ボルネオ島ってどこにあるかご存知でしょうか?
グリーンランド、ニューギニアについで世界で3番目に大きい島です。
面積75万平方キロは、日本全土のちょうど倍の大きさです。位置は地図をご覧ください。
中学生の時、図書室にあった「世界の自然」という大きな写真集をめくっていったら、
ボルネオの熱帯林の威容に目が釘付けになりました。80mを越える巨木が一面を覆って
いたのです。おおー、見てみたい!
実は、17年前に家族旅行でその夢は果たされました。
オランウータンが野生状態で保護されている地区は、森林も保護されており、まさに
中学生の時に見たとおりの巨木群に圧倒されました。
昭和の時代、ラワン材として丸太輸出が盛んとなり、大木は次々伐り出され、森林は
アブラヤシやゴムのプランテーションになっていきました。その行き過ぎが指摘され、
今では原木輸出というのは禁じられていますが、プランテーションはそのままというより
むしろ拡大しています。
おっと、本題に戻ります。
先日、現地滞在1週間で、とあるミッションを遂行してきました。
普通の人は絶対やりたがらないそのミッション。
具体的なことは企業秘密になりますが、河原で、カカオ畑で、焼畑開墾地で、そして農場
で、こんな格好でそのミッションを行ってきました。
そのミッションとは、アクティブなスズメバチに対して、どんな方法がより効果的か、
という実験をすることでした。大きく分けると3種類、細かく分けると17種類の実験です。
毎年、多くの方々がスズメバチに刺されて亡くなっています。
亡くならないまでも、労災認定となるような事例は数多く報告されています。
悲惨な被害を少しでも減らしたい、しかもすぐにでも。
日本でスズメバチが攻撃性を増してくるのは8月から。沖縄でも7月。そこから実験を
やったのでは、今シーズンは間に合いません。
しからば、年中攻撃性の高いスズメバチに出合える(笑)熱帯に行こう!
指南役として、スズメバチ研究では他の追随を許さない在野の研究家中村雅雄氏に
ご同行いただきました。
次週、続きを書きたいと思います。乞うご期待。
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