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特別展「上杉家の御殿~城・藩邸・伯爵邸~」展示紹介①

  • 特別展「上杉家の御殿~城・藩邸・伯爵邸~」展示紹介①

特別展「上杉家の御殿~城・藩邸・伯爵邸~」の前期は5/18(日)まで。

室内の様子を少しだけご紹介します。

米沢城と三つの江戸藩邸について、大判の絵図を多数展示中です。 四方から近づいて見たり、他の絵図と見比べたり、古文書から御殿内の動きを想像したり…。

絵図や建築好きの方もぜひ!

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国宝「上杉本洛中洛外図屏風」の原本展示も5月18日まで。

企画展示室の一番最後のコーナーに展示中です。

また、細密に描かれた、上杉伯爵邸の図面類もお見逃しなく。

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特別展の詳細は

https://denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/140goten.html

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

 

2025.05.16:denkoku:[博物館情報]

5月の体験学習室

  • 5月の体験学習室

5月の体験学習室についてお知らせいたします。

季節企画は「端午の節句」(4/25(金)~5/21(水))です。
造形体験は「切り絵のステンドグラス」(4/25(金)~5/21(水))です。

 

トレーシングペーパーにお花紙を貼って、黒い型紙を上から貼れば「切り絵のステンドグラス」のできあがり!

いろいろな型紙を用意しています(最初から切り抜いてあります)。
この世界に一つしかない、自分だけのステンドグラスを作ってみてくださいね。

 

※ご利用の際は感染予防にご協力ください。
※発熱や、風邪症状のある方はご利用をお控えください。
※5人以上のグループでのご利用は、事前にご相談ください。
※定員は20名です。混雑時はお待ちいただくこともございます。

それではご来館を心よりお待ちしております。
お問い合わせは 米沢市上杉博物館0238-26-8001までどうぞ。

2025.04.24:denkoku:[体験学習室]

令和7年度 上杉文華館「謙信・景勝に手紙を出す」②

  • 令和7年度 上杉文華館「謙信・景勝に手紙を出す」②

 令和7年度の上杉文華館は「謙信・景勝に手紙を書く」と題して、国宝「上杉家文書」などを展示します。

 戦国時代、書状は一定の規則に則って書かれました。このような規則を書札礼といい、差出人と受取人の関係が反映されていました。それをまとめた書札礼書 も作られました。そこには差出者の社会的地位に応じた規範が示されています。その適用は厳密であり、ゆえに実際の書状の書き方から両者の関係を知ることも できます。東国の大名間では、差出は実名に花押、宛名は名字に殿の尊称という表記が、原則的に対等な関係を示していました。特別な内容や礼状などでは、宛名に「謹上」のような上所、差出の実名に官途や姓などを加えて厚礼とし、より丁寧な気持ちを表すこともありました。

 永禄4年(1561)、謙信(長尾景虎)は上杉憲政から名跡と関東管領の地位を譲られ、上杉氏を名乗ったことはよく知られています。これによって謙信、景勝 はその地位に応じた書状を受け取ることになりました。宛名には、「上杉殿」や「上杉弾正少弼殿」などの名字を冠したもの、「山内殿」や「越府」、「春日山」 などの地名を記すもの、また本人ではなく、報告を求めて側近に宛てたものなどがみられます。これらは差出人の立場によって選ばれますが、その基準をみていくことで、謙信や景勝の地位、諸大名家の権力構造、東国社会の変容などがみえてくると思われます。

2025年度はこの解明に取り組んでいきます。

 

第2回《「上杉」と「山内」》

 【展示期間】4月24日(木)~5月27日(火)

  展示目録はこちら

 第2回目は、さまざまな宛名表記のなかから「上杉」と「山内」を取り上げます。「上杉」は名字、「山内」は謙信が継承した上杉氏が屋敷を構えた鎌倉の地名 でした。その系統の上杉氏を山内上杉氏と呼び、戦国時代には関東管領を継承する家と認識されていました。北条氏康 ほうじょううじやす ・氏政 うじまさ 父子は、永禄11年(1568)12月から 始まる上杉謙信との同盟交渉で、はじめ「上杉弾正少弼殿」と表記していましたが、途中で「山内殿」に変更しています。また、蘆名 あ し な 盛氏 もりうじ ・盛隆 もりたか 父子の景勝宛書状 の宛名には「上杉殿」と「山内殿」の両方がみられます。  今回は、それらの具体的使用例を確認し、これらの表現の意味や関係をふまえて、その使い分けの理由を探ります。そこには差出者の主張が表現されていました。

 

▼ コレクショントーク

 日時:5月11日(日)  14:00

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

令和7年度上杉文華館展示スケジュールはこちら

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2025.04.24:denkoku:[博物館情報]

「第33回市民茶会」開催のお知らせ

  • 「第33回市民茶会」開催のお知らせ

【初心者大歓迎!お茶会デビューしませんか?】

今年は6月7日(土)の開催です

会場の「米沢市座の文化伝承館」は、上杉家第16代当主の上杉隆憲氏が11年ほど自邸とされていた建物などを米沢市が譲り受け、内部の改修と茶室建設などの整備が施されたのち開館。現在も親しまれている文化施設です。

伝国の杜(0238-26-2666)で申込受付中です。

2025.04.17:denkoku:[なんでも情報]

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本展示のお知らせ

  • 国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本展示のお知らせ

4月19日(土)~5月18日(日)の期間、企画展示室にて

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」の原本を展示致します。

 

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」は天正2年(1574)に織田信長が上杉謙信に贈ったもので、桃山時代の代表的な絵師である狩野永徳によって描かれました。

この屏風は、京の市街地(洛中)と郊外(洛外)の四季と、そこに生活する人々のすがたを描いたもので、芸術的美術史的価値ばかりでなく、歴史資料としての価値も高く、民俗学的見地からも貴重な史料であることから国宝に指定されました。

ぜひご来館いただき、国宝の魅力をご覧ください。

 

※特別展「上杉家の御殿 ~城・藩邸・伯爵邸~」のチケットでご覧いただけます。

展覧会詳細はこちら

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2025.04.07:denkoku:[博物館情報]