途絶えてしまった。西村山を中心の各地で㊀系の神楽集団が発足し伝播し、その神楽が家々を回
っていた。
「餌鷹大神楽の最初の公演は、市内印役町の印鑰(いんやく)神明神社から始まり、蔵王の酢川
温泉神社で終わる」と聞いていたので印鑰神明神社の獅子頭は取材している。
先日、縁あって蔵王の方と知り合う事が出来て、その話をすると酢川温泉神社の獅子頭を取材代行
してもえる事になったのだ。
スマホからライブ中継してもらい神社内を見渡すが、積雪対策の為か神社は鉄筋コンクリートに
改築されていて、期待した奉納木札は皆無だった。まとめて取ってあるのかも知れない・・・。


赤い獅子頭が一対所蔵されていた。
獅子頭の造形や作風を見ると鼻が黒く、両耳の下に巻毛が三つあり㊀系の獅子頭と思われる。
時代的には若く見えるが、塗り替えされた可能性もあり何とも言えない。
獅子頭の眼が楕円形なのが手掛かりの一つだろう。
そして内部の写真には記名文字らしきものが見える・・手にとって現物を確認したいものだ。
蔵王から下った山形市半郷の熊野神社の資料に「獅子組による獅子廻し」を行っていたという
資料がある。
その写真に写っている獅子頭と作風を比較をしてみるが判別がつかない。
結局、自分で取材し獅子頭を実際この目で確認しないとなんとも言えないというのが結論である。

来月、蔵王にてイベントがあり十日町白山神社の獅子舞が披露される!必見
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