黒井堰(くろいぜき)

  • 黒井堰(くろいぜき)
高畠町ぬかの目沢口という部落の喜多院の隣に
黒井堰碑があり、高畠町指定史跡に認定されております
この碑をよく見ると全て漢文体で書かれており、興味深いデザインになっております


この黒井堰(くろいぜき)は時代は古く、
上杉鷹山公が藩政改革をしていた時に
水不足で苦しんでいた米沢地区(主に北地区)から南陽市まで
実に32キロに及ぶ長距離を農業用水路「黒井堰」で水を送り、田畑を潤しました
その大工事の計画者であり、責任者にもなったのが黒井半四郎忠寄(くろいはんしろうただより)氏で
着工中に氏が亡くなってから数年後に完成した堰は少々のズレがあっただけでほとんど計画通りにできたとし
その功績を讃え、黒井堰と銘々したとのことです


最近まで使われていたようで現在ではこのような看板が掲げられて「旧黒井堰水路」として案内されていますが
今でも地域の方が保護しています
鬼面川(おものがわ)に沿って、当時の石積みの堰を見ることができます


◇ 参考 ◇
水土里(みどり)ネット米沢平野

城下町ふらり歴史探訪
(26番)


グーグルマップで確認
2009.12.11:umai:[高畠の史料]