最上義光歴史館

公益財団法人山形市文化振興事業団主催
企画展「スサノヲの到来」−いのち、いかり、いのり

2014年美連協大賞受賞展覧会


 神話の世界は人間の精神や芸術に様々な影響を与えてきました。『古事記』や『日本書紀』をひもとくとき、人と自然の関係の象微として見いだしうるのがスサノヲです。スサノヲには荒ぶる神というイメージがありますが、同時に和歌の始祖として繊細な美意識をあわせ持ち、既存のものを原点にもどし、新たな文化を創造する神でもあります。それは、物事の本質を気づかせる喚起力、事態を反転する起爆力、芸術家にインスピレーションを与える力として表出すると捉えることができるしょう。
 本展はスサノヲ的な表象をたどることによって日本人の深層を文化や芸術の視点から迫るものです。スサノヲの絵画・神像による表現の歴史などから習合・変容の過程を確認します。また、最初の和歌を詠んだスサノヲを「短詩型文学と漂泊」の原型と捉え、その体現者である文人・遊行者の表現を探ります。そして、スサノヲが介在する幽冥界などの異界を探求した平田篤胤の活動も紹介し、さらには、スサノヲ的心情を生きた人々を通してスサノヲ的精神の発露を考えます。加えて、現代作家が神話的世界の表現というスサノヲ的な発動により制作した作品も紹介いたします。
 スサノヲは時代の変革期に重要な示唆をわれわれに与えてきました。大きな曲がり角を迎えた現代にあって、私たちが精神の深層を見つめ直すことによってスサノヲは再び語りかけてくることでしょう。

○会  期  2015年6月4日(木) −7月21日(火)
○会  場  山寺芭蕉記念館(山形市大字山寺字南院4223)
○開館時間  午前9時から午後5時まで(入館受付は午後4時30分まで)
○入 館 料  大人400円 ※高校生以下無料
○休 館 日  会期中は休館日なし
○ギャラリートーク
 ・日 時 6月14日(日)、7月5日(日) 午後2時から
 ・内 容 学芸員による展示解説
 ・参加費 入館料のみ


お問い合せ
山寺芭蕉記念館
〒999-3301 山形市大字山寺字南院4223
Tel.023-695-2221/fax.023-695-2552

山寺芭蕉記念館のホームページは>>こちら

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企画展「(第5回)市民のモノ2013」
【会 期】
平成25年1月16日(水)〜平成25年4月7日(日) 
【会 場】
最上義光歴史館 (山形市大手町1-53) 第一展示室北側展示ケース
【開館時間】  
午前9時から午後4時30分まで
【入館料】
無料


さあさあお立会い!!山形市民の「宝モノ」を紹介します!!

この展覧会は、山形市民を対象に、「わが家の宝モノ」を募集して、歴史館の展示室に展示し、広く一般に公開する市民参加型の展覧会として企画しました。
自薦他薦を問わず、また、洋の東西・時代・評価額・文化財としての価値なども一切問わず、山形市民の自慢の「宝モノ」を幅広く募集し展示紹介しています。
大変珍しい「宝モノ」やおもしろいエピソードがある「宝モノ」、「えーーー…」とびっくりする!?「宝モノ」などなど…楽しい展示になっています。


1.主催  
財団法人山形市文化振興事業団


2.共催
山形市


3.会期
平成21年1月14日(水)〜平成21年4月5日(日) 

   
4.会場
最上義光歴史館  第一展示室北側展示ケース


5.開館時間(平成21年3月31日まで) 
午前9時30分から午後5時まで 


6.入 館 料(平成21年3月31日まで)
大人300(240)円、高校生200(160)円、小中学生100(80)円
※( )内は20名以上の団体料金。
※毎週土曜日は小中学生の入館は無料


7.出品中の「宝モノ」の応募規定

(1)応募資格 
山形市在住の者

(2)募集する「宝モノ」の条件 
・「宝モノ」として誇れるもの(自薦他薦は問いません)
・出品者の所有であるもの
・展示期間中に変質しないもの(生物や食物などは不可)
・展示中破損の恐れがないもの
・最上義光歴史館に展示可能な大きさのもの


8.現在出品中の「宝モノ」

「最上義光公時代 山形城下絵図」
「鋳物型」
「平清水白化粧片口」
「油絵」
「武内宿禰 三谷光月作」
「神武天皇 松根多吉作」
「菊花立岩図 細谷度外筆」
「巻物(無我流捕手目録)」
「古いおもちゃ」
「『機械學宣言 地を匍う飛行機と飛行する蒸気機関車』稲垣足穂・中村宏」
「『自転車』中村宏画」
「無題 中村宏画」
「陶器雛」
「明治天皇御尊影」
「市之丞正次の鐔」
「日々好日軸 野村万蔵筆」
「気楽坊 平櫛田中作」 
「古いカメラ」
「三宝荒神図 祐徳作」
「南無妙法蓮華経の名号 日通筆」
「枯木名鵙(複製) 宮本武蔵」
「現代詩手帖」
「雲龍図」
「水心子正秀画像」
「山形交通三山電鉄・高畠電鉄廃止日の記念乗車券」
「漢詩『風雲山形城』」
「のらくろ」

※宝モノの名称は出品者によります。
さあさあお立会い!!我が家の「宝モノ」自慢します!!

企画展「市民の宝モノ2009」  

○会  期  平成21年1月14日(水)〜平成21年4月5日(日)          
○会  場  最上義光歴史館 (山形市大手町1-53) 
○主  催  財団法人山形市文化振興事業団(最上義光歴史館指定管理者)
○共  催  山形市
○開館時間  午前9時30分から午後5時まで
○入 館 料  大人300(240)円、高校生200(160)円、小中学生100(80)円
※( )内は20名以上の団体料金。
※毎週土曜日は小中学生無料
○休 館 日  毎週月曜日
企画展「市民の宝モノ2012」
〜「卒業存績」と市宝「最上義光公百万石行列絵巻」〜

山形市の宝物として大切に保管されていた、大正3年から昭和4年までの「卒業存績」と市宝「最上義光公百万石行列絵巻」を展示紹介します。

○会  期  平成24年1月11日(水)〜4月8日(日)   
○会  場  最上義光歴史館 (山形市大手町1-53)
○開館時間  9時〜16時30分
○入 館 料  無料 


「卒業存績」
大正3年から昭和4年までの山形市内の尋常小学校と高等小学校の各校から卒業制作で最も優れた生徒(11歳から13歳)の作品をあつめて一幅の掛軸にまとめたものです。高嶋米吉や石澤健吉、櫻井浜江など大正から昭和初期に活躍した地元の著名な芸術家の幼少期の作品も見ることができます。

「最上義光公百万石行列絵巻」
大正11年に山形市在住の彫刻家服部午山(1880-1968)が制作。将来義光祭で大名行列を執り行うために当時の市長小鷹鋭健が依頼しました。昭和30年に大久保傳藏市長が市宝に認定したと記されています。最上義光をはじめ家臣団あわせて715名が描かれ、長さは約46メートルにも及ぶ大作です。