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次回展覧会のご案内

先日の11月23日(月)で、特別展「米沢藩医家の系譜~堀内家文書を中心に~」後期の展示が好評のうち終了となりました!

 

さて、次回展覧会のご案内です。

 

企画展「生誕100年 浜田浜雄 造形の遊戯場」

 

浜田浜雄(1915~1994

米沢市出身の浜田浜雄は、帝国美術学校(現武蔵野美術学校)在学時、当時戦前の日本に流入したシュルレアリスム(超現実主義)の思想と美術に強く傾倒し、サルバドール・ダリを彷彿とさせる画風の幻想的な絵画を描きます。

 

浜田の戦前の仕事はその時代、多くの画家たちが受け入れたシュルレアリスム思想の影響を体現する代表的なものとして高い評価を受けています。

 

戦後はデザインの分野へと活動の幅を広げ、デザイナー、イラストレーター、アートディレクターとして、広告やデザインの仕事を多数行いました。

 

また、写真家大辻清司らと「グラフィック集団」に参加し、斬新で実験的な技法を多用した表現が注目を集めるなど、多彩な活動を行っています。

 

 

本展覧会では浜田浜雄の生誕100年を記念し、浜田浜雄の多様な造形世界を紹介するとともに、特に戦後の活動にも光を当てていきます。

 

是非ご来館ください!

 

 

 

≪企画展「生誕100年 浜田浜雄 造形の遊戯場」≫

 

会期:2015年12月5日(土)~2016年1月24日(日

休館日 毎週月曜日(祝日の場合翌日)・12月26日(土)~31日(木)

 

料金:  一般   410(320)円

      高大生 300(240)円

      小中生 200(160)円    ※( )内は20名以上の団体料金

 

ギャラリートーク:12月5日(土)、1月16日(土)各14:00~

 ※当館学芸員による展示解説

 

主催:米沢市上杉博物館

協力:東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科 渡部桂研究室(アトリエ模型製作)

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001 まで

 

2015.11.23:denkoku:[博物館情報]

♪黒木華主演、永井愛作・演出『書く女』あす9時発売

  • ♪黒木華主演、永井愛作・演出『書く女』あす9時発売

黒木華主演、永井愛作・演出『書く女』あす9時発売
(プレイガイドは開店からの取り扱いとなります)

2016年1月に東京・世田谷パブリックシアターで上演される二兎社公演40『書く女』
東北では唯一、米沢でのみ上演されます。

女優・黒木華が『たけくらべ』『にごりえ』で知られる夭折の作家・樋口一葉に扮する話題作。
作・演出の永井愛が一葉の日記に息を吹き込み、現代の舞台上に甦らせます。
今回はピアニスト林正樹によるピアノ即興で効果音を生演奏する新演出で舞台に彩りがプラス。

公演情報
2016年2月9日(火)18:30開演
伝国の杜置賜文化ホール(山形県米沢市丸の内1-2-1)
料金 全席指定 前売6,000円

※伝国の杜ファンクラブでは
3月末までの27年度会員募集中(ただいま年会費半額)
主な特典としては
①ホール自主事業は2席まで料金10%引
②博物館展示室入館料はいつでも無料
③カフェやショップでも割引対象あり
など。

お問合せ&明日9時の発売は
伝国の杜置賜文化ホールに来館されるか
TEL.0238-26-2666まで。

お待ちしております!

2015.11.18:denkoku:[ホール情報]

ギャラリートークのお知らせ

ただいま当館では、特別展「米沢藩医家の系譜~堀内家文書を中心に~」後期展示を好評開催中です!

後期の展示は11月23日(月・祝)までで終了になります。

まだご覧になっていない方も、1度ご覧になった方も

米沢藩の医家について紹介し、江戸時代の医学と米沢藩の実態に迫った展示をぜひご覧下さい!

 

ギャラリートークのお知らせ

11月14日(土)14時から、当館企画展示室におきまして、

当館学芸員によるギャラリートーク「米沢藩、医学の興隆を開催致します。

みなさまどうぞお気軽にお越しください!

 

※10月9日に行われた内覧会の様子です。

 

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで

 

2015.11.11:denkoku:[博物館情報]

特別展「医家の系譜~堀内家文書を中心に~」講演会のお知らせ

ただいま、当館では特別展「医家の系譜~堀内家文書を中心に~」後期の展示を好評開催中です!

