あなたは、家を建てられた方々がその後、
全員が満足して生活していると思いますか?
先日、驚きの記事を見つけたので、今回はそのお話をしたいと思います。
ある住宅業界専門誌で、建ててから後悔していることについてのアンケート結果が載っていました。
まず驚きなことが、
70%以上の方が、建てた直後から不満を抱えて生活しているという事!
そして、
『後悔していることアンケート』1位が、
『収納・間取り』についての後悔だという事!
これは、何を意味しているか。
おそらく、
現在一般的に当たり前に考えられている収納スペースや間取りの考え方が、
実際暮してみると実は使いづらいものだったり・・・
収納の数はたくさんつくったが、何故か家が片付かなかったり・・・
ものを探すのにもひと苦労だったり・・・
あってほしいところになかったり・・・
という事があるのではないでしょうか。
要は家の使い勝手が非常に悪く感じているという事ですよね!
よく、収納はないよりはあった方がいい!
そして、出来ることなら、なるだけたくさんつくりたい!
誰もがそうお考えになることでしょう。
しかし、一般的な2階建てのお家にしてしまった場合、
2階のスペースは子供部屋や寝室などになっていき、
その他のスペースが余ってくるため、収納にされる方も多いはず。
逆に1階は、
台所、リビング、浴室、洗面、トイレと間取りが決まってくるため、
どうしても1階の収納スペースが少ない家になってしまいます。
ただ2階の収納量に安心して、あまり問題視しないでしょう。
圧倒的に過ごす時間が長いのは1階のはずなのに・・・
また、
当たり前のように子ども部屋も2階につくるため、
どうしても子供たちのモノがいつの間にかリビングやダイニングに
散乱してしまいがちです。
そして、
リビングが散乱してくると、
片付けの際、1階の少ない収納スペースに、
とりあえずものを詰めこんでしまったり、
いろんなジャンルのものが1階にあつまってきてしまいます。
その結果、
どこに何があるかあなた自身でも分からなくなるし、
ちょうどモノが置きやすい高さにある
キッチンカウンターやダイニングテーブルの上は、
収納に収まりきらない荷物や書類で溢れていきます。
とりあえずここにしまっておこう、置いておこうが増えていくんです。
また、ありがちでやってはいけない事ですが、
無駄に奥行きが深く小さな収納を作ってつくってしまうケースが多くあります。
これは、モノや出費を増やす原因にもなります。
ピンとこない方もいらっしゃるかと思いますが
よく想像してみて下さい・・・
奥行きが深い収納は、
手前にモノが置けるスペースが出来てしまいますよね?
そうすると、
知らず知らずの間に、
その空いてるスペースにモノをどんどん置くようになってしまいませんか?
となると、
当たり前ですが奥に置いたものが取り出しにくくなり、
やがて、奥に置いてあるものの存在を忘れ、
同じモノをまた買ってしまうようになります。
まさに無駄な出費が増えてますよね。
つまり、奥行きの深い小さな収納は、
モノを無くしたり忘れやすく、
無駄な出費を増やしてしまう。
奥のモノを取り出すのに、
いちいち手前をどかさなければいけなくなったり、
再び片付けるのにも、さらに余分な手間がかかってしまう
収納となってしまうんですね!
いかがですか?
今回は間取りにかかわる『収納』に関するお話でしたが、
収納はただ広ければいいわけでもありませんし、
数が多いだけでもいけません。
片付けやすく、片付けの手間をカット出来、
スッキリ片付いた住まいを維持するためには、
収納は、必要な場所に必要な広さがあることが大切です。
また、収納のつくり方をしっかり考えることも大切です。
あなたの一生気持ちよく住み続けられる家づくりに、
少しでも参考にしていただければと思います(^^)