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『高橋和歌バイオリン演奏会』が開催されます

  • 『高橋和歌バイオリン演奏会』が開催されます
白鷹音楽愛好会第2回演奏会
高橋和歌バイオリン演奏会
日時/2010年3月21日(日)
午後2時開演(午後1時30分開場)
会場/白鷹町文化交流センターあゆーむ ホール
出演/高橋和歌(ヴァイオリン)、田中良茂(ピアノ)
料金/白鷹音楽愛好会会員無料
(入場の際会員証を受付にご提示ください)
<非会員のかた>一般/2,500円  小中高生/1,000円
主催/白鷹音楽愛好会
お問合せ/白鷹音楽愛好会事務局(電話/0238-85-4450)

◆ 曲目 ◆
エルガー :「愛のあいさつ」
ホルスト :「惑星」から「ジュピター」
チャイコフスキー :「懐かしい土地の想い出」
青森県民謡 : 「津軽じょんがら」
ドボルザーク : 「新世界」から「ラルゴ」
ビゼー : 「カルメン」
ほか


 ヴァイオリン/高橋和歌さん(お名前をクリックすると公式ホームページがご覧いただけます。)とピアノ/田中良茂さんのデュオです。

~「まず、ヴァイオリンの音色の美しさやピアノの強靭なタッチを心行くまで楽しんでもらいたい。プログラムの殆どがよく知られた名曲ばかり、しかも、技巧的に難曲が多いからである。どうか、間髪を容れない2人のソリストの、呼吸というべきか、掛け合いなどにも注目していただきたい。」(「白鷹音楽愛好会」通信No.2より)~

 白鷹音楽愛好会非会員の方も有料にてご入場いただけるそうですので、詳しくは主催者様までお問合せください。
2010.03.04:siraayu09:コメント(0):[お知らせ]

『キルトフレンド“花”作品展』を開催します。

  • 『キルトフレンド“花”作品展』を開催します。
キルトフレンド“花”作品展
会期/平成22年3月2日(火)~3月7日(日)まで
時間/午前9時~午後5時
会場/白鷹町文化交流センター あゆーむ 文化伝承室1
入場料/無料

 『キルトフレンド“花”』の作品展です。
 入場料は無料ですので、みなさまお誘い合わせの上お気軽においでください。
2010.02.25:siraayu09:コメント(0):[お知らせ]

あゆーむホールの響き(担当者雑感)

  • あゆーむホールの響き(担当者雑感)
「響きがいい」という意味は?
 オープンして約半年、あゆーむホールを使った催しの中でもクラシック系の公演については、出演されたアーティスト、お客様から「響きが最高!」と賞賛の声をたくさんいただいております。
ただしオープン当初には、「しゃべっている声が聞き取りづらい」「映画のセリフがわかりづらい」などの声が寄せられていたのも事実です。
 実はあゆーむホールは、音響特性を室内楽などの演奏時に最適になるように設定しています。そのため、通常の多目的ホールよりは残響時間が長いホールなのです。
 残響とは室内の音を止めた時、後に残る響きをいいます。残響があると心地よく響きます。わかりやすい例で言うと、カラオケのエコー(リバーブ)とかお風呂場で歌うときとかのイメージです。
 いわゆる生音による音楽では豊かな残響を必要します。そういう意味では、あゆーむのホールは全国的に見ても、非常に優れた音響特性を持つホールといえると思います。
 反面、残響が多いとスピーチの明瞭度は損なわれます。温泉の大浴場などで会話をすると、よく聞き取りづらいといった経験をお持ちかと思います。あんな感じです。講演会とか映画などの催しの際には、逆に残響時間がないほうが聞き取りやすくなるのです。特に拡声装置(PA)などを使った場合は、スピーカーの配置などもその催しに合わせて工夫する必要が出てきます。
 一つのホールを音楽や講演会、また大音量を出すポピュラー音楽など多目的に使用しようとすると、当然残響時間はその催し物に応じて調整できることが必要になります。
 せっかくの響きのある音響設計を施したホールの特徴を活かしたまま、多目的に使う方法。もちろん意匠も損なわないように。使ってみてはじめてわかるこの課題について、オープン直後から設計に携わった本間設計さんと永田音響設計さんを交え、さまざまな検討を行ってきました。
 最小の投資で必要な効果を得るため、吸音カーテンをうまく組み合わせて使って、残響時間を調整する方法を選びました。
 当初からある客席後部の吸音カーテンに加えて、①照明のスクエアバトン上部 ②キャットウォーク壁面 ③ステージ美術バトン にそれぞれ設置できるように新たに吸音カーテンを購入しました。
 現在は、照明のスクエアバトンに吸音カーテンを設置した状態を通常モードとしております。クラシックコンサートでちょっとトークが入るという催しで試してみましたが、響きと明瞭さのバランスとして結構いい感じかな、と思っています。
 講演会などスピーチを中心とした催し物や電気音響設備を使用するポピュラー音楽の演奏などの際には、そのほかの吸音幕も設置してみるとなお効果が上がると思われます。
 カーテンの設置は、手作業になりますがいろいろ工夫しながらより良い使い方を考えてみたいと思っています。
 ちなみに、カーテンを全部設置したときの残響時間[500HZ]推定値は満席時1.0秒程度ですが、うしろのカーテンまで全部開けると、残響時間[500HZ]は空席時2.6秒、とのことです(笑)。
   
