シャンペトル
私はまったく初めて聞く単語だったのですが、実は1970年代にすでに流行っていた、と。 以下は、「農耕と園芸」というHPから一部抜粋したものです。 日本の花業界でも「 シャンペトル 」とよばれる花束やアレンジメントのスタイルが広く 知られるようになってきた。フランス語の champêtre 、「 田園風の、田舎の 」という ような意味の言葉から出てきたものらしい(champは野原で、「シャンゼリゼ通り」 というのは、エリゼの野。つまり、そこが昔は草の生い茂る野や沼だらけだったことを 表しているそうだ)。 シャンペトルスタイルは1970年代にもパリで流行した。その頃は、野原に咲いた花を 無造作に花瓶に投げ入れるというスタイル。現代のシャンペトルは、花材が多種多様に なったおかげでより洗練され、ナチュラルなスタイルとして定着している。 今年から1年限定で、業務の都合上、現代農業という雑誌の定期購読を始めました。 その5月号をめくって最初の特集が「今売れている野の草花」というもの。 登場しているのは福島県昭和村のKさん。紹介されている山野草を見てびっくり! ニガナ、クローバー、カモガヤ、ササ、カラマツソウ、カラハナソウ、ギシギシ、 ヨウシュヤマゴボウ、ヒメジョオン どれもこれも、いわゆる雑草。カモガヤに至っては、花粉症の敵と目されている代表格の うちの1つです。これらが売れるの??? センスがあれば売れるんですね。 確かに、よく行くお花屋さんに、セイタカアワダチソウやヨウシュヤマゴボウが置いて あるのを見てびっくりしたことがありました。 < セイタカアワダチソウ > < ヨウシュヤマゴボウ > やっぱり何事もセンスが重要。そして、ひとたび雑草が売れる、となった時、ものの見方 がガラリと変わるのは容易に想像がつきますね。センスに加えて知識・情報が大切です! これまで縁遠かった分野にこそ、様々な可能性が眠っていることを感じた瞬間でした。
2024.04.14