セントジョーンズワートは、日本のオトギリソウと同種で、
星型の黄色の花(一日花)を咲かせ、葉と花に黒点や黒線があります。
古来から殺菌・鎮痛・切り傷の治療薬として重宝されてきました。
他に、抗うつ・利尿・去たん、夜尿症にも効果的とされている
薬効に優れたハーブで、ティーとしても利用されています。
収穫の時期は、夏至(6月21日)の頃で、
花が咲き始める頃が薬効の強い時期との事です。
今この元気な時期に収穫して、利用しましょう。
ティー以外の利用の仕方は、穂先に近い部分の花、蕾、葉、茎を
ウォッカやホワイトリカーに漬けて:
不眠症・ストレス・不安を和らげるために少量を薄めて飲む
(妊婦、子供、他の薬を飲用している時は避ける。)
オーガニック・バージンオリーブオイルに漬けて:
筋肉痛・肩こり・関節炎・坐骨神経痛・日焼けに塗る
写真向かって右がホワイトリカー、左がオリーブオイルに漬けたもの
(どちらも約1ヵ月後、漉してから使用)
擦り傷や切り傷、神経痛の痛みをやわらげてくれるので、
刈り取ったものを入れたお風呂もお勧めです。
おまけに・・・
名前の由来となったこわーいお話しを・・・
日本のオトギリソウの名の由来
10世紀頃、優れた鷹匠がいて、この薬草を秘伝にしていた。
ところが、弟が他人イ話してしまったため、怒った兄が
弟を切り殺してしまった。
葉を透かすと黒い油点があり、これを血痕とした伝説から
弟切草(オトギリソウ)の和名が生まれた。
セントジョーンズワートの名の由来
<ドイツでは>
起源中期、洗礼者ヨハネ(英名セント・ジョーン)が
処刑れた時に飛び散った血から芽生えた言われた。
<ヨーロッパでは>
6月24日の聖ヨハネの日に薬草を集める風習が有り、
オトギリソウの仲間は特に魔力が強いと信じられていた事から
この名が付いた。
日本も外国も同じようなお話しなのには驚きです。
”たるけん”の樽川(千)でした。
今が旬のセントジョンズワート(和名、西洋オトギリソウ)
2009.06.27:taru_taru:[ハーブ・アロマ]