ホッと一息つきたいときに、ポチッとテレビをつけてしまいます。
一人でご飯を食べる時などもしかり。
昭和のTV世代です(笑)
主にニュースを見て、世の中の動きくらいは知っておきたいと思いますが、
その結果ため息が出たり、力を奪われたりすることも少なくない昨今ですね。
ちょっとした気晴らしを誰と一緒に過ごすのか(どんな番組を見るのか)、
賢い選択をしたいと感じます。
料理番組は、楽しみと実益を兼ねていて罪悪感がありません(笑)。
先日の講師は土井善晴さん。
あったかい大阪言葉が心地よかったです。
メニューは、新玉ねぎの蒸し煮、新ごぼうのきんぴらなど。
ごぼうのささがきがすごく早くてびっくりでした!
きんぴらは、煮汁がなくなるまで炒めるのが基本ですが、
「おいしそう!今食べたい!と思ったら、煮汁が残っている感じで火を止めたらよろし」。
塩加減は、
「自分でこれ食べるんだったらこのくらい振るんちゃうか~って思う量が結構正解」
だそうです。
レシピの数字に頼っていると、その自由さが難しくてちょっと固まります…。
「誰が冷奴にお醤油小さじ1杯半って計ります?」
なるほど、そうだなぁ。
自分の作りたい柔らかさ、味の濃さにしていくためには、
計量よりも火の止め加減のほうが大事、とも。
シンプルな料理だからできる「自由」なんだそうです。
土井さんは、きんぴらを高く盛りつけたてっぺんに、
半分に切って共に痛めた赤唐辛子をちょこんとのせて、
「アクセサリーみたいでしょ」とにこにこ顔。
私にとって毎日のご飯作りは、何年経ってもなかなかしんどいものですが、
シンプルな料理を、五感を働かせて自由に楽しくやれるようになりたいものです。
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