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観劇、感激(笑)

  • 観劇、感激(笑)

ダジャレで始まってしまいました(笑)。

 

本当に感動しましたよ、このミュージカル。

見逃した、でも本当は興味があった、という方は、ぜひどこかでご覧ください。

5000円の価値は十分お釣りがくるくらいあります。

 

さて、ここでいくらその感動話を上手に語ったとしても、

よほどの方以外は興味がないと思われます。

 

そこで、ちょっと視点を変えて、メガネと観劇、というお話をしてみます。

 

私の愛用のメガネはシニアグラス。通称老眼鏡です。

併せて、最近遠くも見えなくなってきており、しかし、遠近両用には少し抵抗があるゆえ、

遠く用と近く用の2種類を使い分けております。

 

今回の観劇は大ホールの真ん中あたりでしたので、

遠く用のメガネさえあれば、演じ手の顔の表情などもしっかり見れるはずでした。

 

がしかし。

 

今回、忘れてしまったものですから、

ぽわんとした顔、歪みきった顔、よく見えない顔が連続していったので、

だんだん顔は気にならなくなってきました。

 

そもそも、近くが見えにくくなったということは、

お前はそろそろ細かいことをシコシコやるよりも、大局を見すえて行動しなさい、

という天の声なのかなぁ、と思うのです。

 

そして、遠くが見えにくくなったということは、

野望ばかり抱かず、地に足つけて身の回りの人たちや出来事に真心をかたむけていけ、

ということなんだろう、と。

 

観劇においても、顔の表情は見えずとも、

体全体そしてその動きから、声のありさまから、手に取るように伝わってきました。

それだけ役者さんが素晴らしい表現力を持っているという証でもありますね。

 

「得る(うる)は捨つる(すつる)にあり」 という言葉があります。

 

今回の観劇で言えば、顔の表情を凝視するということをやめた(実際には見えなかった)

ことにより、より全体として楽しめた、ということでしょうか。

 

1つが失われても他がカバーする仕組み。

人の体、自然のしくみ、よくできているもんだと恐れ入ります。

2015.06.25:壱岐産業:[事務局ノート]

劇団わらび座ミュージカル「ジュリアおたあ」招待券プレゼント

  • 劇団わらび座ミュージカル「ジュリアおたあ」招待券プレゼント

米谷仁「おバカ販促」については1回休み。

今回は表題の件です。

 

劇団わらび座については、皆さんの方がよくご存知かもしれません。

秋田県仙北市(旧田沢湖町)に拠点を置いている日本有数の劇団です。



今年は、戦後70年であると同時に、

日本と韓国が国交樹立のための基本条約に調印してから50年という

節目の年でもあるようです。

 

そこで、宮城県内の日韓交流に関係する団体が記念事業として

ミュージカル「ジュリアおたあ」の無料招待公演を行うことになりました。

(ちなみに、他県での一般公演はチケット代5000円だそうです)

 

日韓の歴史に翻弄されながらも、

ひたむきに生きた女性「ジュリアおたあ」の生涯を

ミュージカルという舞台芸術に仕上げた劇団わらび座渾身の作品です。

 

●開催日/平成27年6月22日(月)18:00~
●会場/仙台市民会館大ホール

主催/同宮城公演実行委員会ほか(チラシ参照)
後援/宮城県、仙台市ほか(チラシ参照)

申込み: 無料公演ではありますが、招待券のない人は入場できません。

    チケットを郵送させていただきますので事前にご連絡をお願いしますね。

    残りペアで4組となりました。


 

 

2015.06.18:壱岐産業:[事務局ノート]

サンドピクチャー

  • サンドピクチャー

クルリひっくり返すだけで、

宇宙の神秘にせまる偶然の美を楽しむことのできるサンドピクチャー。

 

 

 

 

2015.06.14:壱岐産業:[事務局ノート]

米谷仁「おバカ販促」という本より ⑤

  • 米谷仁「おバカ販促」という本より ⑤

 

