4月11日 塩水選
病気に負けない種籾を選ぶために、種もみの選抜をします。
濃い塩水にドブンと種もみを入れて、浮いた種もみを取り除き、
実が充実した種籾だけを種として使います。
塩水選と言う作業です。
豆を煮る時に、水に浸して浮かんだ豆を取り除きますよね?
あんな感じです。
真水よりも塩水よりのほうが浮力が大きく働くので、
より充実した種を選ぶことが出来ます。
塩水の比重は、もち米が1.08 うるち米が1.13。
もち米のほうが、甘い選別です。
今回は、塩を13kgくらい溶かしました。
なめてみると…しょっぱーいっ。ぺっぺっ。
塩水選の後は、塩分が残らないようにしっかり洗い落とします。
この作業が、結構 腰にくるので要注意。
160kgほどの種籾を4kgずつ小分けして塩水選したので、計40回。
掬っては洗い、種もみ袋に移し入れていきます。
今年の種籾は、昨秋の登熟期間に例年より高温で推移したため、
駆け足で大人になってしまった状態で充実度が低く、
塩水選で取り除いた籾が1/4ほど(>_<)
いやぁぁ、もったいないっ!!
こんなに取ったら、足りなくなっちゃうんじゃないかしら…
それから、
実は前回の芒取り作業で、もち米用種籾の籾殻が剥けしてしまい
2度やり直すも同様の結果。
手選別で玄米を取り分けていたのですが、
家族中で数時間やっても終わらない。
あえなく市販の種籾を緊急入手したため、
予定より塩水選が遅くなってしまいました。
そのため、今年の餅米は、
「こがねもち」ではなく「ひめのもち」という品種に変わります。
いろいろあるけど、終わりよければすべてよし!ということで。
元気な稲に育っておくれ。
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