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ツールの微差が結果の大差をつくります

  • ツールの微差が結果の大差をつくります

ツールは文字どおり訳すと「道具」。

たかが道具、されど道具。

道具の良し悪し、あるいはその道具を使う使わない、

そうしたちょっとした差が、結果を大きく左右することもありますね。

弊社の商材を事例に検証してみましょう。

 

<安全ツール編 「反射ベスト(穴あき軽量タイプ)」>

世の中に反射ベストは多種類ありますが、同品には大きく4つの特徴があります。

そのうちの2つの特徴を例にとってみます。

特徴① 超軽量100g

 軽量を謳っているものでも、大抵は130g~150gありますし、通常品は200g以上です。

 1日中身につけていても気にならない軽さだ、とおかげさまで好評です。

 ちょっとした重さの差も見過ごせません。

特徴② 網なし、幅狭反射帯、穴あき加工

 これらは夏の暑さ対策です。

 反射ベストを身につけるとムレが気になりますが、それを少しでも軽減する作りです。

 もちろん強度を補強する工夫がなされています。

 

<関係ツール編 「のぼり旗」>

のぼり旗は、テトロン素材が一番普及しています。

加工の際、ヒートカットという方法で、断裁部がほつれないようにするのが一般的です。

しかし、これだけでは強風で角からほつれ出し、やがて端がボロボロになってしまいます。

のぼり旗とはそういうものさ、とあきらめている人もいますが、

弊社ののぼり旗は、L字三巻縫製加工を標準としており、寿命が長いです。

(イベントで1日だけ使う場合を除く)

お客様に依頼されてからやるのではなく、率先してお知らせしています。

 

<環境ツール 「出前エネルギー教室セット」>

小学校の授業の中で、エネルギーの大切さを伝える効果的なツールは多数あります。

ゼネコンと言われる手回し発電機はその代表のようなもの。

それを使って豆電球を点けたり、電子メロディを奏でたり、応用が利くツールです。

しかし、その配布に手間取っていては、45分しかない授業時間を有効に活用できません。

弊社のセットは、様々な実験ができるツールが1つのボックスに収まっているだけでなく、

そのボックスそのものに面白い演出を施しています。

 

 

などなど、様々な現場のシーンを思い浮かべ、そして現場の声を聞きとって、

どうやったら今より少しでもいい結果が得られるか? ということに集中しています。

2017.03.23:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2017年3月号

  • ハモコミ通信2017年3月号

今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎宴会五箇条

 送別会や年度末の飲み会、お花見など、宴会が多く行われる季節です。

 千葉県館山市は「全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会」に参加し、食べ残しを減らすための「宴会五箇条」チラシを作成しました。

 ①まずは適量注文 ②幹事から「おいしく食べきろう!」の声がけ ③開始30分と、終了15分は席を立たずにしっかり食べる「食べきりタイム」 ④たくさん残っているテーブルから少ないテーブルへ分け合う ⑤食べきれなかった料理は店に確認して持ち帰り。

 市では、この五箇条をPRして、食品ロスの削減や生ごみの減量化につなげたいと考えています。

 まだ食べられるのに捨てられる食べ物の量は、日本では、年間600万トン以上にも上るそうです。

 地域や会社での取り組みも必要でしょうが、食べ物を無駄にしないために、消費者として、できることはないでしょうか。

 例えば食料品を買う際、買い過ぎないことはもちろん、常に新鮮なものを求める意識を見直すだけでも、食品の廃棄を減らすことにつながるはずです。

 

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<コメント>

 なるほどごもっともの内容です。

 先日、所属する団体の新年会があった際、幹事が似たような呼びかけをしました。

 最初の20分と最後の10分を自席で、という呼びかけでした。

 ところが宴たけなわとなり、最後の10分について幹事からのアナウンスもなかったため、最初のコンセプトはどこへやら、盛り上がりのままいつもの宴会となりました。

 私を含め、誰一人幹事に進言しなかったのが原因でした。

 新しい取り組みを定着させるためには、宴会の雰囲気をこわさない配慮をしつつ、上手なリーダーシップが必要だなぁと感じました。

 いずれにしても「食品ロスを減らす」というのは、とても大切な考え方ですね。

 


 

