令和8年度 上杉文華館「西からの手紙」①

  • 令和8年度 上杉文華館「西からの手紙」①

 2026年度の上杉文華館は「西からの手紙」と題して、国宝「上杉家文書」などを展示します。

 書状は一定の規則に則って書かれました。このような規則を書札礼 しょさつれい といい、差出人と受取人の関係が反映されていました。それをまとめた書札礼書も作られました。そこ には差出者の社会的地位に応じた規範が示されています。その適用は厳密であり、ゆえに実際の書状の書き方から両者の関係を知ることもできます。

 2023年度コレクション展および2025年度上杉文華館では戦国時代の上杉氏に主に東国の領主から送られた書状を、2025年度コレクション展では上杉謙信や景勝、その 家臣らが発給した書状について、書札礼や使用された料紙などについて検討し、展示しました。

 2026年度の上杉文華館では、戦国時代に京都やその周辺、中国地方など、越後より西の地域の大名や領主から長尾上杉氏に送られた書状を対象に、書札礼や使用された 紙などについて検討し、展示していきます。東国の領主や上杉氏との相違なども意識しながら、その特徴などを明らかにしていきます。

 

第1回《室町幕府将軍(1)足利義晴》

 

 【展示期間】3月31日(火)~4月21日(火)

 

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 第1回目は、室町幕府12代将軍足利義晴(在位大永元年・1521~天文15年・1546)と、その側近大館常興の文書をとりあげ、幕府からの文書の書き方や、料紙の使わ れ方を紹介します。

 室町幕府将軍の書状は、敬意をこめて御内書といわれました。御内書には副状といわれる側近や重臣の書状が添付されたり、御内書の命令によって側近らが書状を発給し たりしました。義晴からの御内書は、長尾為景(上杉謙信父)とその息子晴景宛のものが「上杉家文書」には伝わり、それに関わる副状などは、大永年間(~1528)まで は伊勢貞忠 い せ さ だ た だ が、享禄年間(1528~)以降は大館常興が発給していました。

 また、常興は副状か、御内書に基づく命令を伝達する書状かで料紙の使い方を変えていたとみられます。これもあわせてみていきます。

 

▼ コレクショントーク

 日時:4月5日(日)  14:00

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

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皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2026.03.31:denkoku:[博物館情報]