みりんを手作りできるとは知りませんでした。
元々みりんはアルコール度が15%近くあることもあり、酒屋さんでしか売ってなかった
のです。つまり勝手に作ると密造酒扱いとなり、お縄となります(笑)。
では、どうやって手作りを楽しめるの?
みりん風調味料という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ある一定以上の塩を製造過程で混ぜることにより、酒税法の扱いから外れるのだとか。
なるほど、世の中には法の抜け道があるものですね。
ここで作り方の解説をしても仕方ないので省きますが、もち米、焼酎(35度)、米麹、
塩、水を入れてよく振れば作業完了。ラベルに日付を入れ、1週間は朝晩かき混ぜ、
半年後にろ過する作業をするのだそうです。あとはじっくり1年寝かすだけ。
ご覧のとおり、9月4日に仕込み、下の写真は5日後のものです。
すでに上澄みの色が琥珀色に変わってきていますね。
半年後にろ過すると言いましたが、液体と固体に分け、固体として残ったものを
「こぼれ梅」って言うのだそうです。
それを加工してココアパウダーをまぶしたのがこちら。
「こぼれ梅トリュフ」で検索してみてください。実に深くて濃厚な味わいでした。
このほかにも、みりんと生クリームを丁寧に煮詰めて作ったみりんキャラメルも
いただきました。
30分煮詰めたものと1時間煮詰めたものの2種類を食べ比べましたが、さすが1時間は
熟成していてうまい! 向山製作所の生キャラメルそのまんまの味わいで、感動でした。
以上、仙台広瀬倫理法人会主催のみりんづくり教室リポートでした。
菱沼ひろみ先生、ありがとうございました。
ちなみに半年前には味噌づくり教室というのもあり(私は不参加)、その時に作った
味噌を持ってきた二人の味噌の違いにびっくり。
同じ豆、同じ作り方をしたはずなのに、その後の環境の違い、あるいはその人の手に
ついていた菌の違い?でこんなに色も違うとは!
わかりますか? 左の皿と真ん中の皿が同じ日(半年前)に作った味噌なのです。
ちなみに右端の写真はレンズ豆で作った味噌。野菜につけて食べたら最高でした。
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