私も森林インストラクターの端くれではありますが(笑)、筋金入りの森林インストラク
ターという方々がいらっしゃいます。
長年、仕事でその道にいらした方であり、森林ガイドなどもこなしてきているので、
植物のことにはめちゃくちゃ詳しいのです。
そんな人に、ぜひ「オレの山」に来ていただき、樹木名やうんちくを教えてもらいたい、
という企画提案が受理され、所属している森林インストラクターみやぎ会の活動の1つ
として、先日4名の会員さんが来てくださいました。
今度オレの山に来ていただくと、あちらこちらに樹木名プレートがついているのに
気づくことでしょう。
実がなるとわかるのですが、花の状態ではこの木が何だかわかりませんでした。
梅仁丹のような紫の実をたくさんつけるこの小木は、ムラサキシキブと言います。
オレの山築館にたくさん自生しています。
これはお分かりの方もたくさんいらっしゃると思います。そうサンショウ(山椒)。
似たような木でイヌザンショウというのもあり、それは香りが薄く、役立ちません。
良い悪いは別として、あまり人の役に立たない木に対し、「イヌ」とか「カラス」とか
「ブタ」っていう言葉がついたりします(笑)。
これまであまりじっくりと森を隅々まで見てきたわけではなかったので、オレの山には
イヌザンショウばっかりだ、と思っていたのですが、今回、じっくり見て回ったことで、
サンショウを発見することができました。
このキノコは、サルノコシカケ科のヒトクチダケだそうです。
ヒトクチダケは、枯れた2年目の松の木に生えるそうで、このアカマツは2年前に枯れた
可能性が高いとのこと。確かにそんな感じです。
手前の方は、森林セラピーを専門としているインストラクターで、秋にコラボイベントを
企画しています。
今回嬉しかったのは、環境省の仕事を長年続けてこられたKさんのひと言。
「里山らしい良い森ですね。バラエティに富んで、解説し甲斐がありましたよ」