https://youtu.be/QYVI7vEJ1zs
この動画だけでも迫力が伝わってくると思います。憧れの槍ヶ岳。その穂先。
霧に包まれたり、雨だったりしたら、とても登れるようなところではありません。
鎖を使い梯子をのぼり、手を離したり足を滑らせたら終わりという緊張感をくぐり抜け、
たどり着いた憧れのてっぺん。

もちろんてっぺんだけが素晴らしいのではありません。

まず出発地点の上高地河童橋から眺められる穂高岳の美しさ! 梓川の澄んだ水。
カラマツやシラビソなどの樹林帯の威容。道中、サルの群れ、可愛い野ネズミ、雷鳥、
そして熊もいました!

熊は300mくらい離れていたでしょうか。谷を挟んで反対側の斜面を歩いていました。

何と言っても可愛いかったのは雷鳥の親子。あまり人が通らない崖のような登山道に
いました。鳴き声で子どもたちを呼び寄せたのか、危険を知らせたのか。トゥルルルルル
という鳴き声。ライチョウはこれまでにも2回見たことがありましたが、鳴き声を聞いた
のは初めてで、飛んだのを見たのも初めてでした。

山小屋で2泊しましたが、幸運なことに、時々雲に覆われたりしましたが、おおむねこの
写真のような天気が続き、北アルプスの雄大な景色に魅了されっぱなしでした。
山小屋はハイシーズンということで、満室だったのが、台風情報でキャンセルがいっぱい
出て、半分くらいの入りだったため、ゆったり寝れました。
にわか雨が2回ありましたが、いずれも歩き終えて山小屋に着いてから。もちろん雨具は
持っていきましたが、使わずに済みました。
半年前から、槍に愛される心と体づくり、というのを意識して、ジョギングやスロトレ
などで足腰と腹筋などを鍛えてきました。
心づくりとしては、どんな天候どんな状況も「これが良い」と受け止める覚悟です。
雨もヨシ、風もヨシ、と。
だから台風情報(接近確率は7%でしたが)が出た時も、慌てず、行ってみて、ダメな
感じなら引き返そう、と仲間をリードしました。もちろんこまめに情報収集しましたが。

おかげさまで、夜空も星の渦。

朝日に輝く槍を山小屋から眺め、

高山植物も優しく出迎えてくれました。
常に心と体を鍛え、引き続き名山を楽しみたいと思った山行でした。
LINE ALBUM 202508 槍ヶ岳 250807 2
(前を歩いているのが私です)
https://youtube.com/shorts/VSn-eSJy1XQ?feature=share