2010.02.24:siraayu09:コメント(0):[さむすぺ!]

Quintet H 木管五重奏コンサート(前編)

  • Quintet H 木管五重奏コンサート(前編)
Quintet H
木管五重奏コンサート
2010年1月30日(土)
開演/午後2時00分 (開場/午後1時30分)

■ 第1部 ■

 第1部はモーツァルト作の『魔笛「序曲」』で華々しく始まりました。
 クインテット・アッシュを代表して会場のみなさんにご挨拶された宮崎さんもおっしゃっていた通り、まさに「演奏会の幕開けにふさわしい」、これからの時間への期待をより高めてくれるような1曲でした。
 
 2曲目は、プーランク作の『ノヴェレッテ』。
 もとはピアノで演奏されるものを木管五重奏用にアレンジしたもので、前者と比べると「よりあたたかい音色のアンサンブル(濱崎さん談)」というように、同じ曲でも演奏する楽器が変わるとその印象も随分と違い驚きました。

 さて、2曲が終ったところで、クインテット・アッシュのみなさん各人の自己紹介と楽器の説明がありました。(以下、実際の自己紹介順)
素晴らしい演奏と素敵なトーク/クインテット・アッシュの皆さん
◆濱崎由紀さん(クラリネット)◆
 「クラリネットが黒いのは、もとから黒い“グラナデラ(黒檀の一種)”という木で作っているため」とのこと。
 また、寅年にちなんであの「とらさん」でおなじみの映画のテーマ曲も、実はクラリネットが使われているということを教えていただきました。

◆最上峰行さん(オーボエ)◆
 メンバー内唯一の東北出身者として、ちょこっとだけ“東北弁”を披露し、会場を盛り上げてくださいました。
 演奏に使用する“リード”は1本作るのにとても時間がかかり、その半面3日くらいで駄目になってしまうため、「この日の白鷹での演奏と同じ音はこの演奏会でしか聴けない」ということでした。

◆佐藤由起さん(ファゴット)◆
 「ファゴットとはイタリア語で“薪の束”という意味で、楽器を分解して持ち運ぶのが薪に見える」ところからそう呼ばれるそうです。(英語圏では主に“バスーン”)
 楓で出来ていてかなり重く(3.5~4kg)ストラップ無しでは演奏できないそうですが、木管で一番低い音から3オクターブ出る楽器で、よく伴奏などに使われ「縁の下の力持ち」のような存在ということでした。

◆宮崎由美香さん(フルート)◆
 「金属で出来ているフルートが何故木管楽器なのか?」それは、「昔は木で作っていた」からだそうで、金属の方が良く響いて大きい音がするため改良されたということでした。
 さらに“循環呼吸奏法(パーマネント・ブレス)”というフルートの奏法を実演してくださり、その途切れることのない滑らかな音に会場のみなさんもとても感心していたようでした。

