有機肥料虚偽事件とその対策
本日は隣町の米沢でお勉強。 午前中はJAS有機、午後は特別栽培認証についての講習会。 そう一日中お勉強です。 我家の枝豆やお米の一部はJAS有機認証を取得して、農薬や化学肥料を使わずに栽培しているお墨付きを頂いています。 認証をとるにあたって、近所の有機農家と「たまちゃんクラブ」というグループを組んでいますが、私はその代表。 それゆえ年に一度、こんな講習会を受講する必要があるのです。 去年は、肥料会社の虚偽表示事件が相次ぎ、我家も大きな影響を受けました? お客様にもご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。 今日の講習会も、話の中心はその対応。 完全なるメーカー側の落ち度ながら、今後同じような事態を避けるためには? 有機栽培に使える資材かどうかをチェックした太鼓判資材のリストというものが今までもあるのですが、農水相主導でそれを大幅に拡充するとのこと。 今までのリストは載っている資材があまりに少なく、ほとんど使い物にならなかったのですが、今回は資材数が倍以上になるとのことで、ちょびっと期待してます。 ちゃんとした資材(肥料)を使いたいので、今までも一つ一つの肥料に対し材料や製造工程を調べて使ってきましたが、昨年問題になった肥料のようにメーカーが虚偽の内容を伝えてくると、生産者としてはどうしようもありません。 農水相が主体となって肥料の信ぴょう性を保証してくれれば、選びやすくなります。 ただ、新リストが出来上がるのは3月末。 それから肥料買うんじゃ遅いんですよね~(笑) 我家で28年度に使う予定の肥料は、現在開発中の新製品だし。 数数多ある資材の中で、どのくらい有用な資材が載ることやら。 そんなこんなで期待度が、ちょびっとなのです。 皮肉なことに昨年の一連の事件は、肥料メーカーさんがJAS有機を知るきっかけになったかもしれません。 どうぞ肥料メーカーのみなさま、有機農家が安心して使える肥料を作ってください。 そして、おいしい有機農産物が増えたら嬉しいですね(^^) *-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 浦田農園 http://noukaurata.com
2016.01.22