昨年夏、被災地の木のがれきを、送り火などで燃やすことが、
放射性物質を検出したことで中止となったころから、
「住宅の木材の放射能汚染は大丈夫か?」
という問合せが、多く寄せられてきました。
薪の出荷基準値については、
たるけんWEB(2011/11/15│震災│ 薪ストーブの薪と放射線について)でもお知らせしてきましたが、
建築材料の木材については、基準が無いため、
たるけんでは、高線量地域の材木でないか製材所で確認し合ったり、
現場にて、空間線量計で異常値を示さないかの作業を行ってきました。
2月に入り、
「樹木の樹皮だけでなく、内部からも放射性セシウムを検出した」
ことが大学教授の調べで明らかになりました。
相馬周辺の直径20cmぐらいの小径木を抽出したようです。
一方、森林総合研究所の調査では、
川内村の材木を抽出した結果で、相馬よりも低い数値で、
放射能汚染度は空間線量に比例していること、
丸太の辺材(外側に近いところ)から芯材に向かうと低くなること、
などが分かってきたようです。
3/7に、森林総合研究所の方が、
「放射能と森林・木材シンポジウム」で郡山に来るので、
詳しいことを聞いてみたいと思います。
一番上のチラシがシンポジウムの案内です。
詳しくは、たるけん・山田までお問い合わせください。
※シンポジウム定員いっぱいのようです。
林業・建築業従事者を対象としていますので、
一般の方はご遠慮ください。