白をベースに家づくりを考える

 

家づくりを検討し始めると、

まず外観や内観はどんな雰囲気が良いか考える方も

多いと思います。

 

 

今は、SNSやネットなどでさまざまな情報や画像を検索することが出来るので、

こんな雰囲気が好きというのは必ず出てくることでしょう。

 

 

私たちもプランを作成していく際に、

家づくりのイメージやお考えなどをヒアリングさせていただく事から

スタートしていきますので、

もちろん外観や内観のお好みなどもお伺いさせていただいております。

 

 

その際、外観・内観共に「白」ベースにおすすめさせていただくケースがよくあります。

 

 

もちろんお好みやご要望によりますので、

すべてのお家がというわけではありませんが、

「白」という色は、

「熱を吸収しにくい」ことと

「光を反射しやすい」という

特徴を持っていることからおすすめのカラーとしております。

 

 

熱を吸収しにくい「白」を外壁に使えば、

家の中が暑くなりにくくもなりますし、

光を反射しやすい「白」を室内の壁と天井に使えば、

光が家全体に拡散しやすくなるので、

家が明るくなりやすいという良さがあります。

 

 

とはいっても、ただ単に「白」を使えば

それだけで快適性が増すわけではありません。

 

 

他にも合わせて考えなくてはいけない要素がありますので、

今回は、どんな土地でも明るい家を実現するための

ポイントについてお伝えしつつ、

最後に内装を「白」でまとめている

もう1つの理由についてもお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

カーテンがいらない家にする

 

壁や天井で光を拡散するためには、

そもそも家の中に光を入れないといけません。

ですので、当たり前ではありますが窓をつくります。

 

 

そして、設計の時に熟考しないといけないのが

この窓のつくり方です。

 

 

というのも、闇雲に窓をたくさんつくったとしても、

カーテンをセットで考えないといけない窓ばかりになってしまっては、

充分な光が家の中に入ってこないからです。

日中もカーテンで閉ざされている窓はまさにその例になります。

 

 

ですので、Tarukenではなるべくカーテンがいらない窓のつくり方を

意識して設計していきます。

 

 

その結果、たっぷりと室内に光が入ってくると同時に、

窓の数が減りその分コストが削減出来るのと同時に、

カーテンも無くすことができますので、

さらにコストを削減することが出来ます。

 

 

また昼間から照明をつける必要もなくなりますので、

高騰している電気代も削減することが出来ます。

 

 

 

ハイサッシを使う

 

そして、窓に関するもう1つの工夫は、

光をたっぷりと採り込みたい窓は

天井まで高さがあるサイズのものを使うということです。

 

 

つまり、一般的に使われている

窓の高さは2mになりますが、

2mは使わず天井と同じ高さの

2m40cmを使うということですね。

 

 

わずかこれだけのことですが、

窓から入ってくる光の量が格段に変わります。

 

 

というわけで、

カーテンがいらない窓にしつつ

メインで光を入れる窓をハイサッシにする、

という合わせ技をすることで、

「白」による光の拡散効果を

最大限に高めていくということですね。

 

 

では最後に、

「白」を内装のメインカラーとして使っている理由、

さらには内装をシンプルにしている理由について

お伝えしていきたいと思います。

 

 

 

内装をシンプルにする理由

 

それは、いざ生活がスタートすると、

家の中がたくさんの色やモノで氾濫することになるからです。

 

 

つまり、ただでさえ

いろんなものの色で氾濫することになるのに、

その空間のベースとなる内装にまで

色をたくさん使い過ぎてしまうと、

家の中がゴチャゴチャし過ぎて

リラックスした状態で過ごしにくくなってしまうからです。 

 

 

ですので、Tarukenでは

壁と天井の色を「白」にすると共に、

室内ドアの色も「白」にし、

かつ、そのほかの様々な部材も「白」をおすすめしております。

 

 

当たり前のことになりますが、

家具や雑貨、そして生活用品などが

そこに加わることを前提として

家をコーディネイトしていく事が重要なポイントと考えているからです。

 

 

確かに、白を基調とした

色をほとんど使っていない室内は、

味気なく物足りない感じがして、

計画段階では、何かアクセントを足したくなりがちではあります。

 

 

しかし、大切なことは、

全てのアイテムが揃った時、

その空間がどうなるかが大事になってきますので、

壁や天井はすべて「白」でも良いと個人的には考えております。

 

 

年を重ねて好みが変わったとしても、

置く家具を変えるだけでガラッと雰囲気を変えることも出来ますしね。

 

 

いかがでしょう?

 

 

これから家を建てようとお考えの方は、

こういった考え方があることも

ぜひ頭の片隅に入れておいていただきながら、

家づくりを計画していっていただければと思います。

2024.04.16:taru_nobu:[コンテンツ]