◎現状を打破する

 現状維持バイアスという心理作用があります。

 これは「今のままで何の問題もなければ、変化させずにそのままにしておこう」という心のはたらきのことで、誰の心の中にも存在しています。

 日常生活では、後片づけや部屋の掃除をするかどうか迷った時などに、そうした心理がフッと生じることがあります。

 片づけるべきだと頭ではわかっていても、「他人(ひと)に見られるわけじゃない」 「別に不便を感じていないからこのままでいい」という気持ちが湧いてくるのです。

 人の心は変化を恐れるものですが、現状維持に偏った心境では、今以上の向上は望めないでしょう。

 後片づけは、単に仕事の効率を上げるだけでなく、次の作業をスムーズに始めることにもつながります。

 また、物の整理は心の整理にも結びつきます。

 現状維持バイアスを脱するには、身近な事柄がお勧めです。

 まずは今日1日の清掃、後片づけから始めませんか。

 

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<コメント>

 バイアスの意味は、「思い込みを伴った偏った考え方」ということのようです。

 本当はこうしたほうがいい、とうっすらわかってはいるけれど、そうすることで引き受けなければならない面倒なことを思い、ついつい後回し、あるいはやらないことにしちゃう。

 「最低限」の行為を繰り返すことにより、いつしかそれが自分ができる「最高限」になってしまう、っていう怖い言葉をかつて聞いたことがあります。

 それでは自分のステージがいつまでも上がっていかない、と。

 現状維持という心の停滞を打破する一番身近で効果的な取り組みとして、心の整理にもつながる物の整理をしましょう、ということですね。いかがでしょうか。

2017.03.13:壱岐産業:[事務局ノート]

保守管理費を抑えたい! ソーラータイプのスプレンダーGⅢ

  • 保守管理費を抑えたい! ソーラータイプのスプレンダーGⅢ

コンパクトで、しかも明るく、ソーラーで省エネ

ソーラーパネルとして一日中光る警告灯

 

■省エネでエコ対応
昼夜輝度自動切り替え機能付きで、ソーラー電力を大事に有効活用。

■満充電で約6日間光る
満充電の場合、無日照でも約6日間もつので、ほぼ1年じゅう光ります。

■過充電・過放電防止回路
電池保護のために過充電、過放電防止回路を内蔵しています。

■衝撃に強く壊れにくい
本体はポリエチレン、電図はポリカネートで衝撃に強い構造となっています。

■ソーラーパネル
電源がないところでも使えます。AC電源が不要なので低コストなうえCO2排出量の削減に貢献します。

■明るく高い視認性
超高輝度LEDと特殊レンズで、斜めからでもよく見えます。

 

ソーラーパネル
LED アンバー24個、青6個
出 力 1.5W
電 源 ニッケル水素
無日照 約6日間(満充電時)
本体材質 レンズ:ポリカーボネート
本 体:ポリエチレン
サイズ W262×H309×D170mm
重 量 1.3kg
その他 ON-OFFスイッチ・昼夜輝度自動調節機能付き
本体構造IP65
取付用ボルト・ナット付

※取り付けるためにはクランプが必要です!

お問い合せフォーム または お電話 022-233-1776 でお問合わせください。

この商品を買った人は「フラッシュ光太郎」「ハイブリットサークルミニ」も見ています。

2017.03.06:壱岐産業:[事務局ノート]

ペットボトルロケット

  • ペットボトルロケット

火薬などは使用せず、水と空気の力で飛ばすエコロジーなロケットです。

不要になった空きペットボトルを利用して作ることができます。

2017.02.25:壱岐産業:[事務局ノート]

作業者の手元の安全を守る「耐切創手袋」

  • 作業者の手元の安全を守る「耐切創手袋」

作業現場で働くみなさん!作業現場の監督さん!

適切な耐切創レベルの手袋でキケンを回避しましょう!

