短大でのワークショップ
ある短大で就職活動のワークショップを担当してきた。 テーマは「合同会社説明会の活用の仕方」。 3コマ、270分を使ってのワークショップである。 対象は1年生。 就活上は、短大1年生は四年制大学の3年生に相当し、今年の4月に入学したばかりなのに、息つく間もなく、大変である。 参加者は約20名、4グループに分かれてのグループディスカッションを中心にプログラムを組んだ。 学校では手厚いサポートをしており、これまでも何度か就活についてのセミナーや説明をしていることから、これまでの知識をイメージ化することを目標にワークショップの形式をとることにした。 最初は、就活の年間カレンダー作り。企業がどんな流れで採用活動をするのか、大まかに書き込んでいく。3人寄れば文殊の知恵というが、そこそこ良いものが出来上がった。 出来上がったものについて、各グループの代表者に発表をしてもらった。 今日の目的の一つに「自分を表現する」を掲げたからだ。 自分で考え、発表し(他人の話を聴き)、グループで発表するというサイクルを何度も体験させ、内面化を図っていった。 その次に、合同会社説明会のイメージをグループ内で語り合ってもらい、その上で、企業側・学生側から見た目的を書き出す作業を行った。 ▼実際にまとめに使った模造紙 なかなかしっかりしたまとめとなった。 さらに2つのワークを実施。 ・参加のための事前準備作業 ・参加当日の心構え、態度、行動 20名中、3名がすでに合同説明会に参加経験を持つ学生がいた。 3人に合同説明会の様子や感想を語ってもらうことにより、参加経験がない学生もだいぶイメージできるようになったようだ。 ワークをし、発表していく中で、どんどん自分から発言する学生がでてきた。 短時間だが成長を感じる一日となった。 厳しいけど、誠実に取り組み、成長していけば、おのずと結果もついてこよう。 お天道さんはちゃんと見ててくれるぞ、といってあげたい。
2010.12.04