東日本大震災の津波で焼失した海岸防災林の植樹事業はすでに完了しており、今はその
メンテナンス(育樹事業)が必要な時期です。植樹はわかりやすく目立つことなので、
大企業もこぞって取り組みますが、育樹は地味で毎年のことでもあり、ぐっとその参加
度合いが減ります。
今年は、私達宮城県倫理法人会有志約40名は、第一三共さんとトヨペットさんと合同で、
名取市の海岸防災林の管理を一手に引き受けている国際NGO団体オイスカさんの協力を
いただいて実施してきました。
やることはただ1つ。葛の根っこを引っこ抜くこと。抜けないくらい太い根は、切って
薬品をかけます。海岸防災林には、小さい苗木を暴風から守るための防風柵というものが
設置されています。当時は良かったのでしょうが、今となっては作業の邪魔。しかし、
そんなことも言ってられず、誰もやりたがらないだろうと思い、その中に入って作業しました。
太い根は切って薬品をかければいいのですが、がんばって大物の根を掘り出したりも
しました。これはその1つ。
午前中かけてようやく0.2ha程度の狭い空間を、しかし確実に根絶やしすることができ
ました。皆さんいい汗をかいて満足気でした。
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