最上義光歴史館

開館時間 9時〜19時(入館受付は18時30分まで)
開館時間 9時〜19時(入館受付は18時30分まで)
開館時間 9時〜19時(入館受付は18時30分まで)


霞城公園(かじょうこうえん)は、山形市の市街地の中心に突然に現れる一辺500mもある広大な緑地公園です。いまから約650年前に斯波兼頼(しばかねより)が築城し、約400年前に最上義光(もがみよしあき)が改修した山形城の二の丸の濠(ほり)と石垣などの遺構を中心とした範囲を公園としたものです。人工衛星からの画像でも、その輪郭がはっきりとわかる山形市のシンボル的な構造物です。春には山形市でも屈指の桜の名所として大勢の人々で賑わいます。現在、国の史跡として本丸の発掘調査が進められ、2006年の春には本丸一文字門の橋(写真)が複原されました。
■名称
開館30周年記念 〜最上家ゆかりの新収蔵品〜

■会期   
令和元年9月11日(水)〜同年12月15日(日)

■内容
最上義光歴史館開館30周年記念展の第一弾です。30年の間に購入または寄贈を受けて新たに収蔵品になった最上家ゆかりの資料の一部を展示紹介しています。
※常設展示の一部になっている資料や寄託資料、最上家宗家からの寄贈資料は除いています。

■展示資料
 1. 最上義光公百万石行列絵巻
 2. 最上義光公没後四百年記念着物
   「緞子四釜本紋衣裳手描き友禅訪問着」
 3. 大坂夏の陣図
 4. 北館大学助利長像
 5. 甲冑 黒漆塗二枚胴具足
 6. 山形市指定有形文化財
  「最上義光消息」 宝幢寺尊海宛か 年未詳二月十四日
 7. 「最上家親一字状」 
    矢口作之丞宛 慶長十七年(一六一二)正月十一日
 8. 「最上家親書状」 
    矢口作之丞宛 年月日未詳"
★9. 「徳川家光御内書」 
   最上(家信)源五郎宛 年未詳五月二日
 10. 最上氏時代山形城下絵図
★11. 「寛政最上家譜(全)」
 12. 最上家中分限帳
★13. 最上少将義光家中分限帳
 14. 最上義光連歌巻 慶長元年(一五九六)十二月二十五日
  「賦何船連歌」
 15. 山形県指定有形文化財 
  最上義光等連歌巻 慶長三年(一五九八)卯月十九日
  「賦何墻連歌」
 16. 三部抄
★17. 最上家盛衰記
★18. 古今武家盛衰記
★19. 「慶長治乱記 上・中・下」

※「★」印は初公開の資料です
※作品番号2は10月14日まで公開
※作品番号3は10月16日から公開
最上義光所用の鉄製指揮棒(鍛鉄造金象嵌指揮棒)ができるまで
制作/上林恒平氏(刀鍛冶/山形県指定無形文化財保持者)


(1)復元準備#1 指揮棒の寸法測定


(2)復元準備#2 陰刻文字の拓本を採る


(3)材料になる玉鋼。日本刀と同じ材料を用いる


(4)材料の玉鋼を熱して鍛錬の準備


(5)熱した玉鋼を鍛錬し、指揮棒の形に整える



(6)指揮棒の形に形成したものの表面に文字を彫り、金を埋め込む(金象嵌)作業


(7)錆びつけ用の溶液を塗布して黒錆を発生させる作業



(8)表面を磨いて整え、金象嵌を研ぎ出して完成

完成した指揮棒は現在公開中です。