類は類を呼ぶ・・また小振りの総宮神社型の獅子が大小二頭入院して来た。
大きい獅子は軽く桐材で、前歯に亀裂が入り、二頭共に埃を被ってタテガミが劣化し苦労のご様子である。
大きめの獅子には金で書かれた記名があった。
昭和五十八年十二月吉日 白鷹町高岡 須貝一總作と書かれていたが、名前は須貝摠一氏の間違いだろう。
小さい獅子には記名が無いが作風が似ていて、ハート型の鼻の穴の形は竹田吉四郎風である。
左が小形善四郎の作
畔藤の雷神社の獅子頭も来ていて、並べてみると鼻の穴の形が似ている。昭和9年小形善四郎の作で、鼻は
竹田吉四郎で大きめの目は梅津弥兵衛の影響を受けた感じがする。
先日、某建設会社から寄贈された雷神社の二作目の獅子頭は板谷氏の作という事がわかった。
この秋にかけて、小振りの獅子が異常に集まって来た。コロナ感染は収束してないが、人々の心に何か変化
が芽生えたのだろうか?
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