山形市指定有形文化財 黄石公図 一幅 与謝蕪村(よさ ぶそん) 筆 江戸時代(18世紀) 潁原退蔵・尾形仂コレクション・本館蔵 江戸期の画家で俳人の与謝蕪村が描いた中国秦時代の隠士黄石公(こうせきこう)。黄石公は、漢(206 B.C.〜220A.D.)を創始した三傑の一人張良(ちょうりょう)に太公望(たいこうぼう)の兵法書を授けたと伝えられる人物。太公望は紀元前11世紀頃の中国周王朝(1050 B.C.頃〜256 B.C.)の名将呂尚(りょ しょう)のこと。 蕪村は享保(きょうほう)元年(1716)生れ。22歳の時、俳人巴人(はじん)に入門する。55歳の時に巴人の夜半亭(やはんてい)を継ぎ俳諧宗匠となる。一方、絵画の分野では同時代の画家池大雅(いけのたいが)と共に日本南画の大成者として評価されている。天明3年(1783)没。
「いざ出む」句文懐紙 一幅 松尾芭蕉 筆 貞享4年(1687) 山寺芭蕉記念館蔵 いざ出む 雪見にころぶ 処まで この書き物は「懐紙」という形です。 1687年の12月初め、芭蕉が江戸から西への旅の途中、名古屋の人家を訪ねてご馳走を頂きました。お酒も飲んで気分もよくなって来たころ雪が降りだし、かなり積もってきました。そこで「外に出て雪見(雪を賞美する催し)をしよう、風流のために滑って転んでもまた良いものではないか」と詠んでいます。
第67回 全国俳句山寺大会募集要項第67回 全国俳句山寺大会募集要項を掲載いたします。多くの皆様のご投句をお待ちしています。
山形県指定有形文化財 紅花屏風(右隻) 六曲一双 青山永耕 筆 江戸時代後期(19世紀) 紅花の生産から出荷、店頭での販売等、流通まで描かれている。右隻には、種蒔き作業、上方遠景の笠を被った花摘みの人々、紅餅(花餅)製造の作業などが描かれる。左隻には、荷造り作業、千石船の入港、京都の紅花問屋の景が見られる。 作者の青山永耕は、文化14年(1817)に出羽国(現、山形県と秋田県)東根六田に生れる。初め上山藩の絵師丸野清耕門。後に江戸で狩野永悳立信に学び狩野永耕応信と号した。明治12年(1879)没。