 

本展覧会は、医学の発展に貢献した米沢藩の医家について紹介し、江戸時代の医学と米沢藩の実態に迫る内容になっております。

 

本展覧会に関連した講演会のご案内です。

 

演題: 「好生堂と米沢藩の医学教育」

講師: 住友史料館主任研究員 海原 亮氏

日時:11月7日(土)14:00~

場所: 伝国の杜 大会議室

 

   

「学館絵図」

学館すなわち犯行米沢興譲館の絵図面です。

寛政5年(1793年)に屋代町国産所内に設けられた医学館「好生堂」も、

文化3年(1806年)に興譲館構内に移されました。

 

時代:江戸時代 安政4年(1857年)

法量:90.5×103.0

所蔵:米沢市上杉博物館

 

 

参加は無料で、申込も不要ですので、お気軽にご参加ください!

※定員120名様

 

2015.11.05:denkoku:[博物館情報]

上杉文華館「幕府と朝廷の間で」

「上杉文華館」の11月の展示をご紹介します。

 当館常設展室内では国宝上杉家文書を常時見ることができる上杉文華館があります。

 今年度のテーマは「 国宝『上杉家文書』に見る幕末の米沢藩」です。

 上杉家文書のうち幕末期のものは未だ活字化されていないものも多く、初公開の資料もご紹介します。

 

 平成27年度、全12シリーズの第8弾は…

「幕府と朝廷の間で」

【展示期間】:平成27年10月29日(木)~11月24日(火)

 文久3年、上杉斉憲率いる米沢藩士一行は、将軍徳川家茂の御供のため京都に上り、幕府と朝廷、公家と諸藩が攘夷(外国の排除)の実行をめぐって争い、新たな政治体制を模索するなか、一致協力して国難にあたる公武一和実現のために活動しました。

 家茂は斉憲の尽力もあって帰国を許され、6月3日に御所を訪れた後、江戸へ戻りました。一方、米沢藩は帰国が許可されず、天皇親征、横浜鎖港といった課題が山積する中、諸藩とともに調整に尽しました。8月5日には天皇が閲兵する軍事訓練に参加、西洋式銃隊などを披露しました。薩摩、会津の両藩が長州藩はじめ過激な攘夷勢力を京都から排除した8月15日の政変では、米沢藩は会津・薩摩側について御所を警備し、長州藩に兵を引くよう周旋しました。この政変により公武一和はある程度実現したため、斉憲は朝廷から帰国を許可され、9月22日に京都滞在中の功績によって、中将に任じられたのです。

朝廷の任命を幕府が追認

国宝「上杉家文書」

 老中達書   

時代:文久3年(1863年10月7日) 

法量:19.7×69.7

所蔵:米沢市上杉博物館

〔解説〕

 幕府老中から米沢藩主上杉斉憲に宛てた、朝廷による斉憲の中将任命を、将軍が追認した際の文書です。

 江戸時代には、幕府の推薦(実質的には任命)があってはじめて、諸大名は朝廷から官職を得ることができました。ところが、文久3年九月22日、斉憲が米沢に帰るにあたり、御所に暇乞いの挨拶に伺い、朝廷から中将に任じられました。斉憲が江戸に戻ってから、10月7日になって幕府はこの文書を出し、中将任命を追認したのです。大名を序列化し、統制する官職の実権を、朝廷が掌握していることになります。朝廷の権力が幕府をしのぐようになった、幕末の状況を示しています。

 

〔翻刻〕

(端裏書)

    「   上杉弾正大弼江」

 

        上杉弾正大弼

其方儀久々滞京

精勤深

叡感被為在候、依之

以格別之

思召、中将

御推任被

宣下旨及

上聞候処

叡慮之通中将被

仰付之

 

◆コレクショントーク 

  平成27年10月31日(土)14:00~

担当:当館学芸員 佐藤 正三郎

場所:常設展示室 上杉文華館

※入館料が必要です。

 

次回、平成27年度予定

上杉文華館  《 国宝上杉家文書にみる幕末の米沢藩 》

「幕府の要請」

【展示期間】:平成27年11月26日(木) ~12月20日(日)

◆コレクショントーク  平成27年11月28日(土) 14:00~

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001まで

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

2015.10.29:denkoku:[博物館情報]