私が恵方巻きをはじめて知ったのは、かれこれ15年前、広島出身の学友から。
彼女の地元のほうでは、一般的な節分行事という。
奇妙な風習!そして、面白そう!!
珍しいもの茶目っ気のあるもの好きで、年中行事好きな私。
早速、その年から友人一同と恵方巻き丸かじりなるものをするようになった。
当時は、関東圏では全く無名(?)の行事。
和菓子屋さんに太巻きを買いに行き、「切らないでください」と言っては、
怪訝な顔をされたものだった。
学生時代は、しっかり続けたその行事。
結婚して最初の年、近所の友人宅で一緒にやろうと太巻きをつくったのだけど、
その家のご主人に嫌な顔をされて、なんとなくそれ以来やらなくなってしまった。
逆に世間では、その数年間で恵方巻きが広まっていき、
今じゃ、どこのコンピニ・スーパーでも恵方巻きの宣伝を目にするようになった。
そんな広告を見て、娘たちが「食べたーい(^0^)」
・・・じゃ、久々にやるか!
ありあわせの食材で、太巻きづくり。
ただ、うちの子達の食欲でも、さすがに丸かぶりは厳しそう。
なので、半分の長さを丸かぶりして、あとは普通にカット。
切らないでいい!って言った長女だけ、半分じゃなくて2/3カットにした。
(それでも切らせてもらうのに、なだめすかし)
いただきますのあと、今年の恵方・南南東に向かって、無言で頬張る一同。
結果は、やっぱり長女が最後まで苦戦。
一番に食べ終わった私は、目を白黒させながら食べているみんなの前で、
「あ~~おいしかったぁ~~。お茶美味しい~~」と、
独り言を大声で言いながらニコニコとお茶をすすることは、
10年たっても忘れなかったのでした。
この記事へのコメントはこちら