ご存じのとおり、同じ金額の硬貨は20枚までは問題なく受け取ってもらえますが、
それ以上の枚数の場合、相手の同意が必要となります。
先日90歳をめでたく迎えた母の場合、財布やバッグ等あちこちに小銭がたまっていて、
重量的にも年寄りには不向きなほどになってしまっていました。
「支払いの時に安易にお札を出さないで、小銭も使って払ったらいいんじゃないの?」
と一度は言ってみましたが、考えてみると、そういう習慣がある人はそもそも今のような
状況には陥らないわけです。
母とて、昔からそうだったわけではなく、だんだん齢と共に細かいことが面倒になって
きているのだろう、と推察しました。
ならば、私が両替をしてあげよう、と、1円玉、5円玉、10円玉、50円玉を一気に
両替してあげました。
するとどうでしょう。母はとても喜んだ顔になったのです。
自分でも、小銭があっちこっちにあるのはわかっていても、収拾がつかずにいたのです。
親子なのでボランティアというとおおげさですが(笑)、小銭を両替してあげることも
小さな親孝行だと感じたひと幕でした。
この大量の小銭は、スーパーなどの自動精算機で消費しようと思います。
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