料理、学び直し
ホッと一息つきたいときに、ポチッとテレビをつけてしまいます。 一人でご飯を食べる時などもしかり。 昭和のTV世代です(笑) 主にニュースを見て、世の中の動きくらいは知っておきたいと思いますが、 その結果ため息が出たり、力を奪われたりすることも少なくない昨今ですね。 ちょっとした気晴らしを誰と一緒に過ごすのか(どんな番組を見るのか)、 賢い選択をしたいと感じます。 料理番組は、楽しみと実益を兼ねていて罪悪感がありません(笑)。 先日の講師は土井善晴さん。 あったかい大阪言葉が心地よかったです。 メニューは、新玉ねぎの蒸し煮、新ごぼうのきんぴらなど。 ごぼうのささがきがすごく早くてびっくりでした! きんぴらは、煮汁がなくなるまで炒めるのが基本ですが、 「おいしそう!今食べたい!と思ったら、煮汁が残っている感じで火を止めたらよろし」。 塩加減は、 「自分でこれ食べるんだったらこのくらい振るんちゃうか~って思う量が結構正解」 だそうです。 レシピの数字に頼っていると、その自由さが難しくてちょっと固まります…。 「誰が冷奴にお醤油小さじ1杯半って計ります?」 なるほど、そうだなぁ。 自分の作りたい柔らかさ、味の濃さにしていくためには、 計量よりも火の止め加減のほうが大事、とも。 シンプルな料理だからできる「自由」なんだそうです。 土井さんは、きんぴらを高く盛りつけたてっぺんに、 半分に切って共に痛めた赤唐辛子をちょこんとのせて、 「アクセサリーみたいでしょ」とにこにこ顔。 私にとって毎日のご飯作りは、何年経ってもなかなかしんどいものですが、 シンプルな料理を、五感を働かせて自由に楽しくやれるようになりたいものです。
2023.06.18