暮らしやすさまで考える

 

 

家づくりを考えた時に、

 

「あれがやりたい!これがやりたい!」と

 

外観や内観、外構など見た目に関する部分に

 

目が行きがちになってしまうケースが多くあります。

 

 

 

 

もちろん一生に一度の家づくりですから、

 

人にも自慢できるようなオシャレな家にしていきたいですよね。

 

 

 

 

ですが、見た目やデザインばかりに気を取られてしまうと、

 

結果的に完成した家が、

 

「暮らしづらい家になってしまった・・・」

 

なんてことが起こってしまう可能性があるので注意です。

 

 

 

 

例えば、暮らしていく上で欠かす事のできないモノに、

 

『毎日の家事』がありますが、

 

この家事の負担が大きいと大変ですよね?

 

 

 

 

共働きが当たり前となった現在ですから、

 

家事負担の軽減も全てのご家庭が解決しておきたい

 

大きな課題になっていると思います。

 

 

 

 

まったくゼロにする事はできませんので、

 

少しでもラクにしていきたいですよね。

 

 

 

 

実は、家づくりを考える際の視点を広げると

 

家事をラクにするポイントが見えてきます。

 

 

 

 

例えば、トイレと洗面の関係ですが、

 

隣接して配置することにより、

 

トイレに手洗いをつくる必要がなくなるため、

 

その分コストカットになりますし、

 

掃除箇所を減らすことも可能になります。

 

 

 

 

また、弊社ではさまざまな利点から

 

中庭のある家をご提案しているのですが、

 

脱衣室から中庭までわずか数歩で移動して

 

中庭で洗濯物を干す事が出来るようにすることで、

 

水気を含んだ重い洗濯物の持ち運びによる

 

負担を軽減しています。

 

 

 

 

わざわざ階段を上り下りして2階のバルコニーに干したり、

 

ご近所の目を気にしながら外に干す必要もありません。

 

 

 

 

室内から手を伸ばせば届く場所に

 

洗濯物を干せるようにしておけば、

 

外に出て真夏の暑さや真冬の寒さを感じながら

 

作業をする必要もないですし、

 

人目につかない場所に干せれば、

 

パジャマやノーメイクのままでも気兼ねなく

 

干すことだって出来ます。

 

 

 

 

 

■掃除をラクにするひと工夫 

 

 

そしてもう一つが、

 

「掃除をラクにする」事です。

 

 

 

 

まずは家の設計をする際に、

 

平屋から間取りを考えてみましょう。

 

 

 

 

平屋にしたことで「ルンバ」が活躍しやすくなります。

 

今の家は、バリアフリーが当たり前になっていますし、

 

平屋ですとムダな廊下もつくらず済むので、

 

非常に効率よく掃除することが出来ます。

 

 

 

 

後は、できるだけ床の掃除だけで済むように、

 

ホコリが床に落ちるように工夫をすればOKです。

 

 

 

 

そのためにはホコリが溜まってしまいそうなところを

 

出来るだけ作らなくする事が大事です。

 

 

 

 

私たちの家づくりの場合、

 

出来るだけホコリの溜まりそうな室内の凹凸を

 

作らないようにするため、

 

窓枠、ドア枠、カーテンレールといった部材も

 

少なくなるよう工夫します。

 

巾木も通常よりも薄いタイプのものを使い、

 

極力ホコリがのらないようにしています。

 

 

 

 

さらに、何かを飾るための棚やニッチなども、

 

収納目的以外にはなるべく作りません。

 

 

 

 

いつのまにかどんどん物を置いてしまう

 

キッチン前カウンターも、

 

厚みを薄くすることにより

 

自然と物を置かないようにしています。

 

 

 

 

結果、ホコリ掃除が

とてもラクになっていきます。

 

 

 

 

いちいち置いてあるものを除けながら

 

拭き掃除をしなくてよくなりますからね。

 

 

 

 

ということで、

 

家を考える時はデザインなどの見た目だけではなく

 

暮らしやすさまで考えてデザインしていただければと思います。

 

 

 

 

きっと住んでからも満足のいく家づくりが出来ることでしょう(^^)

2022.07.30:taru_nobu:[コンテンツ]