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庭の手入れの負担を少なくしたい方へ

 

 

家づくりを計画していくと、

ついつい間取りや外観ばかりに気が向きがちですが、

住んでから『こんなはずじゃなかった・・・』と

後悔してしまうケースの1つに『庭の手入れの負担』があります。

 

 

もともと庭や緑が好きで、好んで庭を計画される方は

暮らしの楽しみの1つのポイントだと思いますが、

特別好んで計画してないのに、

自然と庭スペースが広く出来てしまったという方には、

とても大きな負担になってしまいますよね。

 

 

今回は、

草抜きなんてあんまりやりたくない、

また庭の手入れが面倒くさいなー

と思っている方たちのために、

庭の手入れを楽にする方法について

お伝えしていきたいと思います。

 

 

 

■土地を広く買わない!

 

まず1つ目は必要以上に広すぎる土地を買わないです。

当たり前の事のように思いますが、

これが以外に陥りがちなケースの1つです。

 

 

実際に土地を見に行くと、

家が建ってない土地ってやたら狭く感じてしまうんですよね。

 

 

狭い土地はなんとなく間取りが制限されてしまうイメージがあるので、

狭いことで後悔するぐらいなら、

ちょっとでも広く買っておこうって思ってしまうんですよね。

 

 

その結果、庭のスペースが広くなってしまい、

砂利や土の部分が増えていき、

草が生えるスペースがどんどん広くなっていきます。

その分手入れが必要になってしまいますよね。

 

 

草が生えてこないように、

コンクリートを打つとなると、

砂利の3~4倍ぐらい高くなってしまうので、

コストのことを考えると、砂利にせざるを得ないですよね。

 

 

 

■敷地の余白を最小限にしながら家を建てる

 

2つ目の方法がこれです。

敷地の余白をつくればつくるほど、

当然、草が生える範囲が広くなりますよね。

 

 

例として、50坪の土地の場合の

2階建てと平屋で考えてみましょう。

 

 

一般的に50坪の土地には、

総2階建てで、延床30坪位の家を建てる事が多いですが、

その場合、1階部分の大きさは、

その半分の15坪ということになります。

 

 

そして土地には35坪分の余白が出来るということになります。

 

 

もう一方、ここに30坪の平屋を建てるとしたら、

土地の余白は20坪となりますが、

仮に、この余白だけで十分、

車や自転車が置ける余裕があるとしたら、

15坪分、庭の面積を省く事が出来ます。

 

 

また、敷地の余白が狭くなったことによって、

草むしりの手間を省くために、

余白全体にコンクリートを打ったとしても、

そう高くならないというメリットも生まれます。

 

 

 

■土地選びで後悔しないポイント

 

 土地選びで後悔しないポイントは、

自分たちだけで探すのではなく、

工務店にも見てもらいながら探すことをオススメします。

なぜなら適正な広さが分かるからです。

 

 

そして、忘れてはいけない資金計画も重要です。 

 

 

土地の予算が明確に分かったうえで、

現実的に土地を選べるからです。

 

 

ということで、

住んでから手間になってしまう庭の手入れをなくしたい方は、

土地探しのやり方から間違えないようにしていただければと思います。

 

 

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F様邸 外観

  • F様邸 外観
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広い土地を選ぶリスク

 

 

土地の価格は地域によって異なるのはもちろん、

同じ地域でも立地によって異なりますし、

同じ場所でも日当たりや形、接道によっても異なります。

 

 

そして、当たり前のことですが、

面積も土地価格を左右する要因の一つです。

 

 

ですが、土地面積が増えた場合、

単純に土地価格が上がってしまうだけじゃなく、

それに付随して庭の工事費用が高くなりますし、

土地を持ち続けている限りずっと支払い続ける

固定資産税も高くなってしまいます。

 

 

例えば、土地の面積で考えていくと、

本当は60坪ぐらいでいいのに、

80坪もの土地を買ってしまったら、

20坪分、余分な庭の工事費用が必要になるのですが、

この場合、どれくらい余分な工事費用がかかるのでしょうか?

 

 

まずここに、草抜きが面倒だからと

コンクリートを打つとしたら、

60万円以上の費用が必要となります。

 

 

そして、土地が広くなると、

隣地との境界の距離も長くなります。

 

 

その分、お隣さんとの敷地の間に、

ブロック塀やフェンスがたくさん必要になるという事です。

 

 

例えば道路の接道長さを10mとした場合、

60坪の場合であれば、

周囲の境界の長さは約50mなのに対し、

80坪となれば約63mとなります。

 

 

仮に、フェンスの費用が1mあたり20000円必要だとしても、

これだけで約26万円高くなってしまいます。

 

 

先程の庭のコンクリート費用と、フェンス費用を合わせると、

100万円近く外構費用が高くなってしまう事になります。

 

 

これではあまりにももったいないですよね?

