コンパクトな家の間違った固定概念

 

 

 

一般的な家の大きさを考えると、

多くの場合、最低30坪は必要と思われていますが、

個人的には、4人家族想定までは25坪あれば十分だと考えております。

 

 

実際にTarukenでは、25坪~27坪位の大きさの家を建てさせていただくケースが非常に多くあります。

 

 

25坪あれば、子供部屋もそれぞれ設けられますし、

LDKもゆったりつくる事も出来ます。

 

 

結果、不便のない満足した暮らしが出来るのですが、

とはいっても、

最初から全員が25坪前後の家を希望して

Tarukenにいらしているのではなく、

最初は30坪位のイメージから始まり、

話をしていく中で、25坪前後という広さに着地されていく方が多いイメージです。

 

 

そして、プランのご提案をさせていただく際には、

みなさん納得の間取りが完成していきます。

 

 

これは、生活の動線を楽にするだけではなく、

コスト面においても重要なポイントになります。

 

 

日常生活でも多く感じる部分だと思いますが、

食品・ガソリン・電気など、

生活で必要なさまざまなものが大きく値上がりしていますよね。

 

 

これは住宅でも同じことで、

現在家づくりに関わるものすべてが値上がりしていっております。

 

 

かといって、それに伴い私たちの所得も比例して上がっているかというと、

決してそうではないのが現状ではないでしょうか。

 

 

という事は、昔と同じ考えで家の大きさや間取りを考えてしまうと、

その分家づくりが生活の負担になってしまうという事になります。

 

 

という事で、今回はコストを抑えながら

カッコ良くて住み心地の良い家づくりをしていくために、

乗り越えるべき2つの壁についてお伝えしていきたいと思います。

 

 

言い換えるなら、この2つの壁をクリア出来れば、

人に自慢したくなる家を手に入れることが出来るので、

ぜひご参考にしていただければと思います。

 

 

 

収納が少なくなるのではないか?

 

まず1つ目の心理的な壁がこれです。

家を小さくすれば、

必然的に収納も少なくなってしまうのではないか

と考えてしまうのが当たり前ですからね。

 

 

しかし、家を小さくする場合でも

実は収納を減らす必要は全くありません。

 

 

例えば35坪から25坪まで縮めるとなると、

10坪(=20帖)何かを削ることになるのですが、

まずは「平屋」で考える事が重要です。

 

 

そうすることによって真っ先に削ることができるのが「階段」です。

平屋にするなら階段はそもそも必要ないものですからね。

そうすると、実はこれだけで2坪(=4帖)も削ることが出来ます。

 

 

また、平屋にすればトイレも1つでいいし、

設計によって無駄な廊下もほとんど削ることが出来ます。

そして、これによってさらに2坪(=4帖)削ることが出来ます。

 

 

さらに、平屋になれば全ての部屋と収納が1階にあるため

2階建てのように余分な部屋を1階につくる必要がなくなります。

結果、部屋1室分、3坪(=6帖)を削ることが出来ます。

 

 

この他、寝室もただ寝るだけと考えるなら6帖もあれば充分だし、

子供部屋も部屋そのものは4.5帖ずつあれば充分なので、

おそらくこれらを削ることによって

3坪(=6帖)ほど小さく出来るのではないかと思います。

 

 

そして、これら全てを合わせると10坪(=20帖)削れるという事になります。

では、この中に「収納」は含まれていたでしょうか?

 

 

 

住みにくいのではないか?

 

そしてもう1つの心理的な壁が、

家が小さくなれば住みにくくなるのではないかということです。

 

 

しかし、これに関しても全く心配はありません。

先程お伝えしたように

まず「収納」不足に困ることもなければ、

平屋にすることによって家事時間がグンと短縮されます。

 

 

洗濯に関しては1階2階を行ったり来たりする必要がないし、

掃除に関してもルンバを昼間動かしていたらそれで済むからです。

 

 

また、子供部屋が1階にあることによって

子供たちに自分の部屋を活用してもらいやすくなるため、

そもそもリビングが子供のモノでごった返す可能性がグンと低くなります。

 

 

お子様が小さい内は、リビングにおもちゃなども散乱しやすいですが、

子供部屋が1階にあれば、片付けも苦になりませんよね。

 

 

この他、Tarukenでは「中庭」をつくることが多いのですが、

これによって明るさや開放感も高まれば

プライバシーも担保されるため格段に居心地が良くなりますし、

なにより光や空を感じながら生活することが出来ます。

 

 

いかがでしょうか?

実際に家をコンパクトにしても、

収納スペースは変わらず確保できますし、

住み心地も逆に良くなりますよね。

 

 

という事で、

これからもますます不安定な生活環境の中で、

生活の負担になってしまうような家づくりではなく、

本来の目的である家族のための家づくりだという事を忘れず、

まず家の大きさについてから考えてみていただければと思います。

 

 

Tarukenでは、あっと驚くような間取りや外観のご提案をさせていただきますので、

ご興味ある方はぜひお問い合わせ下さい。

2023.09.08:taru_nobu:[コンテンツ]