建設現場や工場、ガラス加工など鋭利な刃物を使用する際に手を切ってしまう事故を防ぎましょう。

作業の危険度に合わせて適切なレベルの手袋を使用してください。

 

切創強度は6段階

強度を評価する上で、今日ではヨーロッパ(EU)で制定されているCE規格の中の安全保護具の機械的物性試験方法です。
手袋片を測定代に固定し、一定の荷重をかけた回転刃を往復運動させ、切断(貫通)にいたるまでの往復回数を測定します。
これを基準布と交互に数回行い、耐切創性の評価を算出します。

評価値は「0」~「5」までレベルに分けられ、数値が大きいほど耐切創性にすぐれます。
どのレベルの手袋をご使用されるかについては安全性と作業を考慮し、作業内容に応じたレベルの手袋を選択してください。
※EN388耐切創レベルは、測定データであり、保障値ではありません。

カットレベル等級ごとの切創係数

1(1.2以上~2.5未満) 
2(2.5以上~5.0未満) 
3(5.0以上~10.0未満) 
4(10.0以上~20.0未満) 
5(20.0以上)

レベル0~レベル5まで、どの段階も準備いたします。

お問い合せフォーム または お電話 022-233-1776 でお問合わせください。

2017.02.17:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2017年2月号

  • ハモコミ通信2017年2月号

今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎とっくりセーター

 あるデパートでの微笑(ほほえ)ましいエピソードです。

 70代くらいの女性が「うちのお父ちゃんに、とっくりセーターが欲しいんだけど、どこにある?」と店員に尋ねました。

 若い店員は「タートルネックのセーターですね」と返事をしています。

 そこに、ベテランの店員が間に入り、「とっくりセーターでございますね。どうぞこちらです」と案内に立ちました。

 そして、「とっくりセーターは暖かいから、ご主人様も喜ばれるでしょう」と、最後まで「とっくりセーター」とお客様に合わせていました。

 ベテラン店員は、正しい呼び方より、相手に合わせる方を選んで接客したのでした。

 きっとその女性も、気持ちよく買い物をすることができたでしょう。

 私たちも、時と場合に応じて、相手に合わせる配慮をしたいものです。

 ちなみに「とっくりセーター」とは、日本酒などを入れる徳利に形が似ていることから、かつて呼ばれていた呼び方です。

 

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<コメント>

 この通信でも紹介したことのある私の体験です。

 仙台空港の機内預け荷物をX線に通すところに並んでいた時のこと。係の人が並んでいる人に「ANAですか?」と質問しています。20代か30代くらいの青年が「ハイ」と答えます。

 次の青年にも、「お客様はANAですか?」と質問、私の番にきたら、「お客様は全日空ですか?」 「は、はい(苦笑)」

 そして、私の後ろの青年には、「ANAですか?」でした。相手に合わせてるんだろうねぇ・・・(笑)。

 本論に戻ると、確かにお客様の使っている言葉で話す、お客様に合わせる、っていうのは基本ですね。やっているつもりですが、改めて注意したいと思いました。

 それにしても、とっくりセーターという呼び方を、わざわざこのように説明しないと理解されない時代になってしまったんですね。かなり、やっぱり私は全日空チームかなぁ(笑)。

 


 

◎先輩の「どや顔」

 「人の振り見て、我が振り直せ」という諺(ことわざ)があります。

 これは、「他人の行動を見て、良いところは見習って自分に取り入れる。反対に、他人の悪いところは、自分にも同様のところはないかと振り返って、もしあれば改めて、自己の向上につなげよ」という教訓です。

 A子さんは、職場に、頼りにしている先輩がいます。その先輩は、社歴が長く、仕事もできる人です。

 当初は何かにつけて教えてもらっていましたが、次第に教えてもらうことが嫌になってきました。

 そのわけは、先輩の「どや顔」です。いかにも《私は何でも知っている》というような得意顔が気になって仕方ありません。

 A子さんは、そんな先輩の姿から、謙虚でありたいという思いを強くしました。

 そして、自分にも高慢な気持ちがないか、態度に現れていないかと省(かえり)みて、誰に対しても謙虚であることを心がけるようになったのです。

 A子さんの振る舞いに感化されたのか、その先輩の態度も変わっていきました。

 

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<コメント>

 謙虚の反対は傲慢(ごうまん)でしょうか。もっとも慎みたい心持ちですね。

 誰しも自慢したい気持ちはあるでしょうが、故・船井幸雄氏によると、自慢を喜んで聞いてくれるのは母親だけだ、ということです。そう考えると、母親は偉大ですね。

 故・無能唱元氏は、飲み屋で自慢話をしたいなら、勘定はみんなの分をおごれ、そうしないと人間関係をダメにするぞ、とおっしゃっていました。

 このコラムの中でとても大切な部分は最後の行ではないかと思います。特別先輩に何か言わずとも、人の振り見て我が振りを直した時、相手が自然に変わった、という経験、ありませんか?

