最上義光歴史館

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最上義光歴史館
〒990-0046
山形県山形市大手町1-53
tel 023-625-7101
fax 023-625-7102

《２０２４年８月の利用者アンケート集計結果》

　この集計結果は令和６年８月１日から同３１日の間に入館した利用者を対象に行ったアンケートを集計したものです。

常設展示　　（８/１　～　８/３１）
開館日数・・・・・・・・・・・・・２９日間　
入館者数・・・・・・・・・・・・・３，３１６名
回答者数・・・・・・・・・・・・・３４人

１．歴史館をどこで知りましたか??
（１）旅行雑誌・・・・・・・・・・・・・・・・９％
（２）歴史館のホームページ・・・・・・・・・・０％
（３）インターネット・・・・・・・・・・・・・４１％
（４）新聞・テレビ・ラジオ等・・・・・・・・・０％
（５）広報やまがた・・・・・・・・・・・・・・０％
（６）知人から聞いた・・・・・・・・・・・・・９％
（７）以前から知っていた・・・・・・・・・・・２１％
（８）観光案内所 (駅など)・・・・・・・・・・・６％
（９）通りがかり・・・・・・・・・・・・・・・１２％
（10）その他・・・・・・・・・・・・・・・・・３％

２．歴史館の入館は何回目ですか??
（１）はじめて・・・・・・・・・・・・・・・・９４％
（２）２回目・・・・・・・・・・・・・・・・・３％
（３）その他・・・・・・・・・・・・・・・・・３％

３．ご覧になられた感想
３－１内容はいかがでしたか??
　　　①大変よかった・・・・・・・・・・・・・６５％
　　　②よかった・・・・・・・・・・・・・・・３２％
　　　③ふつう・・・・・・・・・・・・・・・・３％
　　　④つまらなかった・・・・・・・・・・・・０％

３－２最上義光と最上家について??
　　　①よくわかった・・・・・・・・・・・・・６５％
　　　②わかった・・・・・・・・・・・・・・・２９％
　　　③わからなかった・・・・・・・・・・・・０％
　　　④どちらともいえない・・・・・・・・・・６％

３－３施設内容について
（１）また来館したいですか??
　　　①また来たい・・・・・・・・・・・・・・９４％
　　　②今回のみでよい・・・・・・・・・・・・６％
（２）人に来館をすすめますか??
　　　①来館をすすめる・・・・・・・・・・・・９１％
　　　②来館をすすめない・・・・・・・・・・・９％

４．ボランティアの案内はいかがでしたか
　　　①大変よかった・・・・・・・・・・・・・７３％
　　　②よかった・・・・・・・・・・・・・・・２３％
　　　③ふつう・・・・・・・・・・・・・・・・５％
　　　④つまらなかった・・・・・・・・・・・・０％

～利用者の声～

山形市　女性/40代
世間ではあまり有名ではない地元のヒーローをもっと知ってほしいので人にも来館をすすめたい。ボランティアの方の説明が的確でききやすかった。

山形市　女性/9歳
この武将を通じて、他の武将のことも分かるので他の人にも来館をすすめたい。ボランティアの方がクイズのヒントを教えてくれたり、他のこともくわしく教えてくれて大変よかった。

山形市女性/10代
これからの勉強に役に立つし、山形のことがよくわかるので他の人にも内観をすすめたい。ボランティアの方からわかりやすく楽しく学べて大変よかった。

神奈川県平塚市　男性/60代
ボランティアの方の子どものクイズへのアドバイスがていねいで良かったです！子ども向けの説明もあり、とてもわかりやすかったです。クイズも飽きずに取り組めました。

群馬県高崎市　男性/20代
山形の歴史を知ることができるので、人にもすすめたい。

石川県金沢市　女性
屏風の説明がわかりやすい。こちらの施設が無料なのはすごい！です。おみやげ品などもお安いと思いました。クイズでお品をいただきありがとうございました。

神奈川県横浜市　男性/50代
順路がわかりづらい。屏風の説明がわかりやすくて良かった。無料公開をもっと広報した方がよい。

埼玉県春日部市　男性/50代
来館を勧めるには、出身地が薩摩なので遠すぎる。

兵庫県神戸市　男性/10代
面白いので人にも来館をすすめたい。ボランティアの方についてはよく関わりあえたのでよかった。最上義光は結構すごかった。

山形県鶴岡市　女性/20代
無料とは思えない満足感だった。

山形市　女性
山形を知ってもらいたいので人にすすめたい。キャプションに誤字が2件あったかに思います。長谷堂合戦図屏風が両方揃っている時がほとんどない気がします。長谷堂が描かれている方を見たいです。

新潟県新潟市　男性/40代
義光の家督相続の詳細を知りたいので、オープンにしてほしいです。義光の家臣も知りたかったのでお願いします。

千葉県市川市　男性/20代
ボランティアの方の説明が非常に勉強になった。

東京都中野区　女性/20代
最上義光の功績を学べておもしろかった。ボランティアの方から丁寧に説明いただき、展示にある以上のお話をきけた。

宮城県仙台市　男性/40代
小学生でも楽しめる内容だったので人にもすすめたい。ゲームやアニメとコラボして知名度をあげられるようにがんばって欲しい。

千葉県千葉市　女性/9歳
とても分かりやすく説明してくる。本物の展示物が置いてあるから人にも来館をすすめる。ボランティアの方からとてもわかりやすく説明いただき大変よかった。これ以上のものはありません、大変よかったです。

