蔵高宿(ぞうこうじゅく)

 『音里間満生 演奏会』
 
 早春特別企画!
 知られざる幻の楽器・胡弓の演奏会です。
 貴重なこの機会、お誘いあわせの上ぜひご参加くださ〜い!!
 うれしい蕎麦つき。ビールやおいしいコーヒーも準備してお待ちしております。

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 ■期日:平成19年3月17日(土)
 ■時間:開場 17:30〜 /開演 18:30〜
 ■料金:1,500円(蕎麦つき) ※ドリンク別途
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 ♪♪ 胡弓の魅力 ♪♪

 胡弓の魅力は、その何処か哀愁を帯びた独特な音色と、
 日本で唯一の擦弦楽器(さくげんがっき)としての
 何とも言い難い表現力を持っているところです。
 それは、中国の二胡ともヴァイオリンとも少し似ていて、
 又、似つかなく長い歴史の中に、数々の衰退の憂き目に遭いながらも、
 今こうして日本人の心の奥底にある遠い音の記憶をかきたててくれるのであります。

 その胡弓の誕生は、400年前に遡ります。
 江戸時代の文献には、いくつかの流派や名人の話が数多く見られ、
 もともと「三曲合奏」と言えば、「三弦、琴、胡弓」の演奏スタイルのことでした。
 明治に入ると、演奏が難しい、音量が小さいという楽器の性格から、
 西洋楽器や尺八の普及にも押され、衰退して行きました。
 現在では、ほとんど聴くことが出来ない程になってしまいました。
 東北で、この音色を聞くことができるのは、ここだけであると思われます。


 ♪♪ 演奏者・音里間さんについて ♪♪
 〜多才な芸の達人・文武両道のマルチ女性〜

 音里間さんは、国内でも珍しい幻の和楽器・胡弓の奏者である。
 三味線の先生でもあり、日舞の名取でもあり、現在まで山形花笠踊りの指導員も勤めている。

 されば人生芸道一筋かと思うと、またさにあらず。
 さらに別の顔を持つ。2つの会の書道師範として、
 三味線同様、市内外のあちこちに書道教室を持っている。
 さらに、若い時には、日本武道館で剣道の全国大会に出場し、
 なんと個人戦3位といいう堂々たる成績を残している。
 まさに文武両道のマルチ女性である。
 天賦の才もいささかあるだろうが、大いなる好奇心と
 並外れた情熱、限りない上昇志向を持つ、相当な努力家であることは間違いない。

 そうした芸歴・武歴はさておいても、
 音里間さんのもうひとつの魅力は、明るい笑顔と飾らないその人柄にあるのだと思う。
 小さな体に、努力と好奇心という熱いエネルギーを内包させ、
 主婦として、母として、そして人々を魅了する書道・芸道の「和のアーチスト」として、
 何事にも元気バリバリ、前向きに取り組むタイプの女性である。

  〜『胡弓かがり火コンサート(平成15年)』パンフレットより〜

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2007.02.20::[メモ]


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