◆猪俣和也さん(ホルン)◆
 「ホルンは金管楽器だが、その音色が木管楽器の音色と良く混ざるため、木管五重奏として一緒に演奏している」とおっしゃっていました。
 音の鳴る仕組みも、まず楽器からマウスピースだけを外して吹いて下さり、次にそれが楽器に繋がった時にどういう音に変化するのかをわかりやすく教えてくださって、最後に誰もが知っているあのラッパのマークのメロディも聴かせてもらいました。

 3曲目はモーツァルト作『キラキラ星による12の変奏曲K.265』。
 これもほとんどの皆さんが一度は耳にしたことのあるメロディだと思います。
 「12の変奏曲」とあるとおり、次から次へと軽やかにメロディが移り変わり、まるでその様は夜空で輝く大小様々な星たちそのもののようでした。

 第1部最後の曲は、オーボエ奏者でもある茂木大輔作『木管五重奏のための「父の掌」』でした。
 初めて聴きましたが、出だしの優しく少しだけ切ないような旋律から、一転して荒々しいまでの激しいリズムになったりととても変化に富んだ素敵な曲で、聴いているとその情景が脳裏に浮かぶようでした。
 演奏会後のアンケートでも、この「父の掌」が好きだと書いて下さっている方が何人かいらっしゃったようです。


 ここまでで、演奏会は一旦休憩に入りました。

 引き続き<第2部>、<交流会>の模様は『Quintet H 木管五重奏コンサート(後編)』をご覧ください(^^)
2010.02.23:siraayu09:コメント(0):[イベントレポート]

Quintet H 木管五重奏コンサート(後編)

Quintet H
木管五重奏コンサート
2010年1月30日(土)
開演/午後2時00分 (開場/午後1時30分)

■ 第2部 ■


 第2部はクラシックコンサートを聴き慣れていない方でも、より親しみやすく楽しんでいただけるような構成でした。

 初めに演奏されたのは宮崎駿映画音楽作品より、『海の見える街~「魔女の宅急便」より~』・『いつも何度でも~「千と千尋の神隠し」より~』の2曲です。

 第2部は曲と曲の間にオーボエの最上さんが進行役を務めていらっしゃいました。
 トークでは1月28日、29日にかけて行われた『アクティビティ(訪問コンサート)』のことにも触れられて、特に子供たちの目が元気で、いろいろなことに興味があるような良い目だったとおっしゃって下さいました。

 また曲の合間のトークでは、今回白鷹町に来ての感想や町内のスーパーでお土産を買った話などみなさんのオフの部分も垣間見せてくださったので、会場にいたみなさんと演奏者の距離がぐっと近づいた感じもしました。

 第2部最後に演奏されたのは、映画『サウンド・オブ・ミュージック』より、これまた劇中曲のメドレーでした。
 曲のタイトル全部は分からなかったものの、どれもやはり聞き覚えのある曲ばかりで、楽しい気持ちになりました。

 アンコールでは、まず出てきて下さったクインテット・アッシュのみなさんひとりひとりに、あゆーむサポーターから花束が贈られました。
 その後『千の風になって』を演奏され、演奏後の会場には大きな拍手が鳴り響いていました。

交流会にて(1)/クインテット・アッシュの皆さん
 コンサート後の交流会では、当日中に東京に帰らなければならないという時間の制約がありつつも、クインテット・アッシュのみなさんも最後までリラックスした雰囲気で楽しんで下さっているようでした。

交流会にて(2)/クインテット・アッシュの皆さん
 とっても素敵な笑顔、いただきました!


 無事コンサートも終了いたしました。
 最後になりましたが、御来場いただきました皆様、素晴らしい演奏を聴かせてくださったクインテット・アッシュのみなさんはじめ関係者の皆様、大変ありがとうございました!
2010.02.23:siraayu09:コメント(0):[イベントレポート]