 

 

そこにプラスして固定資産税の上乗せがありますので・・・。

 

 

 

■無駄に広すぎる土地は買わない

 

以上のような理由から、

土地は家に合わせた広さで買うことをオススメしています。

 

 

そして、そのためには

あなたが土地代にかけられる費用がいくらなのか、

どんな家を建てたいのかが明確になっていない状態で、

土地を探してはいけないという事です。

 

 

具体的には、まず資金計画から始め

家づくり全体にかけられる予算を出した上で、

土地、家、庭それぞれに予算を配分していきます。

 

 

そして、その土地予算の中で、

土地探しをするわけですが、

その前に、算出した家の予算の中で、

どんな家でどんな間取りの家が建てられるのかを

ある程度把握してください。

 

 

そして、

あなたの家づくりで絶対にこだわりたい部分はどこなのか?

 

 

それによってもし費用がプラスになる場合は、

その分も予算に含めたうえで土地選びをしないといけません。

 

 

これらが分かった上で土地選びをすれば、

土地にかける予算と庭にかける予算の両方を

抑えることが出来るようになるでしょう。

 

 

いかがでしょうか?

 

 

人生で一度きりの家づくり。

 

 

土地選びも実際どのくらいの大きさがちょうど良いのかわからず、

なんとなく余裕をもって広い土地を選びがちです。

 

 

ですが、

広い土地を選んだ分、土地代だけではなく

さまざまな部分で費用がかかっていきますので、

しっかりと資金計画を練ったうえで

土地選びをしていただければと思います。

 

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家を持つということを考える

 

 

家を持つことに対して、

「家賃を払うぐらいなら早く家を建てた方がいい」

という言葉をよく耳にします。

 

 

賃貸に住まわれる方にもさまざまな目的があると思うので、

一概には言えませんが、理由なく家賃を払い続けて賃貸に住むのであれば、

私も家を建てた方がいいと考えます。

 

 

ただ、『家を持つ』ということをしっかり理解したうえでです。

 

 

例えば、賃貸住宅は、

家賃だけを払っていればいいですが、

自分の家を持つと、

ローン返済だけをしていれば

いいわけではありません。

 

 

土地や建物という固定資産を所有したことにより、

固定資産税を市町村に毎年払わないといけないですし、

長く住み続けていくために、

定期的に外壁塗装や修繕などをしなければいけないため、

その費用も計画的に積み立てていく必要があるからです。

 

 

ですので、単純に家賃と比較するのではなく、

こういった維持費用もずっと掛かり続けることを

理解しておく必要があります。

 

 

また、子供たちが小さいうちに

家を建てるとなれば、

学校を中心に考えて土地を買うようになるため、

自然と土地代が高くなっていきますし、

これからさらに増えるであろう家族の人数を想定し、

余分に間取りをつくってしまうケースが多いため、

家の価格も高くなりやすくなります。

 

 

これでは、ローン返済の負担が大きくなってしまい、

貯蓄にまわせる部分が少なくなってしまいますよね?

 

 

ですので、子供たちは、

小さいうちからすぐに子供部屋を使うわけではなく、

ある程度大きくなってからだという事と、

いつまでも家にいるわけじゃない、

という事も踏まえた上で、

予算をなるだけ抑えられるように、

間取りを考える必要があります。

 

 

結果、固定費が削減出来、

家計に余裕が生まれ、

老後や教育のための貯蓄をすることが出来るようになります。

 

 

 

■貯蓄は大切

 

『家を持つ』という中でも、

もっとも最悪なのは、

貯蓄が全く出来ないような予算で、

家を建ててしまうということです。

 

 

そのような状況になってしまうのであれば、

家を持つことが良いとは言えません。

 

 

貯蓄するゆとりがない状態で

家を建ててしまった場合、

その後の不測の事態が起こった時に、

家を手放さなくてはいけないことになりかねないからです。

 

 

また、これから先は、

税や社会保障費の負担増によって、

可処分所得も下がっていきます。

 

 

それゆえ、充分な貯蓄がない

若いうちから家を持つとするなら、

家を持ちながら貯蓄していけるように、

ゆとりを持たせながら家づくりをすることをおススメします。

 

 

例えば、利便性が良い土地を買うなら、

車を1人1台持つのではなく、

1家に1台にするという選択肢があります。

これだけで毎月の負担が2~3万円程度は減らせるので、

その分を貯蓄に回すことができます。

 

 

また、やがて子供たちは出ていきますので、

子供部屋の広さや部屋数を

最小限にするという選択肢を持つことも

非常に大切なことではないでしょうか?

