5等分、6等分、7等分…のための、マーカーが紹介されていました。

 もちろんそういうツールがあればそれはそれでいいでしょうが、カツオくん式であれば11等分も問題なし。

 その他のやり方として、全員が信頼する人を指名し、その人が等分だと思うとおりに切り分け、配られたものに文句を言わない、というのも不満の残らない現実的な方法ですね。

 

2015.04.02:壱岐産業:[事務局ノート]

南三陸の春 わかめ & めかぶ作業

  • 南三陸の春 わかめ & めかぶ作業

震災前からの交流が続いている南三陸町歌津の高橋家。

その生業(なりわい)は、育てる漁業です。

 

うに、牡蠣、ホタテ、そして若布(わかめ)。

わかめの漢字は、若布だったり若芽だったり、

海の中のそのものを見ると漢字のイメージとピタリ重なります。

 

 

蛇腹のように見えるのが雌株(めかぶ)です。

これは早生品種だそうで、晩生(おくて)は4月中旬ころまで収穫が続き、

その後はうにの準備になるそうです。

 

 

今回は仙台ゾウ・プロジェクトと尚絅学院大の学生、総勢19名で作業のお手伝いを

楽しんできました。

 

 

やることはいくらでもあるのです。

 

例えば、この浮き玉。下の1個は掃除前もの。

貝殻やフジツボなどがびっしりついていて、玉が見えませんね。

上のほうのは掃除が済んだものです。

 

男6名が半日がかりで掃除して、積み上げられた浮き玉マウンテンは半分減ったかどうか。

普段、美味しい海の幸を単にいただいているだけですが、

陰にはこうした努力があり、それによって我々の食卓が支えられていることを実感しました。

 

 

2015.03.26:壱岐産業:[事務局ノート]

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2015.03.19:壱岐産業:[事務局ノート]