古い包装紙
しわくちゃになった包み紙。どこのものか分かりますか? お分かりになる方は、私(50才)よりも5~10才うえの方かもしれません。 この包装紙には検印が押してありました。 こんな感じで。 ようくみるとデザインにも「大沼」と何箇所かに書いてあるのですが、大沼デパートの包み紙なんです。 検印の日付は、昭和34年10月18日。 私が生まれる1年前ほど前の日付です。 この包み紙どこから見つかったかというと・・ 家内の実家は高瀬地区の中里なんですが、何十年も前に7~8軒の家が共同して漆塗りのお膳やお椀を20セット揃えたそうなんです。 晴れの日や法事の時に、持ち回りで使っていたようです。 時代も代わり、お祝いごとや法事はホテルや葬祭会館でやるようになって、お膳の出番がなくなってしまったようなのです。 それで、それぞれの家庭に分配したんです。 お膳はワンセット毎に綺麗な風呂敷に包まれてました。 お膳とお椀がこすれて傷つかないように、仕切りとして使われていたのが、この包み紙でした。 他にもいくつかあったのですが、すでになくなったお店のものがあって、大沼のものだけご紹介させていただきます。 大沼の包装紙の変遷に詳しい方がいらっしゃったら、是非、情報をお寄せください。
2011.08.19