家の価格は、単純に面積に連動していきますので。

 

 

土地の広さに関しても家と同様です。

立地にもよりますが、

単純に土地面積が大きくなれば、

土地価格も高くなってしまいます。

 

  

ということで、そういった観点から

充分な貯蓄をしながら

家を持つことが出来そうであれば

なるだけ早く家を持つことはいいことだと思います。

 

 

きちんとしたライフプランの上、

予算の計画を立ててもらえたらと思います。

 

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そのウッドデッキ本当に使いやすいですか?

 

 

家づくりを計画する際に、とり入れたいプランの1つとして、

『ウッドデッキ』をお考えになられる方も多いのではないでしょうか?

 

 

そこで家族や友人とバーベキューをしたり、

子供をプールに入れて遊んだり、

夫婦でゆったりとお茶をしたり、

など、

想像しただけでも楽しくなってきますよね。

 

 

しかし、せっかくお金をかけてつくったにも関わらず、

実際はほとんど使ってないという方が,

決して少なくないんです。

 

 

その一番の理由は何だと思いますか?
 

 

それはズバリ、

そのウッドデッキが「周囲から丸見えだから」です。

 

 

 周囲から丸見えだと、思ったような使い方が出来ず、

結果使わなくなってしまうんですね。

 

 

では、なぜそうなってしまうのでしょうか?

 

 

 

 

■使いづらいウッドデッキの理由

 

まず、あなたが南道路に面した土地に家を建てるとしましょう。

一般的に人気の立地条件の1つです。 

この場合、日当たりの良い南側にリビングを配置することが

当たり前となってきますので、

必然的にウッドデッキも南につくることになるでしょう。

 

 

その結果どうでしょうか。

 

 

道を歩く人や、自転車に乗る人、車を運転する人、

そしてご近所の方々にも、

常に丸見えのウッドデッキが出来上がることになります。

 

 

あなたはその環境で、バーベキューをしたり、

お茶をしながらゆっくりくつろいだり出来ますか?

決して出来ないですよね。

 

 

また、道路がすぐ前の場合、

小さな子供を遊ばせるのも不安がありますよね。

 

 

一般的に人気で、土地代も高い南側道路に面した土地でも、

こんなデメリットがあるんですね。

 

 

そして、この問題を解決するために、

ウッドデッキと道路の間に、目隠しの塀やフェンス、植栽などをつくり

視線を遮断しようとなりますが、ここには多くの外構費用がかかります。

 

 

土地代だけでも高いのに、さらに外構費まで高くなってしまうと、

それだけ建物に掛けられる予算が少なくなってしまいます。

 

 

 

 

続いては、西向き・東向きの土地に家を建てるとしましょう。

これらの土地の場合では、

基本的に道路面にはウッドデッキをつくりません。

 

 

先程と同様、リビングとウッドデッキは南につくるものという

固定概念があるからです。

 

 

ですので、南向きの土地に比べて、

周囲からの視線が気になるケースは少なくなるでしょう。

 

 

ですが、西向き・東向きの土地でよく考えられるのが、

南側に建っている家によってあなたの敷地の南側が

大きく日影になってしまうという事です。

 

 

その理由は、南側の家も、

南に庭やウッドデッキのスペースを設けるため

なるべく敷地の北側に家を寄せて南を空ける配置をして

建てられているからです。

 

 

結果、あなたのウッドデッキは

薄暗く居心地がそれほど良くない空間になってしまい、

使わないまま放置してしまうようになります。

 

 

 

 

では最後、北向きの土地はどうでしょう?

この場合、先程と同様で道路からの視線が気になることは少なくなるでしょう。

 

 

さらにもし南北に長い形状をしている場合、

玄関が北側、南側に庭となるので、

デッキスペースが残しやすくなります。

 

 

結果、塀や目隠しや植栽などに、

それほどコストをかけることなく、

プライバシーがそれなりに確保された

ウッドデッキをつくることが出来ます。

 

 

ですがこちらの場合も西道路や東道路と同様、

南に建つ隣家との距離が十分にとれないため、

ウッドデッキだけではなくリビングまでも薄暗い空間になりやすいので、

周辺環境によってはデメリットがあります。

 

 

 

 

■間違った固定概念に捉われない

 

これまでの話は全て、

リビングを一番南につくり、

かつその延長線上にウッドデッキをつくることを

前提としてお伝えしてきました。

 

 

ですが、結論から言ってしまえば、

この前提の間取りで家を建ててしまうこと自体が、

そもそもウッドデッキを使えなくする大きな原因となります。

 

 

ですので、この固定概念を一旦白紙にした上で、

家づくりを進めていただくことが、

使えるウッドデッキをつくる最良の方法となります。

 

 

そこはプライバシーが守られた、

とても居心地の良い空間となります。

 

 

そしてそういった場所であれば、人目を気にする事無く

バーベキューを楽しんだり、子供と遊んだり、夫婦でゆったり過ごしたり、

などといった本来の目的も実現する事でしょう。

 

 

そんなウッドデッキをお考えの方は、ぜひお問い合わせ下さい。

 

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