金粉調塗料4号色という物を使って施工してみた。

以前同じ塗料製造会社から同系の金粉調塗料「ミラクルゴールド」を使用してみて、その効果を経験

していたが、本金箔より少し赤味が強かった。金粉調塗料4号は施工してみるとうたい文句通り青味

がかって本金箔に近かった。下地色は黒だったが少量で被覆力が強くムラも出にくく、乾燥が早いので

少しの乾燥時間でマスキングを剥がせる。せっかち彫師には持って来いの塗料である。








今回、この塗料を導入したのは大獅子の金箔押しのコストと仕上がりを考慮しての事だった。

吹き付け塗装なのでハケ塗り仕上げと比較して容易であるが反面、マスキングに時間が掛かるデメリット

を覚悟しなくてはならない。だが、吹き終えて一瞬でマスキングテープを剥がす時は気持ちが良く、仕上

がりが確認できて面白い。







本金箔の獅子頭と比較しても違いが分からない。金箔の下地に使用すれば最強ではないだろうか?

最近作の塗りが終了したので、後は乾燥を促し養生である。

展示場でのカシューの塗料臭が気になる。真夏なので抜けは早いと思うのだが・・・。