ダイレクトメール編の中に、

「ストーカーDM」

というのが出てきます。

 

「ん?」と思いましたが、読んでみればなるほどです。

 

理由もなく何度も同じDMが来れば、「何だ!」ということになるかもしれません。

しかし、1回だけではインパクトが薄いのも事実。

2回、3回と送られてくるものが開封されるには、それなりの理由が必要なのです。

 

ターゲットが絞り込まれている場合は、ぜひ開封して読んでほしいですし、

目標とする行動をとってもらいたいわけです。

 

 

これは同じ件で3回DMを送っている事例です。

 

1回目は普通に送るわけですが、2回目がポイントです。

 

「ゴメンナサイ!! 実は謝らなければならないことがあるんです・・・」

という手紙のタイトルだけが見えるように封入する、というもの。

 

そう言われると、何を誤るのか、気になるわけです。

そして、開封すると、

「来場をお願いしておきながら、地図を入れるのを忘れました」というお詫び文。

 

なんだ、そんなことで、と、決して悪い気はしません。

分かる人が見れば、「ははん、これは2回送るための口実だな」とわかりますが、

それとて、決していやらしくないので、むしろ笑って受け入れてくれそうです。

 

そして3回目が、ダメ押しの来場案内なのですが、2回目のユーモアが効いて、

しつこさはむしろ親近感に変わったのではないかと推察されます。

 

何しろ実際の来場率が1割を超えたというのですから、大成功だったと言えるでしょう。

 

2015.06.11:壱岐産業:[事務局ノート]

米谷仁「おバカ販促」という本より ④

  • 米谷仁「おバカ販促」という本より ④

 

この本には、「確かにそうだよなぁ」と共感できる表現がいっぱい。

今回取り上げるエステのチラシなどまさにそのいい事例です。

 

仙台にあるホテルモントレ最上階のエステサロン。

宿泊客は当然見込客ではありますが、そもそも男性はあまりエステには興味がない、

と米谷氏。

 

ますその認識が大切ですね。

そこを素っ飛ばして考えるところに伝え手側が陥りやすいワナがあります。

 

だから、「エステで首・肩・顔スッキリ(45分)9450円」と書かれていても、

そもそも関係ない、と秒殺される(笑)。

自分でもそう思います。

 

ならばどうすればいいか?

 

詳細をお尻になりたい方は本書をお読みいただくとして、

およそ次のような流れにするといい、と説明されています。

 

まず、「個人からのメッセ―ジ」というカタチをとる。

その上で、

①見る人の気持ちになって、まず受け入れる

②問題を認識させる

③その解決策を示す

④行動できるよう肩を押す

という順番にていねいに仕上げるのだそうです。

 

いかがでしょうか? 伝わりましたか?

 

2015.06.04:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2015年6月号

  • ハモコミ通信2015年6月号

今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎ お母さんの請求書

 日曜日の朝、ブラッドレーは、お母さんに1枚の紙切れを渡した。その紙にはこのように書いてあった。

〇ブラッドレーのせいきゅう書

おつかいちん 1ドル
おそうじちん 2ドル
音楽のけいこに行ったごほうび 1ドル
合計 4ドル 


 お母さんは、にっこり笑って、何も言わなかった。

 お昼の時間の時、お母さんはブラッドレーに4ドルのお金をのせた。ブラッドレーはそのお金を見て喜んだが、そのお金と一緒に、1枚の小さな請求書があった。その請求書には、次のように書いてあった。

〇お母さんのせいきゅう書

親切にしてあげた代 0ドル
病気したときのかん病代 0ドル
服や、くつや、おもちゃの代 0ドル
食事代と部屋代 0ドル
合計 0ドル  


 これを読んだブラッドレーは、お母さんの所へ駈けていき 「お母さん、このお金はお返しします。そしてお母さんのために、何でもさせて下さい」と言った。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

