ニカラグア初日の午後からはセルジオさんのドライミルへやってきました。
実際に皆さんに飲んでもらうコーヒーになるまでは、摘み取ったチェリーを様々な工程で処理していくのですが、ここは主に最終段階の「乾燥処理」をする場所です。
↑こちらもとても広い敷地があり、沢山のコーヒーの処理中でした。
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こちらのナイスガイはネクシーさん。
こちらの乾燥処理のスペシャリストで、彼の手にかかれば触っただけでどの程度水分が抜けているか見分けられると以前話されていました。
乾燥処理職人のような方です。
↑皆さんに飲んでいただいているエル・ポルベニール農園のコーヒーは上の写真のように、コーヒーチェリーの中からお豆を取り出してから丁寧に乾燥処理しています。
以前にも話したかも知れませんが、セルジオさんは美味しいコーヒーを育てる研究者のような方で、いつもは14日間ほどかけて天日で処理するところを、屋根つきのアフリカンベッドで35日と通常の倍以上の時間をかけて「糖度が増すのではないか?」という仮説を立てて処理作業を行っていました。
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こちらは、コーヒーチェリーをそのまま天日で乾燥する「ナチュラル」という処理の仕方です。
ネクシ―さんが触っている写真のものより黒っぽいの分かるでしょうか?
よくブラジルやアフリカで行われることの多い処理の仕方なのですが、これまでスペシャルティコーヒーの処理方法としては、ニカラグアではあまり見かけることのなかったやり方です。
こちらの処理の特徴は、果肉ごと乾燥させるのでチェリーの糖度を最後の生豆に仕上げるまで残せる可能性があり、独特な風味が発達しやすいのですが、セルジオさんはニカラグアの土地でこの処理を行ったらどうなるか?ということも今回トライしていましたね。
いろんな農園を周っていると、様々な考え方の農園主と出会いますが、セルジオさんは確立したやり方を毎年同じように行うというよりかは、毎年ベストを尽くしながらも、もっと美味しいコーヒーを育てられるんじゃないか?と更なる可能性に挑戦しながら取り組んでいる生産者です。
セルジオさんに限りませんが、僕らが生産者の皆さんからこの「コーヒー生豆」という素材を譲っていただく状態になるまでは、毎年そんな知恵と努力の結晶を集めて、その年のベストにベストを尽くしたものをバトンとして手渡してくれていることを強く感じますね。
エル・ポルベニール農園のお求めは こちら
(地震の影響で、被災地へのお届け、時間帯指定はできませんが配送可能になりましたので、ご注文受付再開しました。どうぞ皆様のご注文お待ちしています。)
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