2017.02.01:壱岐産業:[事務局ノート]

日本名産地 さくら タオルセット

  • 日本名産地 さくら タオルセット

『異例の組み合わせがわかる人って、センスがあると思います!』

壱岐産業スタッフさとうです。

 

日本三大タオル産地、今治・泉州・三重(おぼろタオル)で、コラボレーションした品質の良い、安全性の高いタオルをギフトにしてお届けします。

 

≪ 今治 ≫

今治タオルの最大の特徴である「吸水性」を保証するため、タオル片を水に浮かべたとき、5秒以内に沈み始める「5秒ルール」は産地で独自に設けた品質基準のひとつです。
この基準を満たしたものだけが、今治タオルのブランドマークをつけることができます。
今治タオルでは、もっと広くタオルの良さを伝えていくために、「タオルソムリエ制度」を導入しています。

 

≪ 泉州 ≫

泉州タオルの起源は明治18年。
筬「おさ」のテリーモーションを利用して輪奈(パイル)をつくる「打出機」を考案、タオル製織に成功、その製品をカルキで晒したことから我が国初の後晒タオルが誕生しました。
これを機に大阪「泉州タオル」は日本タオル産業発祥の地として発展し続けています。

 

≪ 三重(おぼろタオル) ≫

「おぼろタオル」は明治41年三重県津市、「朧染タオル製造法」 (特許證:第14928号第71類)の専売特許で創業しました。
味もそっけもないタオルに図柄をのせたいとヨコ糸だけが染まる技術を開発し、白いパイルの下におぼろげな模様を描いたのがその名の由来です。
「日常使いするならこのタオル」
平成28年度の三重グッドデザイン(工芸品等)に選ばれました!

 

 

内 容 ウォッシュタオル(今治・泉州・おぼろ)×各1
化粧箱サイズ 32×22×4.5cm
タオルサイズ ウォッシュタオル(今治・泉州)=34×35cm
ウォッシュタオル(おぼろ)=34×40cm
素材・生地名 綿100%

 

↓お問い合わせフォーム↓

    http://iki-sangyo.co.jp/contact/

2017.01.27:壱岐産業:[事務局ノート]

アルコール検知器テスターキット

  • アルコール検知器テスターキット

知っていましたか?

アルコール検知器の定期点検を怠ると

罰則が科せられ、大変なことになりますよ!

運送事業者様にアルコール検知器の使用が義務づけられたと同時に、「アルコール検知器の故障の有無を定期的に確認しなければならない」と定められています(2011年5月法令改正)。
少なくとも週1回以上「電源が確実に入ること」「損傷がないこと」を毎日確認しなければなりません。

 

これを怠った場合、「アルコール検知器の常時有効保持義務違反」として罰則が科せられます。

●アルコールの無い状態の時は検知しないこと

●アルコールが含有されている状態の時は検知すること

運送事業者様から「具体的にはどうすればいいのか」とのお声を多数お聞きし、その課題にお応えするために開発・誕生したのが、「ソシアック/アルコール検知器テスターキット」です。

アルコール検知器テスターキット

※アルコール検知器の仕様によっては、正確な確認が出来ない場合があります。
※予告なく内容・仕様を変更することがございます。
※アルコールガスの残量や噴霧量によってアルコール濃度が変動します。

アルコール検知器テスターキット

アルコール検知器テスターキット

お問い合せフォーム または お電話 022-233-1776 でお問合わせください。

 

飲酒運転撲滅! ソシアックαソシアックXアルコールチェッカーAC-016もあります。

2017.01.26:壱岐産業:[事務局ノート]

ごあいさつ


代表取締役 長谷川嘉宏

私たちは、『ツール DE スイッチON』という合言葉のもと、

『安全をたかめる』
『関係をふかめる』
『環境をつなげる』

ことを使命とし、ビジネスの現場を活き活きさせるツールを提案させていただいております。

喜んで働くかどうかは、働く人それぞれの心が決めることであり、その大元は目的意識や使命感といったものだと思います。

主役は常に人の心です。

しかし何しろ人の心というのは一定ではありません。
ヤル気満々で充実していた人でも、何かの拍子にその気持ちが落ち込んでしまうこともありますし、怠けているつもりはなくても、何となくゆるんでしまうときもあるでしょう。
そんな時、力を発揮するのがツール(小道具)ではないかと思っています。

