ニッコウキスゲや野カンゾウの仲間で、
春の代表的な野草のひとつ、
ヤブカンゾウの花が咲きました。
ヤブカンゾウは花蕾や若葉が美味しくて、
つい憂いを忘れてしまうということから、
ワスレナグサと別名がついたと言われていて、
「万葉集」にもワスレナグサとして登場しているようです。
3~4月頃の白い芽や軟らかい若葉を摘んで、
サッと茹で、水に晒してから、
お浸しや和え物、酢の物にして食べるのが好きでした。
夏になると花が咲き、その花も食べられ、
揚物や、煮物、茹でて酢の物としと活躍してくれます。
原発事故以来、摘むことが出来ず、
自宅に植えてあるヤブカンゾウを眺めるだけでした。
スッと伸びた葉の形に勢いがあり、
花が咲いていない時期でも、
庭のアクセントになっていて好きでした。
ヤブカンゾウの花を眺めながら、
フキノトウやツクシ、ヨモギ、ナズナ等
摘み草を楽しめた頃に戻りたいとつくづく思いました。
すぐ近くには、ネジ花が2本咲いていました。
消えてしまったかなと思っていたので嬉しかったです。
(後方のハーブはブルーバーベインです。)
樽川(千)記
ヤブカンゾウの花が夏らしいです。
2013.07.20:taru_taru:[ハーブ・アロマ]