最上義光歴史館
企画展「市民の宝モノ2012」
〜「卒業存績」と市宝「最上義光公百万石行列絵巻」〜 山形市の宝物として大切に保管されていた、大正3年から昭和4年までの「卒業存績」と市宝「最上義光公百万石行列絵巻」を展示紹介します。 ○会 期 平成24年1月11日(水)〜4月8日(日) ○会 場 最上義光歴史館 (山形市大手町1-53) ○開館時間 9時〜16時30分 ○入 館 料 無料 「卒業存績」 大正3年から昭和4年までの山形市内の尋常小学校と高等小学校の各校から卒業制作で最も優れた生徒(11歳から13歳)の作品をあつめて一幅の掛軸にまとめたものです。高嶋米吉や石澤健吉、櫻井浜江など大正から昭和初期に活躍した地元の著名な芸術家の幼少期の作品も見ることができます。 「最上義光公百万石行列絵巻」 大正11年に山形市在住の彫刻家服部午山(1880-1968)が制作。将来義光祭で大名行列を執り行うために当時の市長小鷹鋭健が依頼しました。昭和30年に大久保傳藏市長が市宝に認定したと記されています。最上義光をはじめ家臣団あわせて715名が描かれ、長さは約46メートルにも及ぶ大作です。 |
(C) Mogami Yoshiaki Historical Museum
企画展「スサノヲの到来」−いのち、いかり、いのり
2014年美連協大賞受賞展覧会
神話の世界は人間の精神や芸術に様々な影響を与えてきました。『古事記』や『日本書紀』をひもとくとき、人と自然の関係の象微として見いだしうるのがスサノヲです。スサノヲには荒ぶる神というイメージがありますが、同時に和歌の始祖として繊細な美意識をあわせ持ち、既存のものを原点にもどし、新たな文化を創造する神でもあります。それは、物事の本質を気づかせる喚起力、事態を反転する起爆力、芸術家にインスピレーションを与える力として表出すると捉えることができるしょう。
本展はスサノヲ的な表象をたどることによって日本人の深層を文化や芸術の視点から迫るものです。スサノヲの絵画・神像による表現の歴史などから習合・変容の過程を確認します。また、最初の和歌を詠んだスサノヲを「短詩型文学と漂泊」の原型と捉え、その体現者である文人・遊行者の表現を探ります。そして、スサノヲが介在する幽冥界などの異界を探求した平田篤胤の活動も紹介し、さらには、スサノヲ的心情を生きた人々を通してスサノヲ的精神の発露を考えます。加えて、現代作家が神話的世界の表現というスサノヲ的な発動により制作した作品も紹介いたします。
スサノヲは時代の変革期に重要な示唆をわれわれに与えてきました。大きな曲がり角を迎えた現代にあって、私たちが精神の深層を見つめ直すことによってスサノヲは再び語りかけてくることでしょう。
○会 期 2015年6月4日(木) −7月21日(火)
○会 場 山寺芭蕉記念館(山形市大字山寺字南院4223)
○開館時間 午前9時から午後5時まで(入館受付は午後4時30分まで)
○入 館 料 大人400円 ※高校生以下無料
○休 館 日 会期中は休館日なし
○ギャラリートーク
・日 時 6月14日(日)、7月5日(日) 午後2時から
・内 容 学芸員による展示解説
・参加費 入館料のみ
お問い合せ
山寺芭蕉記念館
〒999-3301 山形市大字山寺字南院4223
Tel.023-695-2221/fax.023-695-2552
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