たるけん Tea Room

雨がたくさん降ったうえに、急に暑くなったせいか
庭のハーブ達が一気にグンと背が伸びた気がします。

ブラックホーリーホックは真直ぐ天に向かって伸び、
黒光りする素敵な花を咲かせました。



オカトラノオもひょこ～んと首をもたげ存在感を出し、

左側のフェンネルも、もうすぐ花が咲きます。

右側にはマロウの仲間ムスクマロウが
優しいピンクの花を咲かせています。

後ろにはドクダミが一斉に花を咲かせていて、
もうすぐ収穫できます。


今年はオリーブもたくさん花を咲かせました。



レッドカラント(フサスグリ）の実も
赤く色づいてきました。


ジャーマンカモミールは枯れ始めたけど、
ローマンカモミールが代わりに咲き始め、
ボリジも次に芽を出したものにバトンタッチと
庭の様子も変わり始めました。

これからますます変化していく庭・・・

私の好きな青や水色系のハーブの花が咲き始め。
補色関係にある黄色の花とのコントラストが楽しみです。


　　　　　　　　　　　　　樽川(千）記

２～３年前にお客様のT様のお庭で
初めて八重花を咲かせるドクダミがあることを知りました。

早速頂いてきて我が家の庭に植えました。

そのドクダミが増えて、今きれいな花を咲かせています。



自分の居場所もきちんと確保して、
あたかも、ずっと以前からそこに存在していかのように・・・

（八重のドクダミも同様に利用できます。）



　　　　　　　　　　　　　　　　　樽川(千）記

昨日お客様のＳ邸に伺い、
広いお庭を見せていただきました。

ハーブを植えるスペースを作り、
これから増やして行きたいとのことでしたが、
スギナが邪魔をして困っているようでした。
庭のあちこちにはドクダミも・・・。

スギナとドクダミは、
どこにでもどんどん増えて厄介者のように思われますが、
利用の仕方によってはとても役立つものです。

これから汗をかくことが多くなり、
１日に何度も顔を洗う方が多いと思います。

そんな時に重宝する
スギナとドクダミで作る化粧品をご紹介します。

＜材料＞
　　スギナ２０ｇ、ドクダミ２０ｇ、焼酎（２５度）７５０ｍｌ
　　ぐりせりん　２０ｍｌ、蜂蜜大匙1.5杯
　　　・スギナ、ドクダミはよく干したものを使用
　　　・ドクダミは蕾か花が咲いた状態ものを根を洗って使用
　　　・グリセリンは薬局で購入

＜作り方＞
　① 蓋の大きな容器にスギナとドクダミを入れ、
　焼酎を注いで１０日間位漬けておく。
　② 漉してからグリセリンと蜂蜜を加える。
　③ 冷暗所に１ｹ月程寝かせて出来上がり！
　　　・化粧水は少量ずつ作ったほうがよい
　　　・冷蔵庫で冷やしておくと、さっぱりとして使い心地がよい

　　　　　　　（現代農業　２００８．５より引用）


　　　　　　　　　　　　　　　樽川（千）記　　　　　　　　　　
　　　

　　

こぼれ種から秋に芽を出し、
冬の寒さにも負けずに頑張って、
春に可愛い花を咲かせて楽しませてくれたルッコラ。


茶色に変色しポロポロと種がこぼれ始めたので抜きました。
（少し乾かしてから種を取ります。）


ルッコラは別名ロケットとも言います。
名前とは関係ないかもしれませんが、
種をまくとすぐに芽を出します。早いんです。

時期をずらしながらまくとずっと食べられて便利です。

ちょっとピリッとしていて、胡麻の味がして美味しいです。


　　　　　　　　　　　　　　　　　樽川(千）

コモン・マロウ（和名 ウスベニアオイ）の花が
庭のあちこちで咲いていて、摘んでもらうのを待っています。

花に水がかかるとダメなので、
水遣りをする時には結構気を使います。


摘んだばかりの時は赤紫の花の色が、
乾くと濃い紫になります。



マロウティーは色の変化が楽しめるティーで、
アイスでも、ホットでもきれいな色が出ます。

故グレース・ケリーがこよなく愛したとも言われていて
おしゃれな女性向きのティーです。

マロウは、ダメージを受けた肌を、
保護し回復させる働きがあります。

ポットに残った花は
シミ、ソバカスの気になっているところに貼ってパック。
残ったティーも冷蔵庫に入れて冷やしてから
日に焼けた肌にパッティングすると気持ちがいいです。


マロウは、体の内側と外側の両方から
お肌に働きかけてくれる素晴らしいハーブです。


花だけでなく、葉もお浸しや、天麩羅が美味しく、
大変利用価値のあるハーブです。



　　樽川(千）記