とらちゃんのひとり言　いつも美味しい日本酒を！

恒例の豊国の田植えを行いました。

豊国は明治三十六年山形県余目町桧山家六代目幸吉氏が”文六”の変種を選抜育成し、淘汰固定をはかり、大正元年一月「豊国」と命名された米です。
　寒河江はその当時、草履表の生産が日本一で、稲わらのひときわ長い豊国種がその原料として積極的に作付けされたました。
　大正初期の文献には、粗蛋白が少なく他のどれよりも大粒で、心白が入りやすく酒造米としても重宝されていたとも記されています。
非常に長稈で倒伏しやすく、殆ど無肥料にて栽培されるため収量は少なめです。

当社では平成４年に種籾を入手して、豊国耕作者の会を組織しこれまで豊国を使用した日本酒を一つの看板にして酒造りをしてきました。

今回も半反ぐらいですが、社員で手植えをしました。

慣れない手つきでしたが今年も良い稲に育ってほしいと願いつつ・・・

2011.06.01：tocchi：count(2,657)：[メモ/美味]
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