千葉県千葉市　女性
ボランティアの方がとても良かったので、人に来館をすすめる。説明がとても分かりやすく、とても親切に色々お話して下さりありがとうございました。

千葉県柏市　男性/50代
無料で見学できるので人にすすめたい。

広島県広島市　男性/10代
説明が分かりやすくておもしろかった。

栃木県栃木市　男性/10代
駒姫の死因

栃木県栃木市　男性/10代
スタッフがよく教えてくれたから人にもすすめたい。ボランティアの方が明るくて元気。兜のスタンプをつくってほしい。　

神奈川県横浜市　男性/40代
入館料300円の県立博物館より数百倍おもしろかったです。

千葉県柏市　女性/40代
山形県の歴史上の人物では有名な人だから人にも来館をすすめたい。歌を詠む才能もあった将軍はなかなかいない。入口付近の最上義光についての15分ビデオについて、わかりやすくてよかったが、やや解説者の説明が聞きとりにくいところがあったので、字幕をつけるなどして頂けると(全て)、もっとわかりやすかったと思う。

神奈川県川崎市男性/20代
無料で兜が見れて、解説も丁寧だったので、人にもすすめたい。

埼玉県和光市　女性/40代
子どもと一緒に来て、クイズに参加し、説明をよく読んだので、内容がよくわかりました。ありがとうございました。

※当館サポーターの個人名は「ボランティア」または「ボランティアさん」に変更しています。

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館長の写真日記　令和6年8月22日付け

　博物館に限らず、施設管理の基本に「草取り」というのがあります。山形の場合これに「雪掃き」が加わります。実際はそんな風物詩のようなことではなく、機材による「除草」とか「除雪」といった作業になるのですが、当館は良くも悪くも零細博物館で、また、公園敷地の中にあるため、草取りを要する場所はほとんどありません。しかし、当館裏の一般立ち入り禁止の公園敷地には、野草が伸び放題になっています。

敷地裏側の伸び放題の野草近影

　中でも勢いがあるのが、洋種山牛蒡(ヨウシュヤマゴボウ)というアメリカヤマゴボウとも言われる山牛蒡の仲間です。その実は紫色の染料にもなり、手や服につくとなかなか色が取れず、アメリカではインクベリー（Inkberry）とも言われ、日本でもインクの木などと呼ばれることもあります。実はたっぷりとなり、ヤマブドウの一種と勘違いされることもあります。ヤマゴボウなのにヤマブドウのような実がなるというわけのわからない植物です。

ヨウシュヤマゴボウの実

　ただ、この洋種山牛蒡には、根も葉も実も全てに毒があり、最悪の場合は死に至るといいます。しかしその実は、いかにも食べられそうに見えるため、これを幼児などは口にする危険性があります。一方、鳥には毒性がないのか、実をよくついばみ、その分、種を運ぶようで、洋種山牛蒡は付近のあちこちに繁殖します。気づくと一か月ぐらいでかなり大きく育ち、その根は時にサツマイモのような大きさになります。
　厚生労働省のＨＰには「自然毒のリスクプロファイル」というリストがあり、それによると、食べると腹痛・嘔吐・下痢を起こし、ついで延髄に作用し、けいれんを起こして死亡、発病時期は２時間とあります。皮膚に対しても刺激作用があるとのこと。にもかかわらず、実のついたものを花屋でみかけることがあります。生け花に使うようです。なお、味噌漬けなどにされる山菜の「山ごぼう」は、このヤマゴボウとは全く異なるキク科に属するモリアザミなのだそうです。
　意外だったのが、同じリストにアジサイ(紫陽花)があることです。アジサイなんか食べないだろう、とは思うのですが、料理の下敷きに使われたものを食べて中毒症状を起こしたりするそうです。厚生労働省のＨＰにも、料理に添えられていたアジサイの葉を食べた 10 人のうち 8 人が、食後 30 分から吐き気・めまいなどの症状を訴えた例や、居酒屋のだし巻き卵の下に敷かれていたアジサイの葉を食べ、40 分後に嘔吐や顔面紅潮などの中毒症状を起こした例が掲載されています。いずれも重篤には至らず、３日程度で回復したそうです。中国では、アジサイそのものが八仙花（はちせんか）と呼ばれる生薬となっており、抗マラリア剤とされるが、やはり嘔吐性が強いので頻用はされないそうです。アジサイは毒にも薬にもなるようです。
　一方、このリストにはないのですが、毒性をもつことで有名なのがキョウチクトウ（夾竹桃）です。その名のとおり、葉の形が竹の葉に似ており桃色の花を咲かせます。この花はバラに劣らず美しく背丈もあり庭木にもってこいの植物で、かつては玄関口など身近な場所に鉢植えや地植えなどで植えられていたのですが、その毒性が知られるようになり注意を促す自治体もでてきました。

キョウチクトウの花と葉

　夾竹桃は、花、葉、枝、茎、全ての部分に、青酸カリよりも毒性が強いと云われる有毒物質を含んでいるそうです。下痢や心臓麻痺などを引き起こし、成人では、キョウチクトウの葉5～15枚で致死量に達するといわれています。実際に小さな子供が夾竹桃に触れてしまい、夾竹桃中毒になって亡くなってしまった例があるそうです。ペットや剪定の時なども夾竹桃に触れないよう注意が必要です。また、夾竹桃の枝や葉を燃やすことで有毒ガスが発生し、吸引すれば下痢や嘔吐といった症状がでます。これも死に至ることがあるそうです。
　フランスでは普仏戦争の時、野外でバーベキューをしたところ串が不足したので、夾竹桃の生枝を串にして肉を焼いて食べ、11人中７人が死亡したとか、日本でも西南戦争の時、官軍の兵隊が夾竹桃の箸で弁当を食べ中毒者を出したということがあったそうです。山形名物の芋煮の季節もそろそろです。夾竹桃を串にしたり箸にしたりされないよう気を付けましょう。

(　→　裏館長日誌へ続く)

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