「家づくり」は
誰もが初めての経験であるもの。
ですので、住宅会社側から
予算や希望する家の大きさについて
質問を投げかけられても
「どう答えていいのか分からないから困る」
というのが本音ではないでしょうか。
今は、ネットやSNSなどでさまざまな情報を
得る事ができますが、見るサイトや投稿により
情報や内容が違っていたりして、
見れば見るほど何を基準にすれば良いのか
分からなくなってしまうという方も多いと思います。
そんなわけでTarukenでは、
一緒に予算を導き出していくという作業を
最初のステップとして行っています。
いわゆる「資金計画」という作業ですね。
では、わたしたちが行う資金計画とは
一体どのようなものなのか。
何をどのように決めていくのか。
これについて今回はお伝えしていきたいと思います。
■理想と現実のギャップを埋める作業
Tarukenでは、
まずどんな家づくりをしたいかをお伺いさせていただきます。
住みたいエリアや外観、間取り、仕様の希望など、
建てられる方によってこだわりたい部分も変わってきますよね。
合わせて、重要な予算についてもお伺いさせていただき、
実際に希望している家づくりのイメージと予算を比較検討していきます。
このようにしている理由は、
自分たちの理想と現実(理想の家づくりと理想の返済)
との間に生じるギャップがあるのかないのか、
またどの位のギャップがあるのかを
まずは知っていただきたいという思いからになります。
これを知らないまま家づくりを進めてしまうと、
最後にとんでもない状況になる可能性が高くなってしまいます。
決してこの状態で家づくりをスタートしてはいけません。
例えば、自分が住みたい場所で
自分が建てたい家を建てるとなると
建築諸経費、銀行諸経費など含めて4500万円かかるとしましょう。
今回は、変動金利(0.55%)の住宅ローンを利用する場合でお話したいと思います。
まず、単純に4500万円をすべて借入で対応すると、
35年ローンの場合、月々の支払いが117,810円
40年ローンの場合、月々の支払いが104,461円
になります。
この月々支払い金額が問題なければ、この予算の中で
どのような土地を買い、どのような家を建てればいいかを
あらかじめ理解した上で土地選びと設計が出来るようになります。
ですが、もう少し月々の負担を減らしたいと、
月々の支払いを9万円位に抑えようとするとしましょう。
35年ローンの場合、借入3450万円で月々の支払いが90,321円、
40年ローンの場合、借入額3900万円で月々の支払いが90,533円となりますので、
今回想定している家づくりの4500万円の総費用からすると、
35年ローンの場合、自己資金を1050万円、
40年ローンの場合、自己資金を600万円準備する必要がでてきます。
いかがでしょう。
実際600万円以上の自己資金というと、
身内の方から多額の資金援助でもない限り
これだけの自己資金を準備するのは、
なかなか大変な金額だと思います。
ただこういった内容が事前の資金計画から分かっていると、
どこでその予算の問題を解消していくかの検討をしたうえで
家づくりをスタートしていく事が出来ます。
つまり、今後の暮らしに
大きな負担や不安を背負うことなく
家づくりをすることが出来るというわけですね。
とはいえ口で言うのは簡単ですが、
実際のところ、理想と現実の間に生じる
600万円ものギャップを埋めるのは
そう簡単なことではありません。
家づくりの予算を抑えるために
選ぶ土地や建てる家を見直したとしても
600万円もコストを落とすのは現実的ではないケースが多いというわけですね。
ですので、Tarukenではそれぞれのお客様にあった住宅ローン選びから
ご提案させていただくことによって、
家づくりを見直すだけではカバーしきれない部分も
完全にカバーするようにしております。
建築資材の高騰によって
建築代が上がっている現在では、
この作業はとっても大事なことであり、
これから家を建てるのであれば
例外なく誰もが真剣に考えるべきところだと思うので、
家づくりのスタートを切ろうとお考えの方は、
ぜひお気軽にご相談下さい。
失敗しない幸せな家づくりができるよう
お手伝いさせていただきたいと思います。