畔藤熊野神社の上塗り完成
いよいよ白鷹町畔藤の熊野神社のし新しい獅子頭の塗りが仕上がり、獅子の内部に 記名を書き入れ、金箔の工程に入った。塗りの最後の工程は目の1mm幅の朱のリング 状のラインを描いてから獅子の内部に記名を書き入れ乾いてから金箔の工程に入る。 極細の朱のリングを真円に描けるか塗師の腕の見せ所であるが、彫りの段階で真円に 近く作れているかどうかが問題である。 眉と耳は黒く本体の朱と唇の朱は微妙に明度や彩度が違わせている配色だ。 金箔が目や歯に入ると、また化学変化が起きて雰囲気が変わり、白のタテガミが入ると 獣感が増して豊に変化してくる。丸太から完成まで七変化どころの変身変態を繰り返し 生まれてくる獅子頭造りの神秘は言葉では表せない喜びである。 手本にした江戸時代250年前の獅子頭の作者である宮村の彫師 高橋小平衛と成田の塗師 横山直太郎は、どんな想いでこの獅子を制作したのか・・まだまだ答えは浮かんでこな い。
2025.08.04