<コメント>

 小学4年生の道徳の教科書として採用している県もあるようです。その場合は、ブラッドレーを太郎君とし、ドルではなく円にしているようですが。

 この話は、子どもももちろんですが、むしろ私たち大人が読んで感じるものだなぁ、と思いました。

 無償の愛の恩に気づいた時から本当の親孝行が始まるのだと思います。

 


 

◎ 「伝える」と「伝わる」

 「CMを編集する際は『隙間』を大切にする」というのは、クリエーティブ・ディレクターの箭内(やない)道彦氏です。

 「言いたいことで十五秒を埋めるのでなく、見る人が、感じたり考えたりできる時間を必ず数秒つくります。せりふも、音楽も。『伝える』が、少しでも『伝わる』に変わるように」

 箭内氏は、「押し売る」のでなく、「引き込む」ことも広告には必要であり、それを「伝える」と「伝わる」という一文字の違いで表現したのでした。

 人と人とのコミュニケ―ションについても、同じことが言えそうです。

 相手を説得しようと、大きな声で一方的にまくしたてれば、相手に届くわけではありません。

 むしろ聞き役に徹することで、心が響き合うケースも少なくないでしょう。

 自分の思いが伝わらないのは、相手が聞いてくれないのではなく、実は、相手の気持ちを素通りしているこちらに問題があるのかもしれません。

 時には、自分の伝え方を振り返ってみたいものです。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

<コメント>

 たった15秒でも間がないとダメなんですね。

 1分間でスピーチや自己紹介を依頼されると、ついつい慌ててしゃべってしまいます。伝わることを意識するならば、それじゃダメってことですね。

 「聞き役に徹することで、心が響き合う」というフレーズはまさにそのとおりだと思います。

 話したいことがたくさんある時ほど肝に銘じたいことですね。

 


 

<ちょっと長めの編集後記>

 水合わせの儀というのがあります。古来からの儀式で、新郎新婦の互いの実家の水を汲んできて、ひとつの杯に注ぎ合わせた水を飲むというもの。

 別々の水(環境)で育った新郎新婦が、それぞれの家風の違いを乗り越えて一つとなり、二人で新たな家庭、水、環境を築いて行けるようにとの願いが込められているそうです。

 これになぞらえ、ある祝賀会で合わせ酒という企画が実施されました。

 宮城県内18の支部がそれぞれの地酒を持ち寄り、それを1つにして乾杯しました。

 どんな味になるんだろうとドキドキでしたが「意外といけるねぇ」と評判でした。かなりの量がありましたが、見事全部飲み干されました(笑)。

2015.06.01:壱岐産業:[事務局ノート]

米谷仁「おバカ販促」という本より ③

  • 米谷仁「おバカ販促」という本より ③

 

「ハッピーエンドから考える」というフレーズがなるほど、と思いました。

 

チラシを作る時「まずどう行動してほしいか」から考え、そこを強調するというのです。

 

例えば、

「電話やFAX、メールで問い合わせをしてもらう」

「ホームページに立ち寄ってもらう」

「来店してもらう」

などなどです。

 

その際、その行動をする際の不安要素を極力取り除いてあげることにより、

反応率がグッとよくなるとのこと。

 

アクサダイレクトという保険会社のCMだと、感じのいい女性が電話応対している様子が

伝わってきますね。ああいう雰囲気をチラシでもスペースを割いて必要だ、ということ。

 

笑顔の女性の写真、最低でもイラストは入れましょうとのことでした。

 

 

2015.05.28:壱岐産業:[事務局ノート]

米谷仁「おバカ販促」という本より ②

  • 米谷仁「おバカ販促」という本より ②

 

この本で一貫して著者が言っていることの1つに、

人は誰しも売り込まれるのがイヤ、特に自分に関係のないと思われるものの広告、

これは嫌われる、と。

 

コメント不要、そのとおりですね。

それでも伝える側はなんとかして手持ちの情報をしかるべき人へしっかり伝えたい。

では、どうするか?

