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新年のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。
昨年は台風による土砂崩れ、地震や噴火など自然災害が多く発生し、
自然の力に改めて畏敬の念を感じた年でした。
住まいをつくり守っていく者として、
さらにしっかりとした家づくりをしていかなくてはならないと感じました。
又、一方で第5回「山形の家づくり大賞」において、惜しくも大賞は逃したものの、
入選をいただきました。
加えて、二年越しで考えてきた長期優良住宅「祥の家」の新築工事を着工させ、
今春完成する見通しが出来た事は、
弊社にとりまして大きな高揚感と自信になっております。
これからも資材の高騰と職人さん不足が心配されますが、
皆様の期待に応えられますよう努めてまいります。
来年も尚一層のご愛顧と御指導、ご鞭撻下さいますようお願い申し上げます。

2015.01.09:syo-kk:コメント(0):[コンテンツ]

「祥の家」 上棟

  • 「祥の家」 上棟

祥の家は在来工法で建てます。
今、日本の森林は造林された木材が伐採時期を迎え、たくさん木材を利用できる状況です。
しかし、それに対して建築資材などとして使われる量が少なく、つまり、
木が成長する量(使用可能量)が今使われている量(現在の使用量)を
超えている状態だそうです。
森は伐採し、植付、下刈、間伐などの手入れをし、
木を成長させまた伐採していくというサイクルを続けていく事で、
健全な森林が育ち、川が清らかになり、海が育ちます。
木材をたくさん使う事でさらに森林が成長し二酸化炭素の削減にもつながります。
そのようなことから、柱や梁といった構造材は出来るだけ山形市産材を使う事にしました。
柱・梁には木片を接着剤で合わせた集成材があります。
集成材は大きな節や割れなどの欠点を取り除いた木質材料なので
安定した強度性能を持っています。
無垢の木材は割れ、ねじれや反りといった欠点があります。
集成材に比して安定した強度がないため、
断面寸法で、無垢の木材の強度をカバーしていきます。
また、割れはさほど強度には影響が少ないそうです。
祥の家では土台にカラマツ、柱には杉、梁には杉一部米松の集成材を使用しています。
11月下旬から12月と天候不順な日が続きましたが、ようやく上棟の日を迎えました。
ここまで無事工事が進んできた事への感謝と、
これからの工事の安全、そして竣工後も建物が安泰である事を祈りました。
工事関係者に集まっていただき、家族全員共々拝礼をしました。
餅まきは、私、息子、孫と三人が行いました。
長期優良住宅の「祥の家」は三代に渡って住み続けることになるでしょう。

2014.12.22:syo-kk:コメント(0):[コンテンツ]

「祥の家」 基礎工事

基礎工事には、布基礎とベタ基礎の二つの工法があります。地盤があまり強くない場所では、ベタ基礎が採用されています。ベタ基礎は不同沈下が起きにくくなりますが、コンクリートの量が多く必要になるので、建物の自重が重くなります。
今度の「祥の家」では布基礎を採用しました。コスト面を考えるとコンクリートの量が少なるなるので、有利かなと思ったのですが、実際積算をしてみるとベタ基礎とさほど違いはないようです。
長期優良住宅として工事を進めていくので、基礎工事についても構造計算をしています。(長期優良住宅でない場合は構造計算を省略する事ができます)計算してみると、一般的な木造住宅の(長期優良住宅ではない)基礎より鉄筋の量は若干増えました。ハウスジーメン様による配筋検査では指摘事項もなくスムーズに鉄筋工事は完了しました。
次にベース(基礎の底の部分)のコンクリートを打設しました。冬季間のコンクリート打設なので、強度を補正した生コンを使用しました。コンクリート圧送車で、生コンを打設し、終わったら、全面にシートで覆い、練炭で暖をとりました。練炭を知らない人も多くなってきている現在、このようにして、使用する事も珍しくなってきていると思います。ベースのコンクリートが完成したら、今度は立ち上がり部分のコンクリートを打設しました。コンクリートの強度は長い時間をかけて、上昇していきます。型枠は、所定の強度が出たので脱型し、土を戻して、基礎が出来上がりました。
コンクリートを打設すると不思議に猫が寄ってきます。コンクリート舗装する時など、よく足跡を残していきます。これをなかなかうまく防げません。今回も近所の猫でしょうか、足跡をしっかり残していきました。

2014.12.16:syo-kk:コメント(0):[コンテンツ]

「山形の家づくり大賞」コンペ入選

第5回「山形の家づくり大賞」コンペに応募しました。このコンペは
2年毎に開催されるものです。以前弊社は第2回「山形の家づくり大賞」
に始めて応募し、大賞をいただきました。そして今度は二度目の応募です。
大賞は逃したものの入選をいただきました。審査委員講評の中で
「シンプルな建物ながら、設計のセンスの良さと施工の質の高さが評価
された」との話がありました。とても嬉しくありがたく思いました。これも
ひとえに地元の家づくりに対する思いが優れている山形の匠と、お客様に
少しでも良い建物を造るという思いを込めた施工技術の高さを評価して
いただいたのだと思います。
今回、入賞した弊社の他の作品(建物)もすばらしいものでした。
これを機に更なる努力をしてまいります。

    

2014.11.26:syo-kk:コメント(0):[コンテンツ]

いよいよ着工!!

いよいよ工事が着工しました。今まで描いてきた自分たちの住まい・夢を
ものにしていきます。
まずは、安心で安全な家を建てるには、地盤調査をしなくてはなりません。
今回はスウェーデン式サウンディング試験+ハンドオーガー試験+
含水比試験で地盤調査を行ないました。建設予定地は山形の扇状地にあり
昔の笹谷街道沿でもあり、良い地盤だと言われてきたので、
安心しておりましたが、一部分(以前畑であった場所)に軟弱なところがあり、
砕石転化という方法で地盤を補強する事になりました。根切(掘削)するために
バックホーが現場に入りました。重機が大好きな妻は目をキラキラして
少々興奮気味です。補強する部分(2.5m×2.5m)の1m土をとり、砕石を
30cmづつ入れ突き固めしてゆきます。補強完了後、再度、地盤調査をし
強固な地盤である事が確認されました。

    地盤調査しているところ 

    砕石転化で地盤補強   

地盤調査を手掛けてくれたのは、南相馬市から震災原発事故の為、
避難してこられたMさんです。南相馬では大規模な農業を営んでいたそうですが
事故により山形に避難し、現在地盤調査の仕事をしているとの事でした。
「山形は食べ物は美味しいし、年がら年中おまつり”があって良いところだね~♪」
私はこの地を気に入ってくれた話を聞きとても嬉しくなりました。
                         …  つづく  …
 

2014.11.17:syo-kk:コメント(0):[コンテンツ]
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