『日記力「日記」を書く生活のすすめ』

【書評】秋晴れの穏やかな一日。一気に読み進めた。2回目だが、味わい深い。語り起しという手法でまとめられた本書は、なにかライブ感を感じる。阿久悠さんが隣で語りかけてくる感じだ。
彼の日記の特徴を抜粋してみると、「感傷的な記述は極力避けて、その日一日僕の興味のアンテナに引っかかってきたものを、世界情勢から国内事件、スポーツの結果から記憶に残る言葉、それから僕の考えと行動までを同格に書くというスタイル」とある。情報の洪水に流されることなく、自分の感性を磨き、考えを深めていく方法としてわたしもブログ日記に取り組んでいくことを決意。
年に1~2度、これからも読み返したい一冊になった。

【購入動機】『「手帳ブログ」のススメ』を読んで、以前に読んだ本書を思い出し、本棚から引っ張り出した。(購入したのは1~2年前です)

【著者/出版社/定価】阿久悠/講談社+α新書/780円

【副題】なし

【帯から】
 ・インターネットでは拾えない情報
 ・訃報記事は過去の復活
 ・今日でなければ無意味なもの
 ・日記憲法5か条
 ・時代を俯瞰する目
 ・アンテナの磨き方
 ・昨日と今日の微妙な変化
 ・日記の若返り効果
 ・120日坊主から始めよう
 ・遺言と自分史

初回投稿2006/10/1
書評投稿2006/10/1

2006.10.01::[つん読歴]