 

ざっというとそのせめぎ合いにおける基本的な考え方や手法が書かれている本なのです。

 

まずは事例その1

 

街頭でチラシ配りをする場合、

ポケットティッシュなどがついていると一応受け取ってもらえますが、

実はそうでなくてもかなりの確率で受け取ってもらえる方法がある、というのです。

 

実はこれ、私自身も体験済。間違いありません。

 

それは、号外新聞”風”チラシ、という形をとっての配布です。

 

用紙のサイズや質感も重要。そして紙面の構成もそれっぽく仕上げます。

そしてスタッフジャンパーを着て配る、というのも重要だ、と言います。

 

いかがでしょうか?

論より証拠、ぜひトライしてみてください。

 

 

新幹線の文字ニュースの中でも、号外ニュース、という言葉には何だか読まなくちゃ損、

といった緊張感(?)が生まれますものね。

2015.05.21:壱岐産業:[事務局ノート]

米谷仁「おバカ販促」という本より ①

  • 米谷仁「おバカ販促」という本より ①

 

友人でもありビジネスパートナーでもある米谷仁さん。

週に最低1回は会っているので、今もっとも接触頻度が高い人物と言えます。


さて、その米谷さんが出版社商業界から依頼され、

これまでの仕事人生の集大成として手掛けてきた事例を、

これでもか、と満載した渾身の初著作がこの写真の「おバカ販促」です。

 

米谷さんにデザイン編集していただいた弊社の名刺(1つ古いバージョンですが)も

掲載されています。

 

アマゾンで購入できますので、よろしければぜひ買って読んでみてくださいね。

次週より、少しずつこの本から学び取れることをまとめてみたいと思います。

 

2015.05.13:壱岐産業:[事務局ノート]

二宮尊徳という人物

  • 二宮尊徳という人物

 

連休を利用して、神奈川県小田原市にある二宮尊徳記念館に行ってきました。

小田原は相模湾に面した箱根の玄関口。

温暖な気候で交通の要所、栄えることが約束された地という感じを受けました。

 

さて、二宮金次郎、のちの二宮尊徳とはどういう人物だったのでしょう。

私は、弟子の福住正兄(ふくずみまさえ)氏が著した「二宮翁夜話」のCD版を

何度も何度も聞いていましたが、やはり記念館ではこれまで知らなかった情報を

たくさん知ることができました。

 

二宮金次郎といえば、誰しも背中に薪を背負いながら書を読む小さな少年の彫像を

思い描くことと思います。

やりたいことも我慢してひたすら勤勉に農作業をするというイメージ。

 

 

 

ところが実際は大きく2つの点でそのイメージとはずいぶん違います。

 

1つ目は体の大きさ。大人になった金次郎(改め尊徳)は、身長185㎝の大男。

再建の神様と呼ばれた男に相応しい風貌だったのです。

 

最初の写真が記念館の脇にある尊徳の生家で、実物大の銅像が立っていました。

実にエネルギッシュで苦難をものともしないたくましさを感じました。

 

氏の教えは報徳仕法としてまとめられ、至誠・勤労・分度・推譲を基本としています。

推譲という言葉がわかりにくいと思いますが、働きによって生まれた力やお金を

自分の将来や社会に譲ること、という意味だそうです。

 

幸田露伴の幸福三説(惜福・分福・植福)を1つの言葉で言い表したような

ニュアンスが感じられます。

 

分度は大切としながらも、決して欲を否定してはおらず、むしろそれをエネルギー

として励むことを推奨したのです。これが2つ目のイメージギャップの点です。

とても実際的かつ成功する考え方で、今に通じるものがあると思いました。

 

小田原市民にどの程度この報徳仕法が浸透しているかはわかりませんが、報徳タクシー

とか、報徳観光など、報徳という名前のついたものをあちらこちらで目にしました。

利用して実感すればよかったなぁ、と思いました。

2015.05.07:壱岐産業:[事務局ノート]