例えば、お客様に何かを伝える業務があったとします。
言葉だけでそのことをうまく伝えるのがむずかしい場合でも、上手にわかりやすく説明されているツールがあるだけで、きっとうまくやれるだろう、という自信が湧いてくると思います。

社内に何かを徹底させたいと思った時、口で言っただけではその時限り、その場限りになってしまうかもしれません。
そんな時、常に目に入る位置にそのキーワードが書かれているツールがあれば、折に触れそのことを思い出し、気を引き締めるに違いありません。

人は忘れやすいもの、人の心は波がある、人はブレる、人は間違える、人はゆるむ・・・。
誰もが不完全であり、そういうものとして備えなければならないと思います。

一人ひとりは不完全でも、それぞれのいいものを持ち寄って、全体として力が発揮され、調和がとれている姿。
それが、弊社が求めてやまない「ハーモニーのあるコミュニティ」であり、効果的なツールによって広げていきたいのです。

ツールの微差が結果の大差をつくります
ハーモニーのあるコミュニティづくり

2017.01.16:壱岐産業:[事務局ノート]

ハモコミ通信2017年1月号

  • ハモコミ通信2017年1月号

今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎そうめんの季節

 「雨晴れて笠忘る」という諺(ことわざ)があります。

 そうめんといえば夏のイメージですが、その生産時期は冬です。

 冬の寒風と、穏やかな日に干されて、麺が作られます。

 昔に比べて、生産量が低下しているというそうめんの普及活動に励んでいるのが、そうめん研究家のソーメン二郎さんです。

 全国のそうめんを食べ歩きながら、そうめんの歴史や文化を研究し、講演や執筆活動を行っています。

 奈良県出身の二郎さんは、三輪そうめんの製造販売を営む家に生まれました。

 「うちは年中そうめんだから『お母さん、またそうめん?』と文句を言っても仕方がない。

 自由研究と称して、いろいろな食べ方を考えていた」という二郎さん。

 小学生の頃から、そうめんにツナや梅干、しょうがを加えたり、だしを変えたり、オリーブオイルを加えてみたりと、「飽きない工夫」をしていたそうです。

 そうした生い立ちが、今の仕事にもつながっているといいます。

 誰でも、同じ環境に長くいると、飽きがくるものです。その時いかに工夫するか。

 「またそうめん?」と言う前に、研究する余地はまだあるはずです。

 

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<コメント>

 冬は、にゅうめん二郎と名乗っていらっしゃるようですね。

 それにしても、小学生からこういう心持ちでいられたっていうのは驚きです。

 大人でも不平不満が出そうです(笑)。

 仕事もプライベートも、工夫の仕方ひとつで、心の持ちようひとつで、いくらでも充実したものにできます。

 人だけでなく、家、車、服、その他身の回りのあらゆる物にも1年間大変お世話になってきたのでした。

 


 

◎時間は節約できたけれど

 Eさんは、駅から会社まで、最短距離の道を選んで出勤しています。「少しでも時間の節約になる」と、内心、得意気でした。

 ある日、駅で先輩に会い、会社へ一緒に向かうことになりました。先輩は、Eさんとは違う道を通ります。

 「なぜ近道を歩かないのですか」と理由を尋ねると、先輩の答えはこうでした。

 「あの道はたしかに近いが、大通りに面しているから騒音がひどい。

 歩道も狭くて、人とぶつからないように気を遣う。少し時間がかかっても、大きな道をゆったり歩いて、ストレスを溜めないようにしているんだ」

 先輩の話を聞き、Eさんには、思い当たる節がありました。

 いつも時間短縮にこだわるあまり、心に余裕がなかったのです。

 効率ばかりを追い求めると、その代償はどこかにあるものです。その行動が心の栄養になっているかどうか、時には立ち止まって考えたいものです。

 

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<コメント>

 効率を重視するというのは、ごく自然なふるまいだと思います。

 ん? 私だけですか? 私は気をつけないとまるでEさんのようになりがちです(笑)。

 だからこそ、効率を求める心はそのままに、それ以外のしっかりとした価値観でものごとにあたるとき、とても充実感を感じます。

 仕事はまさに効率が優先される部分が多いものですが、会社で言えば理念、個人で言えば働く上での信念・信条がはっきりしているかどうかが問われますね。

 常にそこに立ち返って考えたいものです。

2017.01.04:壱岐産業:[事務局ノート]