人の格差(1)

6月5日金曜日 今日も全体研修日である。
研修とはどんな意味があるのだろうか、特に新入社員にとって
入社して3ヶ月目、今まで無我夢中で会社内で居たものが
少し落ち着きを取り戻し、冷静に本当に自分が選んでよかった
会社なのか、転職するなら今のうちでないのか、迷う時期である。
しかしながら例年ならいざ知らず今年に限っては、転職も
ままならない情況で、あると思える。
社会に出るまでは人はみな、大抵は受身の人生を歩んできている
幼稚園から始まって、高校、大学まで定められたコースを
家族や学校の庇護の下に、進んできているから人と人の格差も
微々たるものである。せいぜい学業の成績が良いか、悪いか
の格差だけである。学生と言う身分の中ではそれによって、
どうこうということはない。
しかし社会に出てからは、年数がたつごとに
生活全般もしくは人格、品位、人間全体における
格の差が大きく広がってくるのが一般的である。
どうして、言うまでもなく社会に出てからは常に、受身でなく
自分自身が自分のコースを常に設定して、進まなければならない
からである。
よく同年会の集まりの中で、誰君は出世したとか、誰は行方不明
とか、社会に出てからの同年生の話が、酒の肴になりますが
同年会に出てくること事態が、其の人達の社会での安定感を
示している。いわゆる人の平均的"格"を保っている
20代、30代、40代と年代を重ね同年会を
開くたびに参加人数が少